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九州地方名物の美味しいご当地鍋11選 ★ キャンプでも是非!寒い冬は「ご当地鍋」が最高!

冬はお鍋の美味しい季節です。

昔から日本人に愛された鍋料理だけに、日本各地には多種多様な「ご当地鍋」が存在します。

「ご当地鍋」の中には、地元地産地消の美味しい具材が盛りだくさん。

どれもホッコリするたまらない美味しさです。

私は、冬キャンプをするのですが、寒い夜には「鍋料理」が最高なんです。

ご当地鍋を知っていると、キャンプ飯のレパートリーも広がること間違いなし。

是非、つくり方も覚えてください。

今回は九州地方の美味しいご当地鍋をご紹介します。

九州のご当地鍋

もつ鍋(福岡県)

「もつ鍋」はもともと福岡市(福岡)の郷土料理で、野菜を多く使用、栄養が豊富、価格が手頃な点などが評価され、全国に広まっていきました。

牛や豚のもつに、ニラやキャベツをタップリと入れ煮込みます。

好みによって、トウガラシやニンニクなどが入る場合もあります。

スープは醤油味が基本ですが、味噌や塩、ポン酢などで味付けをすることもあります。

あっさりした味で、ヘルシーで女性に好まれるコラーゲンを多く含む事などが「もつ鍋」の人気の理由です。

シメはチャンポンの麺を入れるのが一般的です。

参考レシピ:よのすけ本店「もつ鍋」レシピ

水炊き(福岡県)

「水炊き」は福岡市(福岡)の博多周辺で古くから愛されてきた鍋料理で、鶏の肉や骨から出る旨味を活かすために、水から煮立たせるので「水炊き」と呼ばれています。

鶏肉を煮込み、白菜、キャベツ、長ネギ、人参などを入れるのが一般的です。また、鶏肉以外に牛肉や豚肉を入れたり、好みでキノコ類、しらたき、春菊などを使う場合もあります。

シメはダシの出たスープで、雑炊やうどんを作ります。

参考レシピ:TOKUNAVI「水炊きレシピ」

てっちり(福岡県)

鍋料理の中でもとくに高級料理として知られているのが、福岡が本場のふぐ鍋「てっちり」です。

本来は冬が旬ですが、現在では調理法や養殖などの技術が発達したおかげで、一年を通して美味しく食べられるようになりました。

昆布でダシを取り、ふぐ、白菜、長ねぎ、ニンジン、絹ごし豆腐、シイタケなど好みの具材を入れます。

ふぐの魅力はその繊細な味わいにあるので、あっさり味に仕上げるのが一般的。他の魚ではなかなか得られない美味しさです。

シメはご飯を入れ「ふぐ雑炊」にするのが定番です。

参考レシピ:Marronレシピ「てっちり」

柳川鍋(福岡県)

柳川市で慶長年間(1596年~)から作られている柳川焼きの土鍋を使ったドジョウ料理が柳川鍋です。

活きの良いドジョウと新鮮なゴボウ、ミツバなどを使いカツオダシや昆布ダシ、醤油などで味を整え、卵でドジョウをとじます。

ゴボウがドジョウの泥臭さをうまく取り除いてくれるので、美味しく食べられます。

水郷の町、柳川らしい鍋料理です。

参考:旅ぐるたび「柳川鍋」

キビナゴ鍋(長崎県)

「キビナゴ鍋」は五島市(長崎)を代表する鍋料理です。

キビナゴは体長10センチほどで銀色の身体に縞のような模様があります。

白菜、大根、ネギ、豆腐などを好みによって入れ、醤油で薄く味付けしたダシにキビナゴを数匹ずつ入れながら食べます。

キビナゴは刺身でも美味しく食べられる魚なので、あまり火を通し過ぎないのが美味しく食べるコツです。

参考:きびなごの簡単鍋レシピ・キビナゴのいり焼き鍋

平戸くじら鍋(長崎県)

