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分譲マンション or 一戸建 どちらを選ぶ?☆ メリット・デメリットを徹底検証

マイホームを購入するときに特に大都市圏の方が選択しなくてはいけないのが

「マンションにするか?一戸建にするか?」

という問題です。

初めから「自分は断然マンション派」「自分は絶対戸建派」という方は別として

どちらにするか迷われる方、あるいは「どちらかと言えば・・・派」

という方にはこの記事を是非読んでいただきたいと思います。

ではまず、マンションと一戸建、それぞれの特徴を整理してみましょう。

 

分譲マンション

 

メリット

1.駅が近いなど交通便の良い立地が多い

2.オートロックがついていたり、管理・警備を専門の会社に委託しているのでセキュリティがしっかりしている

3.共用部の清掃やメンテナンス、庭の手入れなどは管理会社が手配してくれる

4.基本的に玄関の鍵さえ閉めておけば安全

5.室内が平面(メゾネトタイプ以外)なので階段の上り下りが無くて生活や家事が楽

6.宅配ボックスやフロントサービスがあって便利

7.気密性が高く冷暖房効率が良い

デメリット

1.毎月管理費・修繕積立金を支払わなくてはいけない

2.駐車場使用料がかかる、駐車場が1台分しか使えない、車から部屋まで荷物を運ぶ手間がかかる

3.原則として室外に物を置くことができないので収納スペースが限られる

4.両隣・上下階に気を遣う(音の問題など)

5.郵便物や新聞を1Fのポストまで取りに行かなくてはいけない

6.ペットを飼う時に制限があるなど、管理規約に従う必要がある



一戸建

メリット

1.毎月定額の管理費・積立金がかからない

2.駐車場料金がかからない、スペースがあれば複数台駐車できる

3.専用の土地がついているので庭など建物以外に自由に使えるスペースが多い

4.室内の足音などを気にすることが無い

5.パジャマのまま新聞や郵便物を取りにいける

6.ペットを自由に飼うことができる

 

デメリット

1.駅至近の物件は少ない

2.戸締りをする箇所が多い。セキュリティは警備会社と契約するなど自身で考えなくてはいけない

3.建物のメンテナンス、修繕、庭の清掃・手入れなど手配したり、自分で行う必要がある

4.2階建て以上の建物が多く、家事などの際に上り下りの負担がある。

5.宅配便等の受け取りを原則として自身で行わなくてはいけない

6.マンションに比べると冷暖房効率が悪く光熱費がかかる


この他にも、一戸建ならばバルコニーに気兼ねなく布団を干すことができますが、マンションはバルコニーの手すりに布団を干すことが禁じられているケースが多かったり、洗濯物の干し方にも制限があったります。

マンションは部屋の内側以外は共用部扱いになるため、バルコニーは共用部になり「タバコ禁止」「物置を置いてはいけない」など用途が制限されます。

マンションと一戸建の両方に住んだ経験談

マンションに住んだ経験談

私の場合、横浜市内の新築マンションを購入し10年ほど住みました。

その後、同じ横浜市内の築後7年の5LDKの一戸建に買換え現在も住んでいます。

最初に購入した新築マンションは3LDK。

ペット可のマンションだったので夫婦ともに犬が好きだった私たちはすぐに犬を飼いました。

無駄吠えするような犬は近所迷惑なので性格のおとなしそうな犬種を選びました。

マンションのここに注意1)ペット可でも管理規約や使用細則に注意

ペット飼育可能というマンションでも、ペットの種類や大きさ、飼育数などが規約で決められている場合が多いのです。

ゴールデンレトリバーを買ってしまったが、体長50cmを超える犬は禁止されていた。

などということが無いように事前に確認しておきましょう。

 

購入して1年ほどで長女が生まれ3年後に次女が生まれました。

マンションのここに注意2)新築マンションは結露しやすい

すべてのマンションがそうとは言いませんが、新築マンションはコンクリートの中にまだ水分を多く含んでいます。

特に日当たりが悪い北側の部屋は湿気やすいのです。

それを知っていたので、私の家では浴室の換気扇はつねにONにしておき、北側の部屋のドアは常に開け、乾燥機を頻繁に使って結露しないようにしていました。

 

子供が小さいうちはマンション内に同世代の家族が多かったため、公園デビューもスムーズにいきママ友もすぐにできたようです。

マンション内には同じ幼稚園に通う子供もいたので子供にも友達ができやすい環境でした。

ただ、共用部を一緒に使うので時々問題になることがありました。

「バルコニーでタバコを吸う人がいる」

「駐車場へ車を停める際のマナーの問題」などが管理組合の総会などで議題にあがります。

3年目に管理組合の役員の順番が回ってきて副理事長をやりました。

月に一度は理事会に出席しなければいけないのは少し面倒でした。

マンションのここに注意3)

