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AGV K-3 SV ユーザーレポート ☆ AGVヘルメットを6ケ月使用してみた

今回は、今メインで使用しているヘルメット「AGV K3 SV」について6カ月使用した感想などをお話します。

以前は、YAMAHA BOLTなど比較的アメリカンテイストのバイクに乗っていたためにジェットタイプのヘルメットを多く使用していました。

しかし、2020年10月にMT-09に乗り換えたため、フルフェイスのヘルメットを探していました。

当初は、カーボン素材のヘルメットに興味があり「X-Lite」なども物色していたのですが、デザインや価格面、そしてフィット感でAGVを選択しました。

まずは、AGVというメーカーについて簡単にご説明しましょう。

 

AGVとは

AGV SpA.(Amisano Gino Valenza)は、イタリアのヘルメットメーカー。

革製の座席やオートバイのサドルを製造する会社として1947年に設立され、1948年にはオートバイ用ヘルメットの製造を始めた。ダイネーゼの子会社である。

AGV と競合するメーカーとしては、日本のアライヘルメット、SHOEI やドイツのシューベルトヘルメット、イタリアのSUOMYといったメーカーが存在する。

AGV のヘルメットを着用した著名なライダーは多数存在するが、代表的なライダーとしてMotoGPチャンピオンのバレンティーノ・ロッシや、世界GPチャンピオンのジャコモ・アゴスチーニ、ケニー・ロバーツ、バリー・シーンなどが挙げられる。

また、F1レーサーのニキ・ラウダやエマーソン・フィッティパルディ、ネルソン・ピケなども同社の製品を着用した。

2007年にダイネーゼがベルギーの IMAG グループから AGV を買収し、AGV はイタリアの企業へと戻った。

引用元:ウィキペディア

なお、moto GP のヘルメットシェアでいうと、AGVが23%でトップ、2位がSHARK、3位がArai、4位がSHOEI、5位がHJCとなっています(2021年)。

もちろん、エントリーモデルとレーシングライダーが使用するプロ仕様とでは差があるのですが、これだけmoto GPで使用されているということを考えると信頼できるメーカーだということがわかります。

ちなみに、AGVのヘルメットはダイネーゼ・ジャパンが公式代理店となっています。

 

 

AGVのヘルメットラインナップ

次に、AGVが製造するヘルメットのラインアップについてお話しましょう。

なお、フルフェイスヘルメットについてのみですので悪しからず。

For example

PISTAMotoGPライダーのためのピュアレーシングモデル。100%カーボンシェルと計算されたエアロダイナミクス、圧倒的な視界とハイドレーションが標準装備されています。価格196,900円(モノカラー)~
K6上級モデル譲りのカーボンアラミドシェルによる安全性とツーリング時の快適性、シティライドの気軽さなどオンロードで問われる様々な性能やシチュエーションに高次元で対応したワンランク上のプレミアムモデルです。価格64,900円(モノカラー)~
K5高性能ファブリックを使用し、敏感なエリアをシームレスに仕上げることで、この上なく快適なフィット感を実現しています。軽量シェルにはカーボンとファイバーグラスの混合素材を使用し、内蔵型スポイラーが安定性とエアロダイナミックパフォーマンスを向上します。価格53,900円(モノカラー)~
K3 SVK-3 SVは、内側のドロップダウン式サンバイザー、目を見張るエアロダイナミックパフォーマンス、効果的なベンチレーション、広い視界など、驚異的な特徴を持ったエントリーレベルのオールマイティなヘルメットです。シェルは熱可塑性構造で、インナーライナーにはDry-Comfortファブリックを使用しています。価格36,300円(モノカラー)~
K1エアロダイナミックフォルム、レーシング用に開発されたフロントのパンチング孔、風洞で設計されたエアロスポイラーが、パフォーマンスを極限まで高め、高速走行時に安定性をもたらします。着脱可能な内側を柔らかなDry-Comfortで仕上げることで、快適性においても妥協していません。価格29,700円(モノカラー)~
SPORTMODULAR全てカーボンファイバー製(シェルとチン)の特殊なこの構造は、MotoGPで使用されるPista GP Rと同じプロテクション性能を発揮します。驚くほど軽量な作りでありながら、ハイレベルの快適性と安全性を兼備したモデルです。価格93,500円(モノカラー)~

