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コロナショック!インバウンドの消滅で日本経済は大打撃!☆ インバウンド頼みはダメなのか?

新型コロナウイルス拡大による出入国規制によって海外から来日する観光客は皆無に。

輸出入の規制も含めて厳しい状況になっています。

 

東京や京都もそうですが、私の住む大阪でも観光客の姿は見られなくなりました。

大阪の中でも中国人観光客の姿が目立った「ミナミ(心斎橋~難波)」

年末までは通行人で溢れかえっていて、そのうち7~8割が中国と韓国の観光客といった感じでした。

 

「緊急事態宣言後」店舗休業などが目立ちます。

しかし、その前からミナミの人通りはおよそ7割減っていたのです。

大阪のミナミ周辺には、中国人をメインとした観光客向けのホテルがたくさん建築されました。

工事をとめるわけにいかず、いまでも建築中のものもあります。

完成しても現状では開業できないでしょう。

営業自粛で休業中のホテルばかりが目立ちます。

この事態に持ちこたえられず、実際に倒産しているホテル会社も増えてきています。

詳しいデータは観光産業ニュースに掲載されていますのでご興味がある方はご覧ください。

トラベルボイス(観光産業ニュース)参照

第二次安倍内閣発足以降、日本は観光産業に力を入れ、その成果が出ていた矢先に起こった「コロナショック」。

「外国人頼みが良くない」

「中国離れは必要」

などという声が聞こえてきますが、本当にそうなのでしょうか?

 

 

日本は衰退していく?

日本の人口は、2010年過ぎまで増加しましたが、現在は減少に転じています。

人口推移予想では、現在は減少傾向にあり、今後その状況は続いていきます。

人口が減るということは、国内需要が減少していくことに繋がりますので、「内需減少」傾向になっていくということで、国内だけで経済が成長していくことはありません。

以前「メイドインジャパン」の工業製品は、アメリカをはじめ多くの国で高く評価され、SONYに代表される電気製品ブランドが売れに売れた時代がありました。

しかし、韓国や中国、台湾といった後進の製品のレベルが向上したことにより、価格競争力が弱い日本のメーカーは、家電製品、PC、スマホなどから撤退していきました。

自動車等の車両や電子部品等の一部を除くと、明らかに「メイドインジャパン」の競争力は無くなってしまいました。

いままでと同様の方法では、日本の経済成長は無く、日本という国と国民が経済的に豊かになることはできなくなってしまったのです。

 

 

 

シンガポールの例

2013年以来、エコノミストはシンガポールを「最も住みやすい都市」として格付けしています。

金融・貿易・医療などの各分野で世界でも高いレベルにあり、

シンガポールは、今ではアジアで一番の国になっています。

私は、仕事でシンガポールを訪れたことがあるのですが、

独特の訛りがある「シングリッシュ」とうい言葉が公用語の英語圏の国です。

白人系、中国系、マレー系、インド系など複数の人種が混在していて、社会福祉が整備され、医療・教育も最高レベル。

物価は高く、特にタバコ・酒などの嗜好品や自動車などは日本の二倍以上の価格です。

驚くのは「シンガポール港」に溢れる貿易船の数の多さです。

「マリーナ・ベイ・サンズ」の屋上から見ると船の多さにびっくりしますよ。

なぜ、これほど貿易船が多いのか?

一つの理由は、「関税の安さ」にあります。

「横浜港」や「神戸港」なども以前は世界の水揚げ上位を誇っていましたが、いまは衰退してしまいました。

安いのは関税だけではありません。

法人税や所得税、相続税も安いため、世界の金持ちがシンガポールに移住しています。

シンガポールは、治安が良く、税金が安く、高いレベルの教育を受けることができ、世界最高レベルの医療を受けることができる国なので、お金持ちが集まり結果的に税収も多いのです。

また、一度シンガポール政府の高官にお会いして話をしたことがあるのですが、

彼が言うには

「自分たちはいつでも日本でのプロジェクトに1プロジェクトあたり1000億円単位の投資をする用意があるので、投資の案件をドンドンください」

というのです。

彼の部門が、国民の税金や民間の投資マネーを世界各国の案件に投資をする役割を担っているということでした。

国策として「海外投資」を積極的に行っているんですね。

人、物、金が集まる仕組みを作ることに成功した国。

それが今のシンガポールです。

【関連記事】

大阪大改造!大阪が大阪じゃなくなる!?☆ 東京の変貌を見てきたから言えること

 

 

 

コロナに学ぶこと

「新型コロナウイルス」は疫病の一種で、「コレラ」や「スペイン風邪」などと同様です。

一時的に抑え込む必要があるので「緊急事態宣言」「自粛」といったことが必要かと思います。

今回の件で明白になったのが、日本の医療政策の脆弱性です。

現場の医師や看護師の皆さんは最大限の努力をしており頭が下がる思いです。

一方で、「PCR検査」の数が一向に増えない。

検査数は韓国に大きく水をあけられており、

ベトナム等の後進国と同じレベルです。

民間の医療レベルは決して低くないのに国がコントロールできていないのが見えてしまいました。

国策として「医療技術」「医療施設・要員」「製薬技術」にあらためて力を注ぐ必要があります。

補助金についても、対応の遅さが目立ってしまいました。

「なんのためにマイナンバーがあるのか?」

という声もでています。

「マイナンバー」作ったならちゃんと使えるデータベースにしてください。

 

 

シンガポールに学べ

「中国人は来るな」

「脱・中国」

と言っていては日本はどんどん遅れた貧しい国になってしまいます。

シンガポールのように

「中国」でも「韓国」でも「ロシア」でもうまく利用する「したたかさ」を持つ必要があります。

・関税を引き下げ、横浜港と神戸港を再整備し、バンバン貿易船が入ってくるようにしたらいい。

・外国企業が「日本に支店を出したい!」と考える税制優遇をしたらいい。

・金持ち外国人が「日本に住みたい!」と思うような「税のしくみ」にしたらいい。

そうすれば、日本は豊かになり、国民も豊かになります。

中国に「依存」するのではなく「投資させる」のです。

「チャイナマネー」を上手く利用する。

というこでは無いでしょうか?

彼らのお金が日本に落ちれば、今回のような危機対策にあたっての「ファンド(蓄え)」もできるというものです。

とりとめのない話でしたが、今回はこの程度で。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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