オイル交換を自分でやることはオイルの選択肢が多いことも含めてたくさんのメリットがありますが、スクーターのギアオイル（トランスミッションオイル）交換も同様。
というより、一度やり方を覚えてしまえばギアオイル交換はとっても簡単なので是非自分でやってみましょう。
ギアオイル（トランスミッションオイル）の交換時期
バイクのオイルと言えば一般的には「エンジンオイル」のことを思い浮かべる人が大半でしょう。
ただ、車種によっては、エンジンオイルと別に「ミッションオイル（ギアオイル）」が入っているバイクもあるのです。
ギアオイルがあるバイクは、例えば２サイクル、スクーター、ハーレーなどです。
ミッションオイルの役割は、ギア（歯車と歯車）の間に油膜を作り、金属同士の潤滑や摩耗の防止すること。
もし、ミッションオイルが劣化してきたり、適正な量よりも減ってくると
・ギアが入りにくくなる
・パワーダウンや燃費の悪化
・最悪、ギアが欠けたり破損してしまう
と言うような事に繋がってしまいます。
ギアオイルの交換時期は、一般的には10,000キロあるいは1～２年ごとと言われています。
新車の場合は早めに交換したほうが良いとされています。
ギアオイルは特別なオイル？
一般的にはエンジンオイルとギアオイルは共用しても問題ないとされています。
私の場合、ホンダ純正のウルトラＧ３プレミアムの残りをギアオイルとして使います。
ちなみにホンダADV160で必要なギアオイルの量は110ccとかなり少なめです。
ホンダADV160のギアオイル交換
必要なもの
・オイル 110cc
・銅ワッシャー（90945-MN5-000）
私はSTRAIGHT（M8 19-91408を使用）
・オイル刺し
【備忘録】
・ギアオイル量110cc
・ボルト口径 12mm
・締め付けトルク23N-m
ドレーンボルトを外してオイルを抜く
まずは12mmのレンチでドレーンボルトを外しオイルを抜きます。
マフラーの反対側にあるこのボルトがドレーンボルトです。
大きいレンチは入らないかも知れないので小さな工具かコネクターが必要です。
オイルが抜けたらドレーンボルトを元通り締めます。
トルクhは23N-mです。
この時必ず銅ワッシャーは新品に取り替えましょう。
私はストレートの市販品にしましたが、純正より外径が少し小さいようです。
まあ、特に問題は無いでしょう。
ギアオイルを入れる
ギアオイルはオイル差しに110cc測って入れておきます。
オイル差しはホームセンターに行けば200～300円で購入できます。
注油口はこちらのボルトです。
こちらのボルトも12mmのレンチで外します。
ボルトを外したら、オイル差しの先端を注油口に入れて、オイル差しのボディを押しながら注油します。
注油口から溢れるくらい入れても問題ありません。
最期に注油口周辺のオイルを拭き取って、銅ワッシャーを新品に取り替えてからボルトを元通り締めます。
締め付けトルクは23N-mです。
以上で、ギアオイルの交換は完了です。
オイルの量も少ないし、廃油も少ない。
作業は短時間、至って簡単なので是非ご自分でやってみて下さい。
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