平戸市(長崎)は日本で有数の捕鯨の町として知られています。

クジラが移動する際の通り道にあたる海峡が町のすぐ近くにあり、古くは縄文時代からの捕鯨跡を見ることができます。

「平戸くじら鍋」は、鯨肉をふんだんに使った鍋料理で、江戸時代には正月や祝い事の際には欠かせない料理でした。

鯨の皮から出る油で、豆腐やシイタケ、白菜、人参などを煮込みます。

しばらくして鯨の赤身を足して、さっと火が通ればできあがり。

基本は濃い醤油味です。野菜と鯨肉の相性は抜群で、玉子を使い、すき焼き風にすることもあります。

シメには手延べうどんを入れるのがおすすめです。

参考:マイナビニュース長崎県平戸市に伝わる、じりじりする「絶品くじら鍋」を堪能!

熊本ぼたん鍋(熊本県)

イノシシの肉を薄切りにして並べると、赤味が強くボタンの花のように見えることから、「ボタン鍋」と名付けられました。

「熊本ぼたん鍋」は、ゴボウ、白菜、モヤシ、焼き豆腐、小ネギなどの野菜にイノシシ肉が入ります。ダシは醤油味や味噌味が一般的です。

イノシシ肉は豚肉と性質がよく似ていて、火が通り過ぎると固くなります。

脂身のある部分に、イノシシ独特の旨味が凝縮されています。

イノシシ料理は、昔から「薬食い」とも言われ、滋養強壮に効くとされています。

参考:霧島酒造「熊本猪鍋」

鱧しゃぶ(大分県)

鱧(ハモ)はウナギと異なり小骨が多いため、美味しく食べるためには「骨切り」と言われる独特の技術が欠かせません。

この「骨切り」発祥の地が中津市(大分)です。

ネギや白菜などの野菜を入れた昆布ダシの煮汁に、中津の海で獲れた鱧をつけポン酢で食べます。

あまり湯がき過ぎないのが美味しく食べるコツ。

湯につけると身がボタンの花のようにキレイに丸くなります。鱧の身は驚くほど淡白で上品な味です。

5月から8月頃までが旬です。

参考:霧島酒造「大分はもしゃぶ」

安心院すっぽん鍋(大分県)

「安心院すっぽん鍋」は、宇佐市(大分)の安心院(あじむ)出身の美食家が紹介したことにより全国的に知られるようになりました。

スッポンの身を鍋に入れダシを取ります。白菜、ミツバ、シイタケ、糸こんにゃく、長ネギ、豆腐、エノキなどを入れ、酢醤油や大分県特産のカボスなどで食べます。

スッポンは滋養強壮に効果があり、コラーゲンも豊富です。

安心院町には、老舗のすっぽん料理店があり、それぞれに味の工夫がされています。

参考レシピ:安心院すっぽんセンター公式サイト

みやざき地頭鶏鍋(宮崎県)

「地頭鶏」と書いて「じとっこ」と読みます。

「みやざき地頭鶏」は宮崎県のブランド鶏で、旧島津領地で古くから飼育されていた日本在来種の鶏を改良した品種です。

「みやざき地頭鶏鍋」は、そのみやざき地頭鶏の肉や骨を使ってダシを取り、白菜やネギ、シイタケ、鶏肉団子などを入れます。

普通のニワトリの3倍以上の時間をかけて育てられたみやざき地頭鶏の肉は、ジューシーでしっかりした歯ごたえがあります。

スープで作る雑炊やうどんもおすすめです。

参考レシピ:みやざき地頭鶏を使ったプロのレシピ「地頭鶏塩鍋」

黒豚しゃぶしゃぶ(鹿児島県)

明治時代から鹿児島県内で育てられたバークシャー種の豚のことを「黒豚」と言います。

鹿児島の黒豚は、他の豚と比べ火を通したり煮すぎたりしても硬くなりません。

また甘みがあるため、しゃぶしゃぶに最適の肉として、人気があります。

シメにうどんや雑炊にしても、臭みがなく美味しく食べられます。

参考レシピ農林水産省郷土料理「黒豚しゃぶしゃぶ」

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