伊豆下田にある観音温泉は周囲を山に囲まれた源泉かけ流しの天然温泉。
地下600mから湧く強アルカリp.H9.5の泉質はヌルヌル感のある美肌の湯なんです。
伊豆ツーリングで観音温泉へ寄ってみた
筆者が観音温泉を訪れたのは伊豆ツーリングでのこと。
その日は箱根あたりで少し雨に降られ、湿ったウエアのまま西伊豆で食事をしたのですが、相方から観音温泉の話を聞き行ってみることにしました。
下田の温泉と言えば「金谷旅館」の千人風呂などが有名ですが、観音温泉の湯がとっても良いとすすめられ行ってみることにしたのです。
観音温泉があるのは下田でも町はずれの山間の地。
少し狭い山道を登った行き止まりの場所です。
着いてみるとなかなかの敷地の広さに、立派な建物が何棟もたっています。
よくこんな山奥にこれだけの施設を建てたものだと感心してしまいました。
観音温泉とは
この温泉は、昭和38年に創立者である会長が信仰していた観音様が夢枕に現れ、そのお告げを受け、当横川の地に温泉掘削を計画。
洞道を辿り、行き止まりの地に日本古来の探湯法(大地を五尺置きに深さ五尺の穴を掘り椀を伏せて埋め五週間後掘り起こし漆器の剥離具合をを見て一番ひどい所を中心に掘り下げる方法)により、掘り当てたそうです。
地下600mから湧く強アルカリp.H9.5の泉質を持つ温泉で、今では50万坪の広大な敷地に源泉が3か所。
宿泊もできる立派な施設となっています。
施設も綺麗でヌルヌルの湯が最高
本館の券売機で日帰り入湯料 大人1,500円(平日は1,300円)を支払い、受付を完了。
受付があるところはショップになっていてペットボトルに入った「飲む源泉」を購入することができます。
この飲む温泉には、痛風の原因である尿素を排出する働きがある一方、皮膚の汚れや分泌物脂肪を流す天然石鹸のような働きがある一方、油を溶け込ませる乳化力や素材の旨みを引き出す力があるといわれ、飲用によって血液中の脂肪やコレストロールを溶け込ませて排出するダイエット効果や料理用の水として優れているとされています。
受付には無料の飲泉サーバーがあったので試しに1杯飲んでみました。
飲む温泉を体験した後は温泉へ。
温泉は本館から少し歩いたところにあります。
敷地内は綺麗に整備され、所どころに東屋などがあり、まるで公園の中を歩いているようです。
3分程歩くと男湯に到着。
観音プリンシプルと名付けられた湯殿は、まだ新しく綺麗な建物です。
靴を鍵付きの下駄箱に入れ、脱衣所へ。
脱衣所にはコイン不要の鍵付きのロッカーがあって、そちらで服を脱いでいざ温泉へ。
洗い場はシャンプーやボディーソープが常備されています。
内湯は檜の湯で、湯に浸かると、ヌルヌルしますが肌への刺激を感じることはない正に「美肌の湯」。
露天風呂もかなり広く、寝湯や壺風呂などの他にサウナも完備しています。
露天の寝湯に浸かって緑深い山間の風景を眺めていると心も体も癒されまさに極楽。
普段はカラスの行水で長湯をしない筆者も、時間を忘れゆっくりと湯に浸かりました。
この日は3連休の中日でしたが、混雑していることもなく、秘湯と言えるような山奥の施設ならではだと感じました。
宿泊は、露天風呂付の客室などがあり、2食付きで夕食は懐石料理。
それなりのお値段ではありますが、ゆったりと湯治するにはもってこいの施設だと思います。
夫婦や恋人同士での利用に良さそうです。
伊豆の山奥にある「観音温泉」、ドライブやツーリングの際に利用してみてはいかがでしょうか。
【施設情報】
所在:静岡県下田市横川1092−1【地図】
営業時間(日帰り):平日 11:00~16:00まで(最終受付15:00)
土・日・祝 11:00~17:00まで(最終受付16:00)
電話:0120-01-9994
0558-28-1234
公式サイト:【公式】観音温泉 | 静岡県伊豆奥下田 飲泉・自家源泉かけ流しの秘湯
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