その他に、シェルにカーボンとファイバーグラスの混合素材を使ったCORSA Rシリーズ、レトロなテイストのX3000シリーズがあります。

参考:DAINESE JAPAN 公式サイト



K-3 SV(アジアンフィット)購入時

次に、私が購入したK-3 SV(アジアンフィット)についてご説明します。

K-3 SVは、内側のドロップダウン式サンバイザー、目を見張るエアロダイナミックパフォーマンス、効果的なベンチレーション、広い視界など、驚異的な特徴を持ったエントリーレベルのオールマイティなヘルメットです。

シェルは熱可塑性構造で、インナーライナーにはDry-Comfortファブリックを使用しています。SG認証取得、アジアンフィット。

アジアンフィットについて: 日本国内の正規販売ネットワーク店で取り扱うAGVの「アジアンフィット」とは、日本人の頭の形にあわせてデザインされており、内装もオリジナルのものを採用しております。

長時間の着用でも違和感なく、快適にご使用頂けるようになっており、欧米向けにデザインされた海外仕様とは異なります。

また2年間の無料修理保証が付随するほか、内装交換時にも、国内の同ネットワーク店でアジアンフィット適合の専用パッドをご用意しておりますので、お気に入りのグラフィックを長くご愛用頂けます。

引用元:ダイネーゼジャパン公式サイト

Arai、SHOEI、OGKカブトなどの内装は初めから日本人の標準的な頭の形に合わせて作られています。

また、HJCは韓国のメーカーなので日本人の頭の形に似た韓国人の頭の形がベースとなっています。

これらのヘルメットは、ショップで試着してもさほど違和感はありません。

しかしながら、アメリカやヨーロッパの人たちは日本人や韓国人と比べると頭が「細長い」ので、その頭の形に合わせてt作られたヘルメットは、日本人の頭にはフィットしないことが多いのです。

私も、以前Bellのシステムヘルメットをネットで購入したことがありましたが、しばらくしていると頭や顎のあたりが痛くなって大変でした。

結局、ほとんど使わずメルカリで売却することになってしまったのです。

なので、海外製のヘルメットを購入する場合、ネットでの購入はおすすめしません。

ところが、AGVのヘルメットには内装を日本人の頭の形に合わせて作ったAsian Fit(アジアン・フィット)という商品があります。

そして、購入時に試着したときには、入り口はすこし狭い感じがしましたが、かぶってしまえば丁度良いフィット感でした。

AGVの海外向けヘルメットを着用したことはありませんが、候補にしていた X-Liteを試着した時にはかなり窮屈だったのを考えると、同じAGVでも海外向けのものはフィットしなかったと思います。

「2りんかん」で、少し値引きして頂いたこともあり、私が即決で購入したのがAGV K-3 SVのこちらのグラフィックモデル。

バレンティーノ・ロッシのゼッケンナンバー46をあしらったVR46グラフィックモデル

定価は47,300円(税込)

ちなみに、グラフィックが気に入って購入したと言っても過言ではありません。

なお、参考にこのヘルメットの製品概要を書いておきます。

 

通気性調節可能なベンチレーション前面にベンチレーション5箇所背面に排気ベンチレーション2箇所
シェルシェルサイズ2種類4サイズ展開の4倍密度EPS耐久性の高いサーモプラスチック

鎖骨を安全に守るシェイプ

内部着脱・洗浄可能な内部着脱可能なノーズガード着脱可能なウィンドプロテクター

Dry-Comfortファブリック

バイザーアンチスクラッチ最大190°の水平視野角マイクロオープニングシステム

特許取得済みのエクストラクイックリリースシステム

道具を使用せずに着脱可能なアンチスクラッチサンバイザーを内蔵

マルチステップ バイザーメカニズム

100% Max Vision Pinlockを含む

リテンションシステムMicrometric
含まれる付属異なるステップのオプションを備えたバイザーメカニズム
重量1,490 g(ファーストシェルサイズ)

私は、ツーリング時の快適性を重視してヘルメットを選んでいます。

夜に走る可能性を考えてシールドは基本的にクリアシールドにしています。

なので、インナーバイザーは欠かせません

また、PinLockシールドも必ずつけるのでAGVのように初めから付属しているとありがたいのです。

なお、重さについてはX-Lite 803 ULTRA CARBONが1,200g~1,300gということですが、と持ち比べてみましたが、あまり差を感じませんでした。

