静岡県裾野市にある「大野路ファミリーキャンプ場」。
公式サイトを見ると「富士山」が眺望できる緑多きキャンプ場です。
その「大野路ファミリーキャンプ場」にバイク2台でキャンツーに出かけてきました。
サイトの様子や設備など詳しくお話しましょう。
「大野路ファミリ―キャンプ場」があるのは自衛隊御殿場演習場の近く。
6月も中旬にさしかかるこの日、最後まで天候が気にかかり、場合によっては中止も考えていましたが、なんとか天候も持ちこたえそうだったので行くことを決断しました。
私はこのタイミングで是非キャンツーに行っておきたかったのです。
何故なら「夏場は蚊が出るから」
蚊の多い夏場は、正直あまりキャンプしたくない・・・なので、今回が夏前の最後のチャンスということもあって天候が危惧されるなかキャンプにいくことを決断したのです。
いざ出発!
天気予報では2日目の昼過ぎに雨が降り出すようだったのですが、初日は雲は多いもののマズマズの天候。
前夜は会食があって準備ができなかったので、少し遅めの11:00に海老名SAで仲間と落ち合うことにしました。
今回もいつもどおりの装備です。
多少の過搭載は否めませんが、ガッチリと固定され荷物がずれる心配はありません。
仲間と落ち合い、東名高速道路で「大野路ファミリ―キャンプ場」最寄りの駒門スマートインターを目指します。
海老名SAから駒門スマートインターまでは60キロ足らず。
気持ち良く走っているとあっという間についてしまいます。
駒門スマートインターから8キロ程一般道を走ると「大野路ファミリ―キャンプ場」につきます。
実は、出発が遅かったので、どこかでランチをしてからと思ったのですが、殆ど飲食店を見かけず・・・。
結局はキャンプ場についてしまい、とりあえず設営をすることにしました。
チェックイン
現地は469号線沿いに、宿泊施設とレストランがあって、そちらで受付をします。
こちらが受付。
平日は従業員の方がいない場合が多いので、その時は宿泊施設のほうに行って呼び出して下さい。
こちらは売店も兼ねていて、「薪」などを販売しています。
今回の料金は、バイク1台1人につき2000円。
こちらはレギュラーシーズン料金で、オフシーズンは1600円、ハイシーズンは2200円となります。
なお、チェックインは10:00~、チェックアウトは通常15:00なのですが、土曜日は12:00、ハイシーズンは10:00とのこと。
私たちが行ったのは金曜日。
土曜の予約が詰まっているため10:00チェックアウトになると事前に言われていたのですが、行ってみるとキャンセルが出たので15:00チェックアウトで大丈夫とのこと。
土曜は午後から天候が悪くなる予定だったのでキャンセルがだたのですね。
サイトと設営
受付でいくつか空いているサイトを指定され、その中のどれかを選んで設営をすることにしました。
コチラは、各サイトが広くフリーサイトのようになっています。
どちらのサイトにするか迷っていると、従業員の方が近づいてきて富士山が良く見えるサイトを教えてくれました。
初日は雲が多くて全く富士山の姿をみることは無かったのですが・・・。
8番のサイトに決めて良さそうな場所で設営開始。
私たちが設営をしていると1台のソロキャンライダーが同じサイトに入ってきて、少し離れたところで設営を始めていました。
なんと、女性のソロキャンツー。
女性1人でも安心ということなのですね。
こちらが8番サイトと仲間のレブル。
かなり広々としている草地で平坦なサイトです。
「大野路ファミリ―キャンプ場」にはこのようなサイトがいくつもあって広さは35,000㎡(全面芝生サイト)とかなり広いキャンプ場なのです。
キャンプ場内の道路もかなり綺麗に整備されているので、バイクでも安心して走ることができます。
地面は少し柔らかめなのでサイドスタンドがめり込む・・・心配な方は木片などを持っていったほうが良いかも知れません。
今回は、真ん中にタープを張って、こんな感じで設営してみました。
結局は同じサイトに私たちを含め4組が設営をしたのですが、サイトが広かったので全く気になりませんでした。
土日で天候が良ければ、もう少し込み合うかもしれませんね。
「大野路ファミリ―キャンプ場」の施設は全体的によく手入れがされていてとても好感がもてます。
サイトの芝も短く刈り込まれていてゴミや燃えカスなど全く落ちていませんでした。
トイレは水洗、洗い場も綺麗で掃除が行き届いています。
強いて言うならばトイレはウォシュレット付ではないので悪しからず。
しかし、全体的によく整備されて清潔に保たれたとっても良いキャンプ場だと感じました。
子供の遊び場もあるので、家族連れも大満足だと思います。
無料の遊具(ブランコ)などもありますが、コチラは有料のチャレンジ広場。
その他、マス釣り堀、パターゴルフ場なども完備されています。
買い出しへ
設営を終えて、コンテナを空っぽにしてから買い出しへ行きました。
大き目のスーパーは「マックスバリュ御殿場里原店」が、キャンプ場から7.6キロのところにありました。
途中、自衛隊御殿場演習場の間を通るのですが、なかなか面白い風景です。
マックスバリュで買い出しをして、どこかでランチをしようと思ったのですが、結局メボシイ飲食店が見当たらず諦めました。
ちなみに「大野路ファミリ―キャンプ場」から「マックスバリュ」までの間にセブンイレブンなどコンビニが3件ほどあるので比較的便利な立地です。
(一番近いファミリーマットまで、約300mほど)
お風呂付
キャンプ場にもどって、お昼替わりにお菓子をつまみながらハイボールと酎ハイのロング缶を頂き、なんとか腹を抑えたあと、キャンプ場敷設の風呂に行ってみることにしました。
土曜日は露天風呂も営業しているそうなのですが、この日は金曜だったので内風呂のみ。
内風呂は、施設利用者なら600円(一般利用800円)で利用することができます宿泊施設の3階にあり、利用可能時間は10:10~19:00 (18:00受付終了)。
3階にあるので「展望風呂」と銘打たれています。
こちらが脱衣所。
ロッカーに鍵付きの貴重品ボックスがついています。
こちらが浴室内。
広くはありませんが、清潔に保たれていて、窓からは景色を見ることができます。
ただ、方角的に富士山が見えるほうに窓があるわけではなさそうなのが少し残念。
カランが5~6か所、シャンプーやボディウォッシュなどが備え付けられているのでタオルだけでOK。
受付でフェイスタオルやバスタオルを借りたり、購入することも可能です。
この日は入れませんでしたが露天風呂はこんな感じで、なかなか良さそうです。
もしかしたら露天風呂なら富士山が見えるのかも?
