この記事にはアフィリエイト広告を利用しています

不動産、相続、投資

マンション購入で重要な間取り選び ~ 使い勝手の良い間取りの見極め方

都市生活者のなかには、あえて一戸建てよりもマンションを選ぶ人が多くなっています。

利便性やセキュリティを考えてのことです。

マンションを選ぶ場合に

「マンションの間取りっていろいろあってどれが良いのか良くわからない・・・」

という方がかなりいると思います。

同じ80㎡前後の3LDKでも実際に住んでみると、間取りによって使い勝手に大きく違いがでてしまうのがマンションです。

今回は、いくつかの間取り図を例にあげて良い点・悪い点を解説してみましょう。

 

 

職業柄、マンションの実際のお部屋について一般の方よりもかなり多く見ています。

自分でも以前はマンションに住んでいました。

マンションを選ぶ際に

間取り図を見てイメージするものと、実際住んでみた感じは違うことが多いのも事実です。

 

マンションを見学される場合には、まず間取り図を見るかと思います。

 

また、新築マンションはほとんどが竣工前に販売しているので、見学できるのはモデルルームだけ

契約前に実際の部屋を見ることができません。

中古マンションでも、まずは間取りが入った資料を見て、良し悪しを判断し、

つぎに実際の部屋を見学します。

間取り図でイメージを膨らませて実際部屋を見ると・・・「あれ、なんだか間取り図の印象とちがう??」

なんてこともしばしば。

実際の部屋でも、

「何もない状態」
「モデルルームのように最低限の家具が入っている状態」
「実際に人が住んでいる状態」

など、部屋の状態によってもかなり印象が変わってきます。

 

何もない状態

何もない状態は、家具などが何も置かれていない状態です。

この状態だと、実際住んだらどうなるか?

イメージはしてみるものの、家具の大きさと部屋の広さの関係はイメージしずらいものです。

広いと感じていた部屋が、家具を置いてみると全く余裕のない部屋になるということも多いのです。

イメージしずらい場合には、間取図の同じ程度に縮小した、家具に模した紙を間取り図に並べてみるというのも良い方法かと思います。

 

モデルルーム

モデルルームには綺麗な家具や装飾品が飾られて置かれています。

ただ、最低限の家具しか置かれていませんからかなりスッキリしています。

実際には収納しなければならないものが多くあるはずですよね。

モデルルームの綺麗さに惑わされないようにする必要があります。

 

実際に人が住んでいる状態

これはかなり参考になるはずです。

しかしながら、家族の人数や暮らし方は家族によって差があります。

そのあたりは少し考えなくてはなりません。

同じ子供でも、年齢や学年などによって部屋に置くものは変わってきます。

おそらく男女でも違うでしょう。

そのあたりは、ご自身の家族構成を良く振り返ってみる必要があります。




では、実際にある間取り図を見てみましょう。

今回は、ファミリーマンションの間取りとして最も多い3LDKの80㎡前後のタイプ、これに夫婦と子供2人の4人家族が住むという前提で見ていきます。

間取り図を見ながら、「良い点」「悪い点」を解説してみましょう。

すべて3LDK、80㎡前後の広さのものです

 

 

CASE1

この間取り図

・まず各部屋の畳数が記載されていないので広告表示上NGです。
(〇〇〇〇〇不動産さん。ちゃんと校正してくださいねw)

良い点
1.シューズインクローゼットがある

悪い点
1.収納が少ないので、ワークスペースは即納戸になりますね。
2.リビングのところにある和室、正直いって独立した部屋としては使えません。
3.浴室のサイズもこの間取りにしては小さいですね。
この部屋は3LDKと表示されていましたが、3LDKとしては使えない間取りです。

 

 

CASE2

 

南東の角部屋の3LDKです

良い点
1.角部屋ですべての居室に窓がある。
2.真ん中の洋室にはバルコニーまでついている。

悪い点
1.収納が足りなくなる。
2.リビングが南北に長いため、北側にあるキッチンは真っ暗。
収納がもう少し欲しいのと、キッチンを明るくつかうための工夫が必要です。

