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ホンダ レブル、ヤマハ ボルト、カワサキ バルカンS ☆ 人気の国産クルーザーバイクを徹底比較

「ゆったりと風を切ってエンジンの鼓動を感じながら走る」

そんな走り方が似合う「クルーザー・バイク」

その代表格は、なんといってもハーレー・ダビッドソン。

そのため「アメリカン・バイク」といわれることも多いのですが、

国産クルーザーも負けてはいません。

むしろそれほど広くない日本国内を走るには国産クルーザーのほうが向いているかも知れません。

 

かつては各メーカーが何種類ものクルーザーバイクを販売していましたが、

今では正規で国内販売されている車種が少なくなってるのは非常に残念です。

そんな数少ない選択肢の中でポピュラーなのが

「ホンダレブル」「ヤマハボルト」「カワサキバルカンS」の3台です。

 

この3台、かつての国産クルーザーバイクとは少し異なります。

かつての国産クルーザーバイクの特徴は、

「重量級でロー&ロングな車体とシルバーメッキで仕上げられたキラキラのエンジン回り。」

それがこの3台にはあまり当てはまりません。

 

3台ともに、それぞれの良さがあるのですが

この3つの車種のなかでいったいどれを選ぶのが正解なのか?

私なりに比較して解説してみました。

 

 

 

現行で、通常販売されている日本製(バルカンの生産ラインはタイですが)クルーザー3種。

ホンダレブル

カワサキバルカンS

ヤマハボルト

この3つのバイクを比較して「何を買うべきか?」考えてみましょう。

 

日本メーカーのクルーザーには、ホンダには「ゴールドウイング」という怪物も存在しますし、

プレストさんなどを通じ逆輸入で買えるものもありますが、今回はあえて除外します。

まずは、それぞれのバイクのお値段や主要諸元といったところを見ていきましょう。

歴代 YAMAHA MT-09 比較 ~ 登場から3代目となる人気のストリートファイター

 

ホンダレブル250

 

 

Rebel 250
メーカー希望小売価格(消費税込み)      599,500円  

Rebel 250 S Edition
メーカー希望小売価格(消費税込み)   638,000円   

 

【主要諸元】

全長×全幅×全高(mm) 2,205×820×1,090
シート高   690mm
車両重量   170kg
最小回転半径  2.8m
燃料消費率  定地燃費値 46.5km/L(60km/H)
WMTCモード値 22.8km/L
燃料タンク容量  11L
エンジン種類  水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量  249cc
最高出力   19KW(26PS)/9,500rpm
最大トルク      22N・m(2.2kgf・m)/7,750rpm
変速機形式      常時嚙合式6段リターン
ブレーキ       前 油圧式ディスク
後 油圧式ディスク
フレーム形式   ダイヤモンド

 

現行のレブル250は、アメリカンというよりもボバータイプの印象で、その高く盛り上がったタンクなど車体は素朴ながら強い個性を感じます。

それとは反対に、随所に女性を意識したと思わせる繊細な部分もあります。

またシート高が低く、スリムなため足つきが良いことと重量も比較的軽いため、

取り回しも良いので初心者や小柄な女性でも楽に運転できます。

実際に女性にも大変人気があります。

車体も170kgと軽いので、加速もスムーズで、

低回転域から高回転域まで良く回るDOHC4バルブエンジンは非常に扱いやすくなっています。

クルーザータイプながら、車体の軽さと取り回しの良さから峠道なども楽しく走れるクルーザーです。

単気筒のパルスの効いた心地よい排気音も魅力の一つと言えるでしょう。

 

 

黄色いタンクがチャーミングですね。是非女性に乗って頂きたい1台です。

 

ホンダレブル500

メーカー希望小売価格(消費税込み)       799,700円

 