新築マンションは比較的コミュニティができやすくママ友や子供の友達もできやすい。

その反面、そこで浮いてしまったり、仲間外れにされると逃げ場がない。

マナーを守って上手にご近所付き合いをする必要があります。

マンションのここに注意4)

管理組合の役員は順番で回ってきます。

大規模修繕(10~15年に一度)の内容を決めるタイミングで役員になると結構大変なので、立候補してでもその時期に役員にならないようにした方が良いかもしれません。

 

下の子供が幼稚園にあがる位になると家族で出かけることが多くなりました。

海水浴にいったりキャンプにいったりするのに大きめの車に買い替えました。

購入したのは「シボレーアストロ」。

私は平面駐車場が使えていたので駐車は問題無かったのですが、立体式の方だったら駐車できませんでした。

マンションのここに注意5)

駐車場によって駐車できる車両の長さ・幅・高さ・重量などが制限される場合があります。

特に機械式駐車場の場合には注意が必要です。

 

私のマンションはリビングの隣に6畳の和室がついていて、それも含めて3LDKでした。

和室は個室というよりも、子供の遊び場兼、家事室兼、犬の部屋となっていて個室の役割は果たしません。

子供が小さいうちは良いのですが、小学校にあがるようになると個室の部屋を欲しがるようになってきます。

当然、お父さんが書斎を持つなんてことは夢のまた夢。

子供の成長に伴い遊具の他様々なものが増えてくると収納スペースが不足してきて子供部屋にしていた部屋がどんどん納戸状態になってきます。

収納が多いマンションを購入したつもりだったのですが収納が限られたマンションでは収納の悩みは付き物です。

バルコニーは広いのですが物置を置くことは管理規約で禁止されていたのでホームセンターのコンテナ程度を置くのが精いっぱいでした。

マンションのここに注意6)

マンションは収納が限られているので効率的な収納を考えないと一部屋を納戸しなくてはいけなくなります。

そうなると3LDKでも実質2LDKになってしまいます。

また、バルコニーは災害時の避難路になるためバルコニーに物置を置くことは禁止されている場合がほとんどです。

子供が小さいうちは特に問題もなく比較的快適なマンション生活を送っていたのですが、

長女が小学校に上がってしばらくすると将来を考えてもっと広いところへ住み替える話が出始めました。

そのころマンションの管理組合で大規模修繕の話も出ていて、今後の修繕のために修繕積立金を値上げする話も議題にあがっていました。

マンションのここに注意7)

新築マンションでは当初管理会社の提案に基づいた「長期修繕計画」が提示されます。

この修繕計画で約10年後に実施されるであろう「第一回目の大規模修繕」に不足が無いように修繕積立基金と毎月の修繕積立金が徴収されますが、第二回目の大規模修繕では積立金が不足するため途中で修繕積立金を値上げせざるを得なくなります。

このようにマンションの管理コストは値上げされることが当たり前なのでそのつもりでいて下さい。

結果的に、長女が小学一年生の夏休みに同じ駅の5LDK、築後7年の一戸建に買い替えることになりました。

幸い、私のマンションはまだ築10年ほどで外観も綺麗でしたし、利便性も良くて大手分譲。

私もプロなので、欲張ることもなく適正な値付けをし、部屋をスッキリ見せる工夫もしたためマンションはすぐに売却できました。

ただ、子供は小学校で友達ができて楽しく過ごしていたので引っ越す時は寂しくて泣きました。

マンションのここに注意8)

マンションは売却のタイミングも大事になってきます。古くなったマンションは売りづらくなってきます。

また、売却活動が長引くと「売れ残り感」が出てしまい余計に売りづらくなるので適正価格で早期に売却を完了させたほうが良いでしょう。

また、可能な限り家族の意向も考えたいものです。

私の場合、長女が小学校にあがる前の方が良かったかなと思っています。

 

一戸建に住んだ経験談

築後7年でまだ新しいとは言え、引っ越す前に外壁の塗り替えキッチンの取替等で400万円ほどかけてリフォームしてから新居に入居しました。

また、その際にセキュリティの問題を考えてSECOMに加入加入しました。

一戸建のここに注意1)

一戸建の場合、マンションとは違ってセキュリティは自分で考えなくてはいけません。

多少のコストはかかりますが、万が一のため警備会社の警備システムへの加入をおすすめします。

引っ越した当日に、ご近所にあいさつ回りにいきました。

お隣の人が町内会のことなど色々と親切に教えて下さったのですが、そこでゴミ当番があることを知りました。

持回りでゴミ当番が回ってくるのですが、ゴミ当番になった週は、週に3回、ゴミネットを朝7時位までに準備して、ゴミの回収が終ったらネットを撤収、当番が終ったら付きの当番にゴミネットを引き継ぐというものです。

