2023年4月1日(土)か11月26日(日)期間限定で、ETC利用の2023年度「二輪車定率割引」が始まりました。
この制度については、2022年度に実施された制度から改善を要望する動きがありましたが結果としては前回と同様の内容となりました。
この制度は、土日祝限定で、ETC利用の高速道路料金が「二輪車定率割引」で通常料金から37.5%割引とお得になるものです。
割引率が37.5%と微妙な数字ですが、これは乗用車の通常料金の半額に相当します。
三原じゅん子さんなど国会議員による議論もされている二輪車料金見直しの一環として、昨年までと比べると大きな前進となっているのではないでしょうか。
現在実施されている「休日割引」は30%引きですので、より割引率の高い「二輪車定率割引」を活用するほうがお得です。
また、今年の休日割引は下記の日程では使えないことが発表されていますで、この期間は特に「二輪車低率割引」を使うべきです。
概要は2022年と同じなので以下の説明の通りですが、詳細は公式サイトをご覧ください。
2022年度の制度内容
【休日割引の対象にならない日】
なお、すべての高速道路区間が対象になるわけでは無いので、事前に確認してコース選択を検討するべきでしょう。
例えば私の場合、自宅がある付近のICである東名高速「横浜青葉IC」から、実家がある関越自動車道「前橋IC」を利用するとなると、首都高速道路は「二輪定率割引」の対象外なので、首都高経由は避けて、圏央道から関越自動車道に入る経路を選択すれば「二輪定率割引」が使えることになります。
【二輪車定率割引対象区間】
NEXCO3会社(※一部対象外の道路あり)および宮城県道路公社の管理道路が本割引の対象となります。
※首都高速道路や阪神高速道路、本州四国連絡高速道路のほか、宮城県道路公社以外の道路公社が管理する道路は本割引の対象外です
※NEXCO3会社の管理道路のうち、東京湾アクアライン、第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路、第二阪奈道路、第二神明道路、関門トンネル、沖縄自動車道は本割引の対象外です。ただし、東京湾アクアラインは、本割引の適用可否を判定する走行距離(1走行につき100km超)の算入対象となります。
二輪車定率割引の対象について
二輪車定率割引の対象になるのは以下の場合です。
①対象路線の高速道路(上記参照)
②入口インターチャンジから出口インターチェンジまでの1回の走行距離が100km以上
③NEXCOのWEBページにて前日までの申込みが必要
④二輪車用ETCを利用すること
⑤2022年4月2日(土)〜11月27日(日)の土曜日・日曜日・祝日の利用が対象
※北海道内は10月30日(日)まで
※新型コロナウイルスの感染状況等により、申込受付を一時停止する場合が有ります。
特に③について、今回の「二輪車定率割引」は事前登録制となっているので注意が必要です。
私も今回この事前登録をしてみたので、その方法について説明します。
二輪車定率割引の事前登録方法
二輪車定率割引を利用する場合、WEBサイトを通じての会員登録と利用ごとの事前登録をする必要があります。
少し面倒ですが、寝れてしまえば簡単。
私もGWに群馬の実家に帰る際の利用を前提に会員登録と事前登録をしてみました。
会員登録
まずは、事前の会員登録をします。
必要なものは
◆ETC車載器の管理番号
◆ETCカードの番号
の2つになります。
①NEXCO中日本が運営するサイト「速旅(はやたび)」に会員登録(無料)をします。
メールアドレスとパスワードを登録し、ETC車載機管理番号、ETCカード番号などを入力すれば完了です。
利用登録
二輪車定率割引を受けるには利用ごとに事前登録が必要です。
利用は、「早旅(はやたび)」にログインしてマイページから行います。
すこしわかりずらいのですが、下のようなバナーがありますので、それを押し手続きをします。
バナーを押すと色々と書いてあって、どこから申し込めば良いかが少しわかりづらいと思います。
一番下のほうに申し込みバナーがあるので、利用約款のところ2か所にチェックをつけ、アンケートに回答後、申し込みバナーを押せば利用登録のページに行くことができます。
利用登録は1日ごとに登録する必要があります。
日を跨いだツーリングなどの場合には、利用日ごとに登録しなければなりません。
なお、ETC車載器管理番号、ETCカード番号は事前に登録してあればそれを選択するだけなので、改めて番号を打ち込む必要はありません。
また、走行区間などの入力は必要ありません。
これで事前登録は完了です。
実際の利用にあたっては、指定したご利用に対象道路を、登録されたETC車載器が付いた二輪車およびETCカードで、高速道路の入口及び出口料金所を ETC無線通信によりご走行してください。
後日、二輪車定率割引が適用された金額が請求されます。
※出口料金所通過時点では、二輪車定率割引は適用されていませんのでご注意ください。
料金所通過時点で表示される料金は通常料金なのですが、請求時に割引が適用されるのでご心配なく。
(ただ、自分もまだ請求前なので自分の目で確認したわけではありません)
繰り返しになりますが、今回の「二輪車定率割引」のポイントをまとめておきます。
①事前登録制であること
②土日祝日のみが対象となること
③指定路線、一度に100km以上の利用が太陽となること
今回、2022年4月2日(土)〜11月27日(日)までの期間限定割引ですが、使えるのに使わない手はありませんね。
ガソリン代も値上がりしているので、少しでも節約して、その分愛車のカスタムなどに活かしてはいかがでしょうか?
登録は以下から
2023年度の改善要望
昨年度の実施を振り返り、2輪業界から以下の要望が提出されていました。
項目 | ||
申込 条件 | 割引対象日の拡大 | ①定率は宿泊ツーリングが多いので大型連休の飛び石を接続すべき ②土日連休の前日午後と翌日午前も対象にする |
走行 条件 | 走行距離の短縮または撤廃 | 1回の走行距離100kmを短縮または撤廃すべき |
高速走行時アクシデントの考慮 | ①事故・悪天候・体調急変などアクシデントで高速を降りても再び乗った時には継続と見なすべき ②アクシデントで100km未満となっても割引を適用すべき | |
走行前後の同日利用 | ①目的地で高速を降りた後、近隣観光での短距離利用も割引対象とすべき ②往復で200kmを超えれば往復のどちらかが100km未満であっても割引対象とすべき |
二輪業界からは、二輪車用のETC購入助成金についても毎年要望されています。
2023年の制度には反映されませんでしたが次年度以降に期待しましょう。
「車載器購入助成キャンペーン」など、二輪車にとって有利な制度が実施されそうですので、ライダーの皆さんもウォッチしておいて下さい。
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