2020年は梅雨が長かった分、猛暑がイキナリやってきた感じですね。
連日の猛暑日で外出するのも嫌になります。
もちろんバイクに乗るのも億劫なほど暑いのですが・・・。
家の中にいては面白くないし不健康。
どこか涼しく過ごせる場所がないかといろいろと調べた結果
奈良県の天川村(てんかわむら)まで日帰りツーリングに行ってみることにしました。
紀伊半島のちょうど真ん中あたりにある「天川村」。
洞窟あり、渓流ありの避暑にはもってこいの場所です。
この日は朝から晴れて暑かったので「天川村」にタンデムツーリングに行くことにしました。
新しく購入した「B+com 6x」のテストも兼ねて。
「B+com 6x」と「AGV K3 SV」のテスト
新規購入したB+com 6xを、やはり新規購入したAGV K3 SVに設置して初のツーリング。
タンデム用のヘルメットには、いままで自分で使っていたDAYTONA DT01を移植しておきました。
AGV K3 SVのツーリングでの使用感と、B+com 6xのテストも兼ねてのツーリングとなりました。
ちなみに今までかぶっていたSHOEIのジェットヘルには、
B+com 6xの「スピーカーセット」と「取付ベース」を別途購入してB+com 6xが使えるようにしています。
連れを迎えに八尾へ
この日の連れは八尾市在住なので大阪中心部から八尾まで30分程の距離を迎えに行きました。
連れと合流して、早速B+com 6xとDAYTONA DT01を接続。
操作に慣れない分多少の時間はかかりましたが無事接続完了。
「メチャクチャ音がデカイ!」
それまでタンデム用のヘルメットには中華製のインカムをつけていたのですがこれがイマイチ音が悪かったのです。
B+com 6xとDAYTONA DT01ではすごくクリアに聞こえます。
ボリュームを落としていざ出発。
走っている間も会話はかなりクリアに聞こえ、とりあえず安心。
買った甲斐がありました。
八尾を10:30に出発。
八尾から天川村までは80km程、約2時間の一般道の道のりです。
洞川(どろかわ)地区
始めに立ち寄ったのは「洞川地区」ここには洞川温泉を始めとして温泉旅館や土産物などが建ち並んでいます。
寂れた場所かと思っていたので、思ったより賑わっていて驚きました。
ようこそ、霊峰に抱かれた名水と修験の里・洞川温泉へ
洞川(どろがわ)温泉郷は大峯山から発し熊野川の源流ともなっている山上川のほとり、標高約820m余りの高地に位置する山里で、その冷涼な気候から関西の軽井沢とも呼ばれるところです(洞川の気候・天気)。どことなくなつかしく、昭和の時代にタイムスリップした雰囲気を漂わせるまちなみには、旅館・民宿が20数軒、そのほかに土産物店や陀羅尼助丸を製造販売する店13軒や各種の商店が軒を連ねています。
引用元:大峯山 洞川温泉観光協会 HP
洞川温泉の入り口手前には「天の川温泉センター」があり、日帰り入浴を楽しむこともできます。
秋になったら「天の川温泉センター」にも行ってみたいと思います。
亀清
時間もお昼をまわっていたので、洞川の旅館街でとりあえず腹ごしらえをすることにしました。
店舗は広くないのですが、店先で「鮎」を焼いているお店を発見。
店先に椅子やテーブルを置いて食事をしているお客さんもいて賑わっていたので寄ってみることに。
バイクを邪魔にならない路肩に停めて近くにいくと
店主の老夫婦が処せましとお客さんの相手をしています。
道路の向かいに小さなテーブル席が二つあり、一席空いていたのでキープしました。
鮎、あまごなどの塩焼きや、お手製の「鯖寿司」などを販売していて、どれも美味しそう。
中には昼間から鮎をつまみに酒盛りをしているお客もいます。
早速注文したのは
・鮎の塩焼き550円 ・子持ち鮎の塩焼き880円
・鯖寿司4個(一個110円)・缶ビールとノンアルビール
これだけ買うと「おまけ」に茹でたサツマイモ1本がついてきました。
席に運んで食べようとしたとき店主のお爺さんが皿を二つもってきて
・イワナやサバの刺身 ・魚を圧力釜で煮込んだ酒のアテ4種類
「はい、これサービス」
とてもサービスで出てくるとは思えないような料理に感激!
