「ま」繭と生糸は日本一
繭は「蚕」のさなぎを守る繭玉のことで絹糸の原料になります。
群馬県は養蚕業が盛んで全国1位の生産量を誇っています。
また、生糸の生産量も全国1位です。
JR八高線は日本の「シルクロード」と呼ばれ、群馬県産の絹糸を絹織物の街「八王子」に運ぶために敷かれた鉄道でした。
「み」水上谷川スキーと登山
群馬県利根郡みなかみ町は、温泉とスキーの街。
水上温泉や猿ヶ京温泉といた名湯があります。
また谷川岳は日本百名山にも数えられる三国山脈の山の一つで登山客に人気があります。
一年を通して様々なアクティビティを楽しめる観光スポットとしておすすめのスポットです。
「む」昔を語る田子の古碑
田子の古碑は8世紀ごろに建てられたと言われるもので群馬県高崎市吉井町にあります。
国の特別史跡に指定されていて山ノ上碑、金井沢碑とともに「上野三碑」とされています。
「め」銘仙織り出す伊勢崎市
江戸時代より厚みのある太い糸を使って織る織物は「銘仙」と言われていました。
伊勢崎の銘仙はお洒落な縞模様が特徴で、東京や京都などに出荷されていました。
最近はモダンなものや銘仙マスクなども販売されています。
「も」紅葉に映える妙義山
妙義山は上毛三山の一つで群馬県南西部の富岡市にあります。
榛名山、赤城山と違いごつごつとした異形の岩山で、様々な形の奇岩を見ることができます。
特に紅葉の時期の眺めは見事で、毎年多くの観光客が訪れます。
登山のほかドライブやツーリングにもお勧めのスポットです。
「や」耶馬渓しのぐ吾妻渓
耶馬渓は大分県にある渓谷ですが、関東の耶馬渓としてそれを凌ぐほどの絶景が観られるとして読まれた札です。
吾妻渓谷は、吾妻川に架かる雁ガ沢橋から八ツ場大橋までの約3.5キロメートルにわたる渓谷です。
大昔に火山が噴きだした溶岩を、川水が深く浸食してできたものです。
周辺には観光スポットがいくつもあり、ドライブやツーリングにおすすめです。
参考:東吾妻町 観光情報
「ゆ」ゆかりは古き貫先神社
上州一之宮「貫先神社」は1500年の歴史を誇る神社です。
創立は社伝によると鷺宮(さぎのみや:現在の安中市)に物部姓礒部氏が氏神である経津主神(ふつぬしのかみ)をお祀りし、次いで鷺宮の南方、現在の社地に社を定めたのが安閑天皇の元年(西暦531年)とされてます。
天武天皇の時代に初の奉幣(ほうべい:天皇の命により神社に幣帛を奉ること)があり、当時遠く奈良の都にまで貫前神社の存在が知られていたといえます。
由緒ある神社なので一度お参りしてはいかがでしょうか。
「よ」世の塵洗う四万温泉
四万温泉の名前は『四万(よんまん)の病を癒す霊泉』であるとする伝説に由来します。
桓武天皇の時代に征夷大将軍として蝦夷征伐に来た坂上田村麻呂が入浴したことが始まりと言われています。
昭和29年にはその効能から国民保養温泉地の第一号に指定された非常に歴史のある温泉です。
「千と千尋の神隠し」のモデルのひとつとも言われている温泉旅館があることでも有名なので是非一度訪れてみてはいかがでしょう。
参考:四万温泉協会