 

 

CASE3

 

南西角部屋の3LDKです。

良い点
1.キッチンに窓がある。(これは◎です。)
2.各居室に窓がある。
3.北側の洋室にはバルコニーがついている。
4.和室の押入れが大きい。

悪い点
1.洗面室が狭い(洗面室に置くものは意外と多い)
2.LDのところに12.1畳と表示がありますが、これはおそらくキッチンも含めた面積です。リビングが少し狭いですね。
悪くない間取りですが、洗面室が狭いのはちょっと・・・。

 

 

CASE4

 

北東西角部屋の3LDKです。

良い点
1.各居室に窓がある
2.キッチンにも窓がある◎
3.下駄箱の他に玄関にクロゼットがある。
4.リビングがワイドスパンで明るい(横長で開口部が広い)

悪い点
1.洋室4畳は少し狭く、収納も少ない。
2.南向きではないため工夫が必要。
間取りとしては割と良いと思います。洋室4畳を子供部屋などとしてどう使うか?ベッドや家具に工夫が必要です。

 

 

CASE5

 

南西角部屋の3LDKです

良い点
1.各居室に窓とバルコニーがある
2.キッチンにも窓がある◎
3.キッチンに収納が多い
4.玄関にクロークがある
5.洗面所の他に洗濯機などを置くスペースがある
6.リビングがワイドスパンで明るい
7.メインベッドルームと洗面室が繋がっている
8.バルコニーに水栓がある

悪い点
1.4.4畳のベッドルームが少し狭いか?
2.リビングが少し狭い
80㎡の限られたスペースの中では、ほぼベストな間取りだと思います。
これ以上を求めるなら90㎡~100㎡のものを探すしかないかもしれません。

 

 


ここにあげた間取りはごく一部の例にすぎません。

慣れれば、間取り図を見るだけで、実際のイメージに近いものが想像できるようになります。

最後に

マンションを選ぶ際に、最も注意して見たほうが良いPOINTをいくつかあげておきましょう。

洗面と浴室の使い勝手(洗濯機を置いた場合の使い勝手、収納量、ドアの開け閉めもしてみること)
各居室の収納量(奥行も確認)
各居室の明るさ(照明を消してみる)
キッチンの使い勝手(冷蔵庫スペース、冷蔵庫の扉が開く方向)、キッチンとリビングの動線、
リビングダイニングの家具配置(ダイニングセット、ソファ、テレビの置き場所、コンセント等の場所も確認)
下駄箱など靴を置くスペースが十分か?

間取りには多くのバリュエーションがあるので、その全部を解説するわけにはいきませんが、

ここで書いたような間取りの見方を参考にして、ご自身とご家族の暮らしにとってベターな選択をしてください。

 

マイホームには必ず「火災保険」「地震保険」を。




関連のある記事も貼っておきますのでご参照下さい。




分譲マンション or 一戸建 どちらを選ぶ?☆ メリット・デメリットを徹底検証

リノベ済中古マンションの落とし穴 ☆「リノベマンションはココに注意!」

マイホーム購入の秘訣 ☆「人に聞けない」初めてのマイホーム購入法

不動産業者の選び方 ☆ 不動産業者選びで失敗する人が多いのは何故?

①マイホーム・投資物件購入の注意点 ☆ 中古一戸建・中古アパート編

②マイホーム・投資物件購入の注意点 ☆ 新築一戸建編

③マイホーム・投資物件購入の注意点 ☆ マンション編

④マイホーム・投資物件購入の注意点 ☆ 諸費用編

⑤マイホーム・投資物件購入の注意点 ☆ 一戸建・アパート敷地編

⑥マイホーム・投資物件購入の注意点 ☆ 環境編

最期までお読み頂きありがとうございました。




-不動産、相続、投資
-, , , , ,

kouziii ちゃんねるをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む