築地市場が豊洲に移転しました。
市場自体は移転しましたが、周辺の場外市場は今どうなっているのでしょうか?
銀座から築地、そして浜離宮と歩いてみましたので、その様子をお話しします。
築地市場(東京都中央区)が2018年10月6日に、83年の歴史に幕を下ろし、同年10月11日に豊洲(江東区)へ移転し1年が経ちました。
「日本の台所」として全国各地から採れたての旬な生鮮食品が集まり、世界最大の魚市場であった築地。
「TSUKIJI」は世界でも名前が知れ渡るほどのブランドであり、海外の高級鮨店では、築地からネタをわざわざ空輸しているというところも少なくなかったようです。
築地市場は大きく「場内」「場外」の2つのエリアに分かれていて、豊洲へ移転した「場内」には、プロの料理人や業者が魚介や野菜を仕入れる「仲卸売り場」や早朝からここで働く人と仕入れを終えた人の食事やひと時の憩いの場、また産地の関係者が市場に来た際に打ち合わせや接待で利用していた「魚がし横丁」などがありました。
私も、仕事で近くに行った際には「うなぎ」などを食べに足を運んだものです。
また、場外にも様々な飲食店が軒を連ね、都内だけでなく日本各地から観光客が訪れていました。
インバウンドが盛んになってからは、「場内」「場外」ともに外国人観光客でにぎわいを見せていました。
「築地市場」の最大の長所は都心から近いことです。
銀座から10分程度で歩ける立地は、気軽に行くことができると同時に、「銀座で買い物をしたついで」など、ついでに行けるとても便利でした。
豊洲では・・・そうはいきません。
では、「場内」市場が無くなってしまったいま、「場外」市場はどうなっているのでしょうか?
今回、銀座に用事があったので、久しぶりに歩いてみました。
築地周辺はデートや休日の散歩、観光に最適
先にも書きましたが、築地はとても便利な場所にあります。
銀座から晴海通りを歩くと、10分あまりで築地に着いてしまいます。
また周辺にも「立ち寄り」スポットや「観光スポット」があるので、一日たっぷりと遊べます。
では、周辺のスポットから先にご紹介しましょう。
築地本願寺
築地本願寺は、東京都中央区築地三丁目にある浄土真宗本願寺派の寺院。
東京都内における代表的な寺院の一つで、京都市にある西本願寺の直轄寺院です。
築地「場外市場」の目と鼻の先にあるので、気軽に立ち寄ることができます。
築地本願寺の特徴は、何といってもその建物。
一般的な「寺」のイメージを大きく裏切られます。
画像:wikipediaより引用
現在の本堂は1934年の竣工。
古代インド様式をモチーフとしたこの建物は、当時の浄土真宗本願寺派法主・大谷光瑞と親交のあった東京帝国大学工学部名誉教授・伊東忠太による設計によるものです。
当時の宗教施設としては珍しい鉄筋コンクリート造で、松井組(現:松井建設)の施工により建築されました。
大理石彫刻がふんだんに用いられ、そのスタイルは現在においても斬新かつ荘厳で、築地の街の代表的な顔になっています。
本堂は重要文化財に指定されています。
また、本願寺の敷地内には、喫茶スペースを備えたブックセンター、レストランがあり、なんと宿泊もできてしまうのです。
さらに、パイプオルガンコンサートも開催されていますのでチェックしてみてください。
【築地本願寺 概要】
浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)
築地市場から歩いて15分ほどのところにあるのが浜離宮恩賜庭園です。
浜離宮恩賜庭園は、旧浜離宮庭園として特別史跡・特別名勝に指定されている都立庭園です。
この庭園は、寛永年間(1624~1644年)まで将軍家の鷹狩場で、一面の芦原でした。
ここに初めて屋敷を建てたのは、四代将軍家綱の弟で甲府宰相 の松平綱重で、綱重は将軍から海を埋め立てて甲府浜屋敷と呼ばれる別邸を建てる許しを得ました。
その後、綱重の子供の綱豊(家宣) が六代将軍になったのを契機に、この屋敷は将軍家の別邸となり、名称も浜御殿と改められました。
以来、歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行なわれ、十一代将軍家斉のときにほぼ現在の姿の庭園が完成しました。
そして、明治維新ののちは皇室の離宮となり、名前も浜離宮となりました。
浜離宮恩賜庭園の面積は、 250,215.72m2(約25ヘクタール)に及び、公園の中を歩いているととても都心にいるとは信じられないくらいに非常に自然が豊富です。
海水を引き入れ、潮の干満(水位の上下に従って水門を開閉)による眺めの変化を楽しむことができるようになっている「潮入の池」では、東京湾からボラ、セイゴ、ハゼ、ウナギなどの水生生物が入り込んで生息しています。
中島の御茶屋などの茶屋・休憩所やピクニックができる広場、東京湾を眺めることができる展望台など、ゆったりと自然を満喫できる場所が盛りだくさん。
水上バスの発着所もありますが、現在はコロナの影響で休業しているようです。
家族連れはもちろん、休日のデートにもってこいの庭園です。
【浜離宮恩賜庭園 概要】
浜離宮を散策してお腹がすいたら「築地場外市場」に戻りましょう。
築地場外市場
久しぶりに行った「築地場外市場」は・・・・。
ご安心ください、健在でした。
表通り、裏路地ともに所狭しと店舗が立ち並び、お客さんもかなり出ていて賑わっていました。
市場関係者は豊洲に行ってしまいましたが、場外市場の店舗はそのまま残っていて、そこを訪れる一般のお客さんは多いようでした。
それはそうですね。
豊洲に比べて築地場外市場はアプローチが格段に上なのですから。
一般顧客は築地に行きますよ。
海鮮丼を食べようと思い、一通り回ってみましたが、どこも混んでいました。
2人だったので比較的すいているお店に入ってお目当ての海鮮丼にありつきました。
瓶ビールも頂きご満悦。
とにかく海鮮丼を提供している店舗が多いので、どこに入るか迷います。
私が入ったのは「まるきた」というお店で、別業態(隣)で焼肉屋さんも営業しています。
お値段は少し高めかもしれませんが、味のほうはなかなかでした。
【海鮮丼まるきた2号店 概要】
そして、創業60年の有名なラーメン屋
「中華そば 若葉」へも久しぶりに行きました。
1人で食べきれなそうだったので1杯を2人でシェア。
安心してください。
そんな食べ方も築地場外だったら問題なくできてしまいます。
すぐに提供できるよう、極限まで細くした極細ちぢれ麺に、鶏ガラでとったあっさりスープがベストマッチ。
立ち食いですが最高です!
【中華そば 若葉 概要】
このほかにも、有名な江戸前の玉子焼きなど食べ歩きができるお店がたくさんあります。
スイーツもありますので女性にも喜ばれます。
また、築地場外市場ではイベントなども開催されますので、公式サイトでご確認ください。
築地場外市場が健在だったので安心しました。
築地本願寺⇔浜離宮恩賜庭園⇔築地場外市場
を回るコースは家族連れにも、デートにももってこいの散策コース。
いつもと一味違う散策をお楽しみください。
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