【主要諸元】

全長×全幅×全高(mm) 2,205×820×1,090
シート高   690mm
車両重量   190kg
最小回転半径  2.8m
燃料消費率  定地燃費値 40.2km/L(60km/H)
WMTCモード値 27.0km/L
燃料タンク容量  11L
エンジン種類   水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒
総排気量  471cc
最高出力   34KW(46PS)/8,500rpm
最大トルク  43N・m(4.4kgf・m)/6,500rpm
変速機形式  常時嚙合式6段リターン
ブレーキ   前 油圧式ディスク
後 油圧式ディスク
フレーム形式  ダイヤモンド

 

レブル500はレブル250とほとんどのパーツを共有しているため、見た目の差はあまりありません。

重量も20kgしか増えていませんがトルクで2.2kgf・m、パワーで20ps増していますので加速感が大きく違います。

エンジンはクルーザータイプにしては高回転までスムーズに回る水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒なのでキビキビした走りが楽しめます。

排気音のパルス感は250よりも強くなっているので、より重厚な印象を受けます。

250ccに比べトルクにも余裕があるので長距離のツーリングも余裕をもって楽しめる1台に仕上がっています。

 

 

変更されたLEDヘッドライトがスパルタンな印象を与えています。

 

 

 

ホンダレブル1100

いよいよ2021年にレブル1100が登場、レブルがついにリッタークラスの侵略に乗り出しました。

レブル1100には2車種あり

「レブル1100 Dual Clutch Transmission」「レブル 1100」それぞれ2021年3月11日(木)、2021年5月13日(木)にホンダドリームより発売さました。

Rebel 1100は、「Sit back & Enjoy the ride」を開発コンセプトに、車体をRebelシリーズ共通の特徴である低いシート高かつ、ライダーの股下でフレームにくびれを持たせた形状のナロースタイルとすることで、低重心で安心感のある足つき性を実現しました。また、ライダー乗車時のプロポーションの良さを表現しつつ、ステップをペダル操作のしやすい位置に設定するとともに、35度のバンク角を確保することで、クルーザーカテゴリーながらスポーティーな走行も楽しめる設定としました。

 エンジンは、270度位相クランクによる不等間隔爆発が生み出す力強いトラクション性能とパルス感、さらに、高回転域までスムーズに吹け上がる特性でスロットルを開ける楽しみを表現。

 また、毎日の通勤・通学から、週末のロングトリップ、パートナーとのタンデム走行まで幅広いシチュエーションと路面状況に合わせて走行フィーリングを任意に選択できるライディングモードを搭載し、ファンライディングをサポートします。

 カラーリングは、クールでスポーティーな印象をより引き立てるガンメタルブラックメタリックと、エレガントで洗練された印象のボルドーレッドメタリックの2色の設定としています。

引用元:HONDA公式サイト

メーカー希望小売価格(消費税込み)

レブル1100 Dual Clutch Transmission    1210,000円

レブル1100                                       1,100,000円

 

【主要諸元】

全長×全幅×全高(mm) 2,240×850【830】×1,115
シート高   700mm
車両重量   223【233】kg
最小回転半径  2.9m
燃料消費率  定地燃費値 31.5km/L(60km/H)
WMTCモード値 18.7km/L
燃料タンク容量  13L
エンジン種類   水冷 4ストローク OHC 4バルブ 直列2気筒
総排気量  1,082cc
最高出力   63KW(87PS)/7,000rpm
最大トルク  98N・m(10.0kgf・m)/4,750rpm
変速機形式  常時嚙合式6段リターン【電子式6段変速(DCT)】
ブレーキ   前 油圧式ディスク
       後 油圧式ディスク
フレーム形式  ダイヤモンド

※【】内はレブル1100 Dual Clutch Transmission

ホンダも以前はアメリカンバイクの代名詞ともいえるVツインエンジンのVツインマグナやドラッグスターシリーズを世に出していましたが、ストレートツインエンジンなんですね。