結構面倒ですね。

一戸建のここに注意2)

一戸建は自由気ままなようですが、町内会の決まりや役割分担があります。

子供は地元の小学校に通い始まましたが、近くに同級生がいなかったようでなかなか友達だできず苦戦していたようです。

同じ町内の子供はうちの子より大きい子供が多かったようです。

一戸建のここに注意3)

新築マンションは大勢が一緒に入居してくるためコミュニティができやすいのですが、中古の一戸建だと一世帯だけの入居になります。

前からあるコミュニティにあとから単独で入って行かなければいけないので始めは馴染むのに少し苦労するかもしれません。

また、近所に井戸端会議が好きな奥さんがいと、ちょっとしたことでネタにされます。

庭でバーベキューをしただけでかなり悪口を言われた方もいました。「洗濯物を干していたら匂いがついた。昼間にバーベキューなんて常識が無い」というものでした。

一戸建とは言え地域のコミュニティやマナーには気を付けたいものです。

引っ越した家は庭付きの5LDK。

前の所有者が置いていってくれた大き目の物置や屋根裏収納、床下収納もあったので収納力は抜群でした。

物置はキャンプ用品やゴルフバッグなどアウトドア系のものをすべて収納することができましたし、

クリスマス用品や雛人形など季節にしか使わないものはすべて屋根裏収納に仕舞うことができました。

造園業者にお願いして庭には芝生を植えて、記念樹なども植えてみました。

ところが、これが裏目に。

最近では連休の度に庭の木を1本づつ切り倒しています。

一戸建のここに注意4)

芝はメンテナンスが結構大変です。日が当たらないと枯れるし、春になると雑草が生えます。

庭木の枝もどんどん伸びるし、冬になると裏の雑木林から際限なく落ち葉が落ちてきます。

庭の掃除やメンテナンスは結構骨が折れます。

人に頼むとお金がかかる。「あ、マンションの管理費にはこういうのも入っているのだ」と改めて気づきます。

大掃除の時にもやらなくてはいけないことが多く大変です。

一戸建に引っ越してやがて冬になりました。

広くなったこともありますがマンションに比べると寒い。

シングルサッシだったこともあって、家の中を温かくしていると、朝起きた時に窓にはかなり結露をしてしまいます。

仕方なく、家じゅうの窓という窓をペアガラスやダブルサッシに変えました。

一戸建のここに注意5)

住宅性能があがってもマンションに比べると壁が薄い一戸建は冷暖房効率が悪いので光熱費は増えてしまいます。

また結露対策も必要な場合があるので、サッシなどはなるべくペアガラスやダブルサッシが良いと思います。

一戸建まマンションのように管理費や修繕積立金がかかりませんし駐車場代も無料です。

その反面、建物や設備のメンテナンスや修理など、何かあればすべて自己負担になります。

一般的に吹き付けの壁は汚れがついたり、防水性能が下がるので10~15年に一度塗装したほうが良いと言われています。

屋根も汚れますし、雨樋に枯れ葉もたまります。

設備も汚れてきたり性能が低下したり壊れたりします。

実は引越して12年目の今、私の家は大規模修繕中です。

入居する時に外壁塗装をしたので12年に一度の修繕ということになります。

(その間にも細かなメンテナンス、修繕はしています。)

今回は、外壁塗装、屋根の塗装、庭木の伐採など全部含めて350万円ほどの出費になりました。

一戸建のここに注意6)

マンションは管理費・修繕積立金・駐車場代がかかるけど一戸建はかからないと考えている方がいるかも知れません。

ところが、一戸建を良い状態で保ちながら快適に住もうと思うとマンション以上にお金がかかるのです。

しかも、すべて自分で決めて手配もする必要があります。

 


ここまでお読みになっていかがでしょうか?

マンションにするか?一戸建にするか?悩みますね。

一長一短ですからw

自分の今のライフスタイルに合う方を選んだ方が良さそうです。

例えば・・・

私が、一戸建は面倒だからマンションにしようかと考えているとお思いですか?

 

マンションにしたらバイクやバイク用品を置く場所が無くなってしまいます。

バイクのメンテナンスをする場所も無くなるでしょう。

バイクを手放すことは考えられません。

自分の部屋も無くなってしまうかもしれません。

それは私にとって我慢の限界を超えています。

子供も大きくなって庭で遊ぶことも無くなったし、いっそのこと

一番面倒な庭をすべてコンクリート敷きにしてしまおうかと考えています。

 





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