「バイクで高速道路を走行中に注意することは?」
当然、安全運転をすることが第一だと思いますが、道路が空いていると知らず知らずにスピードが出てしまうという方も少なくないと思います。
最近のバイクは性能が向上しているので時速100キロなんてアッという間に出てしまいます。
「覆面パトカーには注意している」
という方が多いのではないでしょうか?
バイクはオービスで探知されない?
「バイクのナンバープレートは後方にしか付いていないためオービスでは感知されない。」
「ヘルメットを被っているから人物を特定されない」
という意見がありますが本当にそうなのか?
と思って調べてみました。
すると摘発された事例がありました。
オービス撮影18回…速度超過常習のオートバイ男逮捕 張り込み、尾行で特定
オートバイでスピード違反を繰り返し、速度違反自動取締装置(オービス)に4カ月間で18回撮影されたとして、大阪府警交通指導課などは8日、道交法違反(速度超過)容疑で、大阪府豊中市旭丘のトラック運転手、吉本有輝容疑者(22)を逮捕した。
府警によると、オービスの画像を解析して車種を割り出し、違反が集中していた平日の早朝に周辺を張り込みナンバーを確認。尾行して勤務先を特定した。
吉本容疑者は「オービスが光ったことは分かっていたが、バイクは後部にしかナンバーが付いていないので、捕まらないと思った」と供述しているという。
逮捕容疑は4月23日~8月29日、大阪府吹田市の府道で18回にわたり、制限速度の時速60キロを上回る97~110キロで走行したとしている。引用元:2015.9.8. 産経WEST 記事
この他にも繰り返し違反を繰り返したり、悪質なものについてはその後の警察の捜査によって摘発された事例があります。
「ということは1~2回のスピード超過や悪質で無いものは大丈夫なのか?」
という疑問が生まれます。
恐らくそうなのでしょう。
1回オービスがピカッと光ったからといって警察が車種などを特定して尾行するとは考えられません。
なので「固定式オービスだけではバイクの速度超過は原則として取り締まれない。」ということになると思います。
でも安心はできません。
移動式オービスやWオービスも
移動式オービス
ワンボックス車両の後方に取締り機材を積載して非常駐車帯などで待機して取締りをしていることがあります。
この場合は現行犯になるためスピード超過とみなされれば検挙されてしまいます。
特徴
移動可能な神出鬼没のオービス。大型バンの後ろから車線にカメラを向けて待機。 普通のレーダー式ならまだ事前にレーダー探知機で予測はできる。 ステルス式になると、測定時にしかレーダーを発射しない為、 ステルス対応の受信機を装備していれば事前に予測はできる。
取締方法
ワンボックスの後ろにCCDカメラ、ストロボ(赤外線)、速度検出部、 距離検出部を使用して走行してくる車両に狙い撃ちしている。 高速道路の非常駐車地帯、PA・ICの合流地点、 一般道では左側斜線の車両が止めやすい場所などに現れる。
Wオービス
固定式のオービスの前方に速度検知装置を積載した車両を配備し、オービスを通過後に加速する車両を取り締まる方法です。
特徴
固定式オービスの先に移動オービスを設置することで固定式オービス通過後に速度を上げる車両をねらい撃ちする二重オービスの呼称。
取締方法
速度違反自動取締装置(オービス)を通過した後に加速するドライバーを、 その先に目立たないように設けた移動式オービスで捕捉する新しい取締り方法。
これらの方法であれば、バイクでも速度超過で検挙されてしまいます。
ただし、これらはいずれも有人式の取締りです。
無人の取締りではバイクは検挙されないということなのでしょうか?
最新型移動式オービス LSM-300
実は最新型の移動式オービスが既に配備されているのです。
この最新鋭移動式オービスの特徴は
大阪市内で目撃された新型オービス。探知機がほぼ感知しない仕様に変更されいる?
中略
ネズミ捕りのように持ち運びが可能で、固定式のように違反を検知するとその場で写真を撮影し、速度違反の通知書が送られてくるシステムです。
中略
移動オービスは、これまで速度取締りがおこなわれることはほとんどなかった制限速度30kmの住宅地や繁華街などでも運用されています。
引用元:MSNニュース「まさかの新型オービス配備開始! 探知機でほぼ感知不可能? 従来型と異なる部分とは 」
記事を読んでみると、新御堂道路の新淀川大橋あたりに設置されていたがレーダー感知器が反応しなかったと書かれています。
バイクにレーダー探知機を設置している人は少ないと思いますが、
「高速道路だけでなく一般道にも設置されレーダー探知機にも反応しない」
というのですから脅威に感じます。
この新型移動式オービスの特徴をまとめると次のようになります。
①手前の予告看板が無い
②最新レーダー探知機でも無反応
③15キロオーバーでも検挙
④小型で設置場所は無限
⑤高速道路トンネル内にも設置
⑥切符処理の場所が不要
⑦警官2名程度でも運用可能
⑧夜間や雨天でも運用
引用元:MSNニュース「まさかの新型オービス配備開始! 探知機でほぼ感知不可能? 従来型と異なる部分とは 」
LSM-300は、航空技術を導入していて、レーダー探知機が反応しない他に、夜間や雨天でもカラー撮影が可能だという驚異の高性能マシーンなのだそうです。
また、別の記事には気になることが書いてありました。
ちなみに、検出対象車両が「2輪車以上」となっているが、確かに移動オービスは、後方から速度を計測し2輪車のナンバーを撮影することも可能ではあるのだが、果たして今後、2輪車の取り締まりにも活用するつもりなのか、ライダーにとっては気になるところだ。
引用元:CARVIEW SCOOP!! レーザー式移動オービス、LSM-300の仕様書をゲット! やはり「その場でも検挙」、「2輪車も取締可能」という噂は、本当だった!
二輪車は関係ないとは言えなそうです。
警察がバイクのスピード違反を摘発するつもりならば、後方からの画像を撮影できる場所と角度にこの最新鋭移動式オービスを設置するでしょう。
そうなれば、たちまちナンバープレートから所有者を割り出され、ある日突然「出頭命令」が届くことも無いとは言えなそうです。
ライダーの皆さん、くれぐれもスピードの出しすぎには注意して、安全運転でBIKE LIFEを楽しんで下さい。
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