そこが少し残念と言う方もいるかもしれませんが、OHC1100CCのエンジンは十分にトルクフルな鼓動感を持ち合わせているようです。

車重もこの排気量のクルーザーにしてはかなり軽いようですし、小回りもきいてワインディングも楽しく走れそうですね。

気になる方は是非試乗してみてください。

 

 

カワサキバルカンS

 

メーカー希望小売価格(消費税込み)   858,000円

 

【主要諸元】

全長×全幅×全高(mm) 2,310×855×1,090
シート高   705mm
車両重量   229kg
最小回転半径  3.2m
燃料消費率  定地燃費値 32.0km/L(60km/H)
WMTCモード値 22.8km/L
燃料タンク容量  14L
エンジン種類   水冷4ストローク並列2気筒/DOHC4バルブ
総排気量  649cc
最高出力   45KW(61PS)/9,500rpm
最大トルク  63N・m(6.4kgf・m)/6,600rpm
変速機形式  常時嚙合式6段リターン
ブレーキ   前 油圧式ディスク
後 油圧式ディスク
フレーム形式  ダイヤモンド

 

スタイリングは迫力があるアメリカンスタイルですが、エンジンはVツインではなく、ニンジャ650と同じ形式のものを採用しています。

排気音はそれなりに主張がありますが、アメリカンバイクの音を期待していると見事に裏切られます。

伝統的なアメリカンモーターサイクルというよりもストリートアメリカンといったほうが良いかもしれません。

スムーズに高回転までふけあがるエンジンなので加速もスムーズです。

アメリカンタイプとは少し異なるタイヤセレクトのため、コーナリングでもネイキッドに近い感覚で曲がれワインディングでもストレスが無いでしょう。

ただしアメリカン特有のトルク感を感じて走るほどのトルクは無いため、しっかりとギヤを選んで走る必要がありそうです。

 

バルカンの特徴は異形ヘッドライト。メーター周りもスポーティーに仕上げられています。

 

 

ヤマハボルト

BOLT Rスペック ABS
メーカー希望小売価格(消費税込み) 1,025,200円
BOLT ABS
メーカー希望小売価格(消費税込み)  979,000円

 

【主要諸元】

全長×全幅×全高(mm) 2,290×830×1,120
シート高   690mm
車両重量   252kg
最小回転半径 3.3m
燃料消費率 定地燃費値 30.7km/L(60km/H)
WMTCモード値 21.2km/L
燃料タンク容量  13L
エンジン種類   空冷4ストロークSOHC4バルブ V型2気筒
総排気量  941cc
最高出力  40KW(54PS)/5,500rpm
最大トルク 80N・m(8.2kgf・m)/3,000rpm
変速機形式  常時嚙合式5段リターン
ブレーキ   前 油圧式ディスク
後 油圧式ディスク
フレーム形式  ダブルクレードル

 

3台のなかで、唯一アメリカンテイストのVツインエンジンを積んでいるのがヤマハのBOLT。

ボルトのエンジンは、フレームに直接搭載されるリジットマウント方式を採用しているため

Vツインエンジンのドコドコ感が体に伝わり、実に心地良く、排気音もそれなりに野太く主張をしています。



950ccという排気量の割には馬力は54psと控えめではありますが、8.2Kgという太いトルクを約3000回転

という低回転域で発生するので、思いのほか気持ち良い加速を見せてくれて、追い越しや、車線をリードすることも問題ありません。

 

他の和製大型アメリカンバイクとは異なり、タンクも小型で車体もスリムにデザインされており都会的な印象のスタイルにまとめられています。

スタイルが似ていることから和製スポスタと言われます。

ただし、ボルトの走りはスポーツスターとは全く別物で、

より力強い加速感を味わうことができるエンジンに仕上がっています。

スポーツスターのパクりという人がいるかもしれませんがBOLTのほうが性能はかなり上なので気にすることはありません。

欠点をあげるなら、空冷エンジンのため夏は右太ももが熱くなることでしょう。

また、思いのほかスポーティな走りをしてくれますが、ロー&ロングなスタイルのためタイトなコーナーはあまり得意ではありません。

コーナーで倒しすぎるとガリガリとステップを擦ります。

ステップは消耗品という割り切りかたもありますが、

リーンインを上手く使って操る楽しさを味わうことができれば楽しく走れるでしょう。

 