どれもとても美味で大変満足しました。
ここの店主はとてもサービス精神が旺盛なようで、子供にはお菓子を振舞っていました。
洞川温泉にいったら「亀清」に寄ってみて下さいね。
オススメです。
ごろごろ茶屋
その後、洞川温泉の先にある「ごろごろ茶屋」へ。
ここでは駐車料金と引き換えに百名水にも選ばれた「ごろごろ水」が汲み放題。
皆さん大量のタンクやペットボトルを持ち込んで「これでもか!」というほど名水を汲んでいました。
私たちの目的はこの「ごろごろ水」では無かったので、空いている蛇口で名水を一口だけ飲んで道路の向かいの駅へ。
この駅は電車の駅ではなく「トロッコ」の駅なのです。
面不動鍾乳洞
涼を求めたツーリングなので「鍾乳洞」探検を候補にいれていました。
ごろごろ茶屋の向かいにある駅から「トロッコ」が出ています。
トロッコといっても、恐らく林業用の木材を運ぶ荷物用トロッコに椅子を6席付けた簡易なものです。
それに乗って急こう配を5分ほどで登っていきます。
かなり急な勾配になった木々の間を抜けて登っていくのはアドベンチャー感が少しあって楽しいです。
鍾乳洞の駅に着くと入場料を支払ってヘルメットを被ります。
中はかなり狭いようなので荷物は小屋で預かって施錠してくれます。
ガイドさん(オジサン)に続いて鍾乳洞の中へ。
入口付近はかなり狭くアヒル歩き状態でないと前に進めません。
少し進むと広い空間へ。
かなり涼しいですよ!
ガイドさんは5℃と言ってましたが・・・10℃位かな・・・w
ガイドさんがしっかり説明してくれて30分ほどで出口へ。
鍾乳洞の涼しさですっかり汗も引き、元気になりました。
御手洗渓谷(みたらい)
その後、最終目的地の「御手洗渓谷」へ。
洞川温泉から少し戻って二股を左折したところに「御手洗渓谷」があります。
20分程度の道のりでしょうか。
途中から道が細くなり対向車も来ますから注意してくださいね。
しばらく進むと右手に渓谷の清流が見えてきます。
清流の岩場には所々に「涼をとったり」「水遊び」をする人の姿が見えます。
「御手洗渓谷」自体は結構広いので人混みの心配は無いのですが、駐車場施設が充実していないようで、所々で車が詰まっています。
道が広くなったトンネルの手前に何台かバイクが停まっていたので、路肩にバイクを寄せて駐車しました。
渓谷沿いを歩きながら良さそうな場所を探していると、公衆休憩所(トイレ併設)の向いあたり上の方に橋があったのでそちらの方に行ってみることに。
階段を上り橋を渡ると、滝の上に丁度良い場所を見つけました。
ビニールシートを敷き、短パンに着替え清流に足を付けると
「めっちゃ冷たっ!!」
直射日光が当たらない時間でもあったので、水に足を付けながらしばらく休憩。
「こりゃ最高だわ!!」
生き返るような「清流のせせらぎ」と「涼しさ」、冷たい水に触れると火照った体が元気になっていきます。
「これはとても良い場所を発見してしまった・・・」と内心ほくそ笑みながら、寛ぎの時間をしばらく楽しみました。
あまり混んでしまうのも嫌ですが、間違いなくオススメです。
ちなみに天川村では、バーベキュー場やキャンプ場以外でのバーベキューは禁止されています。
以前は良かったらしいのですが、ゴミを放置するマナーの悪い人がいたために禁止にしたようです。
清流を守るためにはその方が絶対良い!
その後、活力が復活したので大阪への帰途につきました。
AGVのヘルメットは長時間かぶっていても、どこも痛くなることが無く、自分に合っていると感じました。通気性も良いと思います。
インナーバイザーは遮光性もある反面、トンネルや夜間でも視界に不安を覚えることも無くすごく見やすかったですね。
欲を言えば、インナーバイザーを開閉するツマミが、グローブを装着していると操作し辛いこと位でしょうか?
ロングツーリングが快適になりそうです。