ちなみに、X-Lite 803 ULTRA CARBONの重さがもう少し重いのではないかとのネット上の声も聞かれます。

いずれにしても、AGV K-3 SVは、フルフェイスヘルメットとしては標準的な重さです。

 

AGV K-3 SV(アジアンフィット)使用感

次に、AGV K-3 SVを約半年の間使用してきた感想をお話します。

外観、グラフィックなど

バイクがヤマハなので、バレンティーノ・ロッシのゼッケンナンバー46をあしらったVR46グラフィックモデルにしてみましたが、グラフィックの発色も綺麗ですごく気に入っています。

ベースが黒なので、前や後ろから見ると思ったほど派手な感じはありません。

むしろ、もっと派手でも良かったかなと思っています。

なお、今年から夏場はシールドを替えることにしたのでミラーシールドになっています。

ミラーシールドに関しては後で触れます。

付属するクリアシールドには、初めからPinLockシールドが付属しているので冬場でも曇りません。

そして、シールドを開くと中にインナーバイザーがついています。

このインナーバイザーの開閉は左側についている赤いレバーで行いますが、レバーが小さいのでグローブをしていると少し難儀します。

なお、シールドは曇りいませんがインナーバイザーは曇ります。

インナーバイザーはもう少し下まであると良いかなと思います。

 

装着

私はLサイズを購入しました。

AGVの帽体の大きさは2種類ですが、大きいほうになります。

私の頭の形状ですと入り口が少し狭いので、あご紐を左右に少し引っ張って装着しています。

でも、被ってしまえばピッタリとフィットして被り心地も上々、さすがアジアンフィットと言うだけのことはあります。

なお、このように内装にASIAN FITであることのタグが縫い付けられています。

そして、シールドは大きく開閉し、視界もかなり広いと感じます。

あご紐はワンタッチのタイプではなく、リングに紐を通すタイプです。

そして、余った紐を留めるホックがついています。

ちなみに、SIMPSONなどホックが付いていないメーカーもあります。

また、私はB+COMの6Xというインカムを装着していますが、内装にはスピーカーホールもちゃんとあるので、問題なく装着できています。

 

走行時

通常走行の範囲では、視界は広く快適で何の問題もありません。

ただし、高速走行や少し顔を横に向けるタイミングで少し風切音がします。

そして、前面に5か所、背面に2か所のベンチレーションがついていて、内装も空気が流れるように配慮されているので、通気性に関しても問題ないと思います。

なお、顎の部分にも2か所のベンチレーションがついているのですが、これは開閉式ではなく、確か付属品で蓋のようなものがついていた気がします。

ただ、つけたり外したりが面倒なので私はこの蓋を使っていません(どこに仕舞ったかな・・・)。

なので、冬場は、ここから風が入って少し寒く感じます

まあ、我慢できないほどではないのですが、欠点も書かないといけないので悪しからず。

ちなみに、シールドの下の真ん中の所にある黒いツマミを上げると、シールドが5mmほど上がって換気ができるようになっています。

これは、夏場の換気や曇り止めに配慮したものです。

 

ミラーシールド

今年から、暖かい季節ようにミラーシールドを使うことにしました。

インナーバイザーがあるので、基本的には必要無いのですが、見た目重視です。

ミラーシールドの購入はネットでしたのですが、サイトによって値段は様々でした。

そして、信頼できそうなラフ&ロードのショップでイリジウムブルーのミラーシールドを選びました。

なお、価格は11,000円(税込・送料込み)でした。

いま、サイトを見たら「欠品中」となっていたのでグッドタイミングでした。

2日ほどで届き、早速装着。

サイズも確認していましたし、AGVの商品なのでワンタッチで問題なく装着できました。

なお、ピンロックシートは付属していないのですが、冬場はクリアシールドに戻すので問題ありません。

ちなみに、外から見るとかなり濃い色にみえますが、中からみると軽いスモーク程度の感じなので、トンネル内でも全く問題ありませんでした。

なお、シールドをネットで購入する際はK3用ではなく、K3 SV用を選んでください。

また、帽体のサイズによって2種類あるのでサイズをよく見て購入するようにしてください。

実は、こっちのショップのほうが少しだけ安かったのです。

総評

ということで、総評をしたいと思います。

私が、いまメインで使っている「AGV K-3 SV VR46グラフィックモデル」は

コスパやグラフィックなど、総合的に評価をすると

めちゃくちゃ買って良かった!!!!

と思っています。




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