スタイルは都会的でシンプル。無駄を省いたデザインがYAMAHAらしいセンスを感じさせてくれます。

比較のために883スポスタのスペックを掲載しておきます。

 

ハーレーダビッドソン スポーツスターXL883R

メーカー希望小売価   1,373,900円~

 

【主要諸元】※公表している数値のみ。

 

全長×全幅×全高(mm) 2,245×1,150×935
シート高   714mm
車両重量    256kg
最小回転半径     m
燃料消費率  19.0km/L
燃料タンク容量  12.5L
エンジン種類   空冷式Evolution
総排気量  883cc
最高出力   54KW(     PS)/     rpm
最大トルク  66N・m(6.7kgf・m)/4,500rpm
変速機形式  常時嚙合式5段リターン
ブレーキ   前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式ディスク
フレーム形式  ダブルクレードル

 

全長×全幅×全高(mm) 2,245×1,150×935
シート高   714mm
車両重量    256kg
最小回転半径     m
燃料消費率  19.0km/L
燃料タンク容量  12.5L
エンジン種類   空冷式Evolution
総排気量  883cc
最高出力   54KW(     PS)/     rpm
最大トルク  66N・m(6.7kgf・m)/4,500rpm
変速機形式  常時嚙合式5段リターン
ブレーキ   前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式ディスク
フレーム形式  ダブルクレードル

BOLT VS スポスタ883の動画見てみて下さいね。

さらに、公表ではありませんが、あちこちから引っ張ってきた数値を比較してみましょう。

最高速

レブル250        154.4km/h
レブル500                183.4km/h
バルカンS                 161.4km/h
ボルト                   164.7km/h  

良く回るHONDAの直列2気筒エンジンに軍配です。YouTubeなどを見るとボルトで180kmオーバーの動画も見ますのであくまで理論値のようです。

 

時速100Kmの回転数

レブル250             6,150rpm
レブル500             4,630rpm
バルカンS                4,650rpm
ボルト                     3,340rpm

レブルやバルカンと比較して、ボルトのエンジンが全く別物だということが良くわかります。

 

航続距離

レブル250            375.1km
レブル500            297.0km
バルカンS               317.9km
ボルト                      275.6km

ちなみに私のBOLTはタンクが小さめなので約200キロ位で給油しています。

スタイリング重視のためタンク容量を犠牲にしたのでしょう。

長距離ツーリングではマメに給油するようにしないと焦ることもあります。

 

 

まとめ

レブルもバルカンもカッコ良いと思います。

それぞれの主張があって、とても良くできたバイクです。

レブルの現行は、ヘッドライトがLEDでスパルタンな感じになってるし、バルカンの異形ヘッドライトも悪くないと思います。

恐らく、バイクに何を求めるかということで選択は決まるのでしょう。

 

私の判断でどのバイクが向いているかを書いてみます。

街乗りメイン・・・レブル、バルカン、ボルト

コーナーも攻めちゃう・・・レブル、バルカン

高速道路で遠くまで・・・レブル500、バルカンS、ボルト

エンジンのドコドコ感・・・ボルト

ゆったりロングツーリング・・・レブル500、バルカンS、ボルト

自分なりにカスタム・・・レブル、ボルト

 

<ということで、Vツインエンジンのドコドコ感が好きで、ゆったりツーリングを楽しみたい私はBOLT一択でした。

街乗りもロングツーリングも得意なYAMAHA BOLT。

とてもよくできた都会的クルーザーバイクだと思います。

乗っていた私が自信をもってお勧めします!

最後までお読みいただきありがとうございました。

楽しいBIKE LIFEを!

 

 

 

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