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年収1000万円以上稼ぐなら不動産業がおすすめ ☆ 転職やステップアップも思いのまま

皆さんは不動産業という職業についてどんな印象をお持ちですか?

胡散臭い?

派手?

仕事がきつそう?

もしかしたら、あまり良い印象をお持ちでない方が多いかもしれません。

 

不動産業といっても様々な領域があります。

参入障壁が低いため、新規開業も多く、社長が1人でやっているような零細企業も多く存在します。

特に不動産仲介業、不動産賃貸業、不動産転売事業などは星の数ほどの業者がひしめいています。

 

筆者とその周辺

筆者自身は東京の大学を卒業し、現在の会社に入社しました。

特に不動産業を目指していたわけではありません。

誘われて何となくそのまま入社したのです。

業界の知識も入社した会社の内容もほとんど知らないまま入社しました。

 

初めについた部署は、郊外エリアで個人の住宅の売買を仲介する最前線の部門です。

今とは時代が違い「ブラック企業」「パワハラ」という言葉さえない時代。

休日は週に1日、夜遅くまで働いていました。

正直な話、当時は不動産営業の仕事は好きではありませんでした。

ただ、当時は残業手当がフルについていたので一年目から年収は500万円を超えていたと思います。

 

その部門で10年働き(途中数年はラインスタッフ)、都心で高額不動産の仲介をする部門に異動希望を出しそれが叶いました。

そして、富裕層顧客の資産コンサルティング部門、関西支店の法人営業部門、本社法人営業部門と経験を積んできました。

40歳になるころには仕事が楽しくなり、権限も与えられたので、この仕事を面白く感じるようになったのです。

今の部門は、企業の不動産を主に扱う部門で、ビルや工場・ロジスティック施設、商業施設など比較的大きな案件を扱っています。

ビジネスの相手は、企業、デベロッパーが中心となります。

不動産業界は、比較的離職率が高いと思われているかもしれません。

しかし、2019年の厚生労働省のデータ(2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概要)では不動産業界の離職率は15.1%と決して高くはありません。

恐らく、大手デベロッパーなど、ホワイト企業の離職率が極端に低いことが理由の一つだと考えられます。

 

私の同僚は、それなりの数が会社を辞めました。

ただ、それは必ずしもマイナスの意味合いではありません。

独立する人、実家の不動産業を継ぐ人、より待遇の良い会社に転職する人など、転職して良くなっている人も多いのです。

 

ちなみに、私が何故転職をしなかったかというと

①比較的給料が良い(景気が悪くても給料が下がらない会社でした)

②それなりの役職と権限を与えられた。

③自分が希望する仕事をやらせてもらえて楽しかった。

の理由があったからです。

 

なお、いまでは残業もあまりありませんし、週休2日のほかに有給休暇の取得も義務付けられていますので、決してブラックな企業ではありません。



不動産業界の年収

では、不動産業界の年収はどれ位なのでしょうか?

「年収ランキング運営事務局」が2021年に発信している記事によると

不動産企業の平均年収ランキングです。

全体的に景気が上向き傾向にある不動産業界。

住宅ローンが日銀のマイナス金利政策の余波で低金利を推移しているためか、新築住宅の需要も増加傾向にあります。

しかし、永遠にこの高需要が続くわけではありません。

需要が落ち着いたとき、バブルが弾け、地価が大暴落してしまうのではないか…という見方もあるようです。

今後、人口減少問題にも真正面から向き合わないといけない不動産業界。上場企業ではどの程度の年収があるのでしょうか。

不動産業界の年収を知るべく年収が高い順に企業名が並んだ「不動産業界の企業のランキング」を作成したので、ご紹介します。

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引用元:「年収ランキング運営事務局」不動産業界年収ランキングより

ちなみに、不動産業界の年収上位ランキングは

①ヒューリック1,761万円

②日本商業開発1,501万円

③三井不動産1,263万円

④三菱地所1,248万円

⑤東急不動産HD1,114万円

となっています。

 

不動産業界で長く仕事をするなら仲介業はやっておくべき

不動産業の基本は不動産仲介業だと思っています。

不動産仲介業の経験と知識があれば、転職も独立もしやすいからです。

 

再度、私の経験を解説すると

郊外でのマイホーム仲介多くの取引を経験できたためノウハウと知識が取得できた。取引数を多くこなすことで仕事のスピード感が身に付いた(修行)。
都心での富裕層仲介富裕層とのコネクションができた。広範囲の相場観が身に付いた。
富裕層コンサルティング建物の構造、事業収支、税務など幅広い知識が身についた。
支店法人仲介地方での人脈形成、より広範囲のマーケット感覚が身に付いた。
本社法人仲介情報ルート形成、人脈形成。

このように、様々な部門で得られた経験や知識を蓄積することができているため、やろうと思えば会社を離れても、そして年齢がいくつになっても仕事が無くなることはないと自負しています。

ちなみに、40~50歳くらいのときには頻繁にヘッドハンティングの電話がかかってきていました

なかには魅力的な条件提示もあったのですが、今の会社と仕事が面白かったのでとどまりました。

 

私の会社は、業界の中でネームバリューがあるため、それなりの経験をされた先輩方は定年退職後も他の企業で活躍されている方が多くいるのです。

デベロッパーに憧れて不動産業界を目指すのは、もちろん良いことですし、面白い仕事だと思います。

 

しかし、将来独立することや、老後の不安からいつまでも収入を得られる仕事が良いと考えるならば、

まずは、不動産業のベースとなる「個人の住宅仲介(リテール部門)」で数年修行を積んでおいた方が良いかと思います。

そこから、都心の高額案件や法人仲介、あるいは不動産コンサルティングというふうに経験をしていけば、

経験のベースがしっかりしているのでノウハウが積み上がりやすいと思います。

その後は、デベロッパー、ファンド系の会社、信託銀行など自分の行きたい道を選択すれば良いのです。



そうそう「宅地建物取引士」の資格はそれほど難しくないので早めに取得しておくほうが良いでしょう。

 

 

 

できれば大都市で

不動産業の仕事だけに言えることではありませんが、地方の普通の都市と大都市ではマーケットのボリュームが全く違います。

要するに仕事の量と大きさが全くにして違うのです。

そのなかでも東京は別格

日本の中では飛びぬけて大きなマーケットです。

続いて大阪(関西)、名古屋、福岡のマーケットが仕事をするのには良いマーケットだと思いますが、

東京のマーケットボリュームには遠く及びません。

その証拠に、地方のデベロッパーは、東京でのビジネスチャンスを狙い、その多くが東京に進出するのです。

 

なので、これから就職する方や転職をお考えの方におすすめするのは、東京の大手不動産流通会社に就職することです。

大手というのはビジネスチャンスも多く、たくさんの経験ができるからです。

そして、たくさんの経験をし、業界内で仲間をつくり、自分なりの情報チャンネルを作って下さい。

 

そうすれば、転職もステップアップも独立の道も開けてくると思います。

年収1,000万円どころか2,000万円以上。

あるいは独立して億万長者への道も決して夢ではありません。

 

ちなみに私は今の会社でとりあえず定年まで働くつもりです。

なぜなら、それなりの収入を得ることができて、楽しくて楽だからです。

 

その後は、趣味のバイクを楽しみながら、知り合いの会社を手伝うか、仲間と会社をつくるか、はたまた自分で会社をつくるか。

まだ何年かあるのでゆっくりと考えたいと思っています。




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