風呂にはいったあと、受付で薪を購入してサイトに戻りました。
薪は、針葉樹・広葉樹など種類ごとに束ねられていて、1束500円から600円。
着火用の針葉樹を1束、広葉樹を2束抱えてサイトに戻りました。
宴
サイトに戻って、宴の準備。
薪をくべて焚火を始めるのですが、今回も着火はコイツにお任せ。
日が付きやすそうな針葉樹の薪をバトリングで少し細くして3本ほど焚火台にいれて、あとはFIRE LIGHTERをマッチの要領で点火して1本投入するだけ。
FIRE LIGHTERにはオイルがしみ込ませてあって、7~8分燃えてくれるので、火が付きやすい薪ならコレ1本で点火できるので、大変重宝します。
焚火に一発着火 ~ これはすごい!簡単に着火できる究極のキャンプギア
ちなみに、焚火台の下に敷いてある丸いのは、キャンプ場で無料貸し出ししています。
直火禁止ですが、コチラを借りられるので便利ですよ。
この日の宴はまずこちらから。
「ソラマメ」です。
季節なんでしょうか、マックスバリュにたくさん並んでいたので買ってみました。
皮が黒く焦げるまで両面焼いたあと、手袋をして中の豆を出して頂きます。
素手だと火傷するのでお気をつけて。
すると、中の豆はホクホクに蒸されて、まるで栗のよう。
美味しくてお手軽なので、是非お試しを。
持参した小型ラジオを着けるとちょうどナイター中継をやっていました。
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この日は天候も危惧されたので、手の込んだ料理はせず、もっぱら焼き物。
ナイター中継を聞きながら野菜や肉を焼いて頂き、お酒もかなり飲んだかな。
23時にテントに入るまで、焚火の炎を見ながら2人でマッタリした時間を楽しみました。
控えめに言って「最高です!」
夜中の雨からの朝
23時に就寝したのですが、夜中に雨音で何度か目が覚めました。
しかもかなり激しい・・・。
朝にはやんでいて欲しいと思いましたが。
翌朝は6時に起床。
実は5時前に明るくて目が覚めていたので、次回はアイマスクを準備したほうが良いかも。
雨はなんとか止んでいましたが、テントもタープもびしょ濡れ。
トイレに行って戻ると。
なんと富士山が姿を見せてくれました!
(30分もすると雲に隠れてしまいましたが・・・。)
やはり天候が心配だったので早めに撤収するつもりで朝ご飯は簡単に。
シングルバーナーでお湯を沸かし、カップスープとコーヒー。
そして、シングルバーナーの上に鉄板を置いて切ったバケットを焼いてスライスチーズをのせていただきました。
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実はこんな感じでチーズを下にして焼こうかとも考えたのですが、鉄板を洗う手間を考えて、今回はやめておきました。
これはまた次回に試します。
少し食後休憩をしてから撤収の準備。
なぜ撤収ではなく「撤収の準備」かというと
幸い雨がやんでいたので、濡れたものを乾かす(なるべく)から始めます。
タープやテントについて水滴をタオルで軽くふいておくと早く乾いてくれるので、まずはそれをやっておきます。
ピクニックシートも荷物置きのために1枚は乾かして確保しておきました。
テントの中の荷物を出して、乾いたピクニックシートの上に移動。
テントを分解して、本体とビショビショになったグランドシートを植込みの上に広げ刺させてもらい乾かします。
ある程度乾いたところで撤収開始。
テントなどは完全には乾きませんが、それでも収納に支障が無い程度には乾きました。
今回、金・土のキャンプだったので、日曜日に広げて乾かせると思うと気が楽です。
撤収を終えて、11:00頃にキャンプ場を後にしました。
天候が良ければ、山中湖までさほど遠くないので、山中湖から道志に抜けてツーリングをしながらゆっくり帰ることもできたのですが、いつ雨が降ってきてもおかしくないような雲行きだったので、東名高速道路を使って真っすぐ帰路につきました。
最期は海老名SAでランチを取ってから解散し、今回のキャンツーを無事終えました。
今回利用させていただいた「大野路ファミリ―キャンプ場」
サイトの雰囲気、広さ、立地のどれをとっても最高のキャンプ場だと思います。
とにかくサイトの芝がとても綺麗に維持され、広々としているのには驚きでした。
また、風呂があって、トイレ、水場などの施設が新しく整備され、しかも清掃が整っていてとても好感が持てるキャンプ場でした。
価格もバイクなら1600円~2200円と比較的リーズナブルです。
是非また再訪したいキャンプ場です。
なお、土日はファミリーが多いと思うので、それを避けるなら平日にどうぞ。
【大野路ファミリ―キャンプ場 概要】
住所:静岡県裾野市須山 2934-3【地図】
電話:055-998-1567
参考:公式サイト
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