新橋・虎ノ門と言えばサラリーマンの街なので、ランチタイムにはそんなサラリーマンたちがどっと飲食店に押し寄せます。
そんな中で飲食店側もしのぎを削っているため隠れた名店が多いのもこのエリアの特徴と言えます。
今回はそんな飲食店のなかで立食い蕎麦「さだはる」をご紹介します。
「さだはる」は駅からは離れるが行列必至の人気店
蕎麦「さだはる」があるのは新橋駅、虎ノ門駅、内幸町駅の3駅からほぼ等距離の場所。
いずれからも徒歩5分以上かかります。
運動不足のサラリーマンにはちょうど良い距離かもしれません。
南側には港区立桜公園がありサラリーマンの憩いの場所となっています。
中にはピクニックシートを広げて寛ぐ強者もいます。
大通りから少し離れるため周辺は事務所ビルが多い中でポツンポツンと飲食店がある比較的静かなエリアです。
そんな中に突如現れる入店街のサラリーマンの列。
通りかかれば誰しも「なんのお店?」と気になるはず。
そのお店が蕎麦「さだはる」です。
ランチ時には10人待ちが当たり前ですが、そこは立食い蕎麦、回転が速く少し待てば入店できます。
外に椅子が積み上げられているのは夜は座って飲める蕎麦居酒屋に奈良からです。
さだはる の蕎麦はどんな蕎麦?値段は?
「さだはる」の蕎麦は少し太めに切られた田舎蕎麦。
ただそれほど黒い色をしているわけではありません。
「乱切り蕎麦」もありこちらは細切り、太切りが混ざったもの。
メニューは冷たいそば、温かいそばの他にカレーや天丼などと蕎麦が楽しめるセットメニューが豊富。
また漁師蕎麦、山かけ納豆蕎麦、南蛮豚そばなどオリジナルメニューもあります。
そしてお値段のほうはというと
ざる蕎麦・かけ蕎麦 430円
天ぷらそば 580円
カレーセット 600円
天丼セット 680円 など
チェーン系大衆蕎麦と同等のお値段です。
「さだはる」の蕎麦は立食い蕎麦のレベルを完全に超えてきた
3日前に通りかかった時に気になっていた「さだはる」。
その時はすでにランチを食べた後だったのですが次の機会に早速チャレンジしました。
ランチ時に行ったのですでに10人ほど行列ができていましたが15分ほどで入店できました。
店外に自販機があるので並んでいる途中に食券を買います。(現金のみ)
列の前にいる人たちが何を選ぶか観察していましたが、一つのメニューに注文が集中している様子はありませんでした。
私が選んだのは「ねぎ豚つけ麺 600円」と「大盛り券(1.5人前)100円」。
蕎麦を見るには「ざる蕎麦」が一番なのですが、11月も後半に入り寒くなっていたので温かいつけ汁がついたこちらのメニューを選択したのです。
店内は10人程度が入れるくらいの広さ。
調理人1名と注文を切り盛りする女性1名の2人で切り盛りしているので10人程度が限界かもしれません。
女性客もちらほらいたので女性も気遅れすることなく入れそう。
食事が提供されるカウンターには薬味(きざみ葱、ワカメ、大根おろし、揚げ玉)が置いてありお好みで好きなものを入れることができるシステム。
天ぷらの追加もこちらでできます。
そして「さだはる」の特徴としてランチには「生卵」または「温泉玉子」のいずれかが無料で頂けます。
これは嬉しいサービスですね。
そしていよいよ蕎麦とのご対面。
食券を出して待っていると3分ほどで注文の品が出されました。
見るからに旨そうな田舎蕎麦。
大盛りにしましたが、多すぎず・少なすぎず、私にはちょうど良い量でした。
熱い出汁のほうには薬味としてきざみ葱、ワカメ、揚げ玉少々、そしてすり胡麻を入れました。
出汁にはスライスした豚肉がしっかりと入っています。
蕎麦のほうは太切りですが比較的色が白い綺麗な蕎麦。
恐らく「二八蕎麦」だと思います。
食べてみるとシッカリとコシがあり蕎麦粉の良い風味が感じられる美味しい蕎麦でした。
出汁のほうも塩味が程よく昆布とカツオの出汁に豚の肉汁が合わさって絶妙。
長野のそれなりの蕎麦屋でこの蕎麦を出されても、ほとんどの人が「美味しい」と言って食べることでしょう。
これは立食い蕎麦のレベルを完全に超えてきました。
期待はしていましたが、良い意味で完全に期待を裏切られました。
翌日も「さだはる」
かなり気に入ったので翌日のランチもさだはるにしました。
注文したのはちょっと気になっていた「匠の乱切り蕎麦 550円(1.5人前がデフォルト)」。
外の食券で買える大きなかき揚げは250円ですが、店内で買える日替わりの天ぷらは2個で100円なのでそちらを選択。
とり天とチクワ天を選びました。
ちなみに250円の大きなかき揚げは揚げたてですが、日替わりの天ぷらは揚げ置きなので熱々ではありません。
今回も10人ほど並びましたが、入店まで約10分。
1人あたり1分程度も待ち時間だと思えば良いでしょう。
そしてこちらが「匠の乱切り蕎麦」
乱切りとはいってもそれほど太さがまちまちと言うわけではありません。
嬉しいのは出汁が大きな椀にたくさん入っていること。
出汁につけた太めの田舎蕎麦はしっかりとコシがあって、ワシワシと噛むと蕎麦の風味がたまりません。
ワサビの他に辛み大根やワカメを薬味としていただけるのも嬉しいところ。
少し味変をしながら美味しくいただきました。
今回思ったのは「天ざる蕎麦 580円」がめっちゃお得だということ。
単品で買うと250円する大きなかき揚げがついてくるので、蕎麦だけのお値段は330円ということになります。
これってめっちゃお得じゃないですか?
次に行ったときは「天ざる蕎麦」にしてみようと思います。
しかし、こんなに旨い蕎麦がこの値段で食べられるなんて・・・蕎麦「さだはる」は神としか言いようがありません。
昼はもちろんのこと、今度夜の「さだはる」も試してみます。
【蕎麦 さだはる 概要】
住所:東京都港区西新橋2-9-3 クレビル 1F【地図】
営業時間:10:30 ~ 14:45、17:00 ~ 22:30
定休日:土日祝日
電話:03-3597-6025
参考:食べログ
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