3.11東日本大震災から10年が経ちました。
未曽有の震災の爪痕はいまだに癒えてはいません。
日本は地震が多い国、ここなら地震は起きないという場所は無いのではないでしょうか?
「南海トラフ」地震など大きな地震も懸念されますが懸念される災害は地震だけではありません。
最近では過去にあまり例の無いような台風の被害や集中豪雨による水害など様々な災害が起きています。
日本のどこに住んでいても「自分には無関係」とはいえないのです。
目次
東日本大震災の記憶
TVで見た東日本大震災の津波の記憶は強烈なものでした。
東日本大震災の当時は東京・六本木で仕事をしていましたが、 震源地から離れた東京にいても今までに経験したことが無いような揺れを経験しました。
家族や自宅に被害は無かったのは幸いでしが、 首都圏の交通は完全に麻痺し、輸送がストップしたことでコンビニからはあっと言う間に食料品や飲料が無くなりました。
電池やカセットコンロ用のガスなどもすぐに売り切れ、ガソリンスタンドも長蛇の列になり、計画停電などもあって生活に大きな混乱をきたしました。
その事を切っ掛けに、自宅では非常用の飲料水や避難持出袋を用意するようになったのですが、十分な備えかどうかは不安があります。
屋内の安全確保について
近年の地震では、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになってケガをしたり亡くなったりしているようです。
家具の転倒によって被害を受けることを考え、転倒防止対策を講じておく必要があります。
・家具が転倒しないように家具を固定する。
・寝室や子ども部屋には、できるだけ大きな家具を置かない。
置く場合も、背の低い家具にするとともに、家具が出入り口を塞ぐことがないように家具の向きや配置を工夫する。
・手の届くところに、懐中電灯やスリッパなどを備えておく。
※床に割れたガラスが散らばっている可能性があるため、必ず履物は手が届くところに置いておきたいものです。
飲用水・食料・生活必需品などの備蓄
電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、飲料水や保存食などを備蓄する必要があります。
特別に防災のために用意する必要はなく、普段の生活の中で利用している食品等を備えることでも良いと思います。
何を備蓄すればよいか?
備蓄の例をあげてみましょう。
・飲料水 3日分(1人1日3リットルが目安)
・非常食 3日分の食料として、レトルトのご飯、ビスケット、板チョコ、乾パンなど
(栄養のバランスよりもエネルギーのもとになる炭水化物で日持ちがするもの)
・トイレットペーパー・ティッシュペーパー・マッチ・100円ライター・ろうそく・カセットコンロ など
※ できれば「1週間分」の備蓄があると安心できると思います。
※ 飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要になります。
水道水を入れたポリタンクを用意したり、お風呂の水をいつも張っておくことを習慣にすると良いと思います。
非常用持出袋の用意
自宅に被災の可能性があるときには、安全な避難所等に避難することになります。
避難所に必ず必要物資があるとはかぎりません。
避難所生活に備えて「非常用持出袋」を準備しておくと良いでしょう。
すでに詰め合わせた状態で販売しているものでも良いですが、リュックサックに必要なものを詰めておいてもOK。
ただし、いざという時に持ち出せなければ何にもなりません、すぐに持ち出せる場所において置くことが肝心です。
非常用持出袋の内容
・飲料水、非常食(乾燥非常食、缶詰、ビスケット、チョコレートなど調理の必要がない食料)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手、ロープ、ガムテープなど
・懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
・衣類、下着、毛布、タオル
・洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ
(乳児がいる場合は、ミルク・紙おむつなど)
その他に長期の避難に備えて
・預金通帳、印鑑、現金、健康保険証などは余裕があれば持ち出せると良いでしょう。
またスマートフォンは連絡の他に、様々な情報収集に役立ちます。
ソーラー式の充電器など非常時に携帯電話の充電ができるグッツを備えておくことも考えておきましょう。
緊急時の連絡方法を決めておく
職場や学校など、別々の場所にいるときに災害が発生した場合に家族観で連絡が取れなくなることもあります。
家族でLINEのグループチャットなどを作っておくなど、安否確認の方法や集合場所などを決めておいたほうが良いでしょう。
しかしながら、東日本大震災のときにはしばらくの間、固定電話も携帯電話もつながりませんでした。
災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり連絡がとれない場合もあります。
そんな時には次のような災害時伝言サービスを利用すると良いと思います。
災害用伝言ダイヤル
伝言ダイヤル「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている人は伝言を再生することができます。
災害用伝言板
携帯電話からインターネットサービスを使用して文字情報を登録し、自分の電話番号を知っている家族などが、情報を閲覧できます
※通信会社によってサービスが異なるため、平常時に確認しておくことをお勧めします。
避難場所等をを確認しておく
災害が起きた時には、慌ててしまって正しい判断ができないことがあります。
災害が起こった時に、冷静に避難するためには事前に確認したり、準備しておくことが大事です。
お住まいの自治体のホームページや「国土交通省ハザードマップポータルサイト」などから防災マップやハザードマップを入手し、避難場所や避難経路を確認しておいて下さい。
なお、地震なのか?洪水なのか?災害の種類によっても危険な場所や避難所が異なることがあります。
そのあたりも含めて事前に確認しておいてください。
非常時には情報収集も大切
SNS が一般的になり、様々な情報がSNS 経由で発信されるようになっています。
例えば、Twitter の地震速報は、TVのニュース速報よりも情報が早いといわれています。
災害時にはそのような情報をタイムリーにキャッチすることが、家族の安全にも役立ちます。
情報を発信するアカウントは多数ありますが、公的なものは押さえておいたほうが良いと思います。
その他
これらの一般的な準備以外にも季節によっても備えるべきものは変わってきます。
夏と冬とでは必要な物資も衣類も異なります。
特に冬の防災では「防寒対策」が大きな問題になってくるでしょう。
東日本大震災の時には計画停電があり、オール電化の我が家は慌てて石油ストーブを一台買いました。
保管する場所があれば「石油」とセットで一台持っていると安心です。
また、コンパクトに収納することができる「ダウンジャケット」や「毛布」などの防寒具は非常持出しできるようにしておいたほうが良いと思います。
大災害になれば長期の停電になることも考えられます。
値段は少しお高くなりますが、ポータブル充電機など非常用電力についても検討してください。
カセットボンベで発電できるタイプもあります。
災害時の準備は、
「なーんだ、使わないうちに賞味期限過ぎてる。必要なかったな?」
ということが多いかも知れませんが、それはむしろ運が良かったと考えるようにしましょう。
備えあればなんとやらという言葉もあります。
大切な家族が困らないためにも是非準備をしておいてください。
また火災保険と地震保険への加入もお忘れなく。
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