先日リフレッシュ休暇を利用して一週間の東北ツーリングへ行きました。
磐梯山や蔵王、八幡平などはGWに回ってきたので今回は海側を中心に回ることに、メインはバイクで行ったことがなかった青森県でした。
ここでは東日本大震災で津波の被害にあった福島県浪江町にある震災遺構「請戸小学校」周辺の様子をご紹介します。
横浜から常磐道で「いわき」まで
横浜の自宅を出発して常磐道の「いわき中央インター」で降りて海沿いに走りました。
「道の駅なみえ」でランチをとってから目指すは「震災遺構 浪江町立請戸小学校」。
ちなみに今回はキャンプ道具なども積み込むことで荷物が多くなるため使用したバイクはADV160。
こいつは荷物はたくさん積めるし、高速道路でも100km程度の巡航なら難なくこなす優秀なやつです。
ランチでいただいたのは「麵処ひろ田」の手もみ味玉中華そば。
縮れ麺がツルシコでスープが鶏と魚介のダブルスープ。
なかなか美味しい中華そばでした。
震災遺構 浪江町立請戸小学校へ
道の駅なみえから目的地の震災遺構 浪江町立請戸小学校までは5kmほども道のり。
震災遺構 浪江町立請戸小学校は、未だかつて経験したことのない大地震・大津波とその後の原発事故に見舞われ、甚大な被害を受けた福島県沿岸部にありますが、全員が無事避難することができた奇跡の学校としても知られています。
周辺には民家がたくさんあったようですが、現地へいってみると被害後整地された荒涼とした風景が続いています。
「復興」というイメージとは程遠く何もない更地が広がっているだけの場所。
その風景が地震による被害の凄まじさを物語っています。
請戸小学校は震災遺構として見学客に解放されていて被害の様子を目の当たりにできる場所になっています。
内部は被害当時のままの状況がほぼそのまま保存されていて、パネル写真等で被害の様子や避難の状況が詳細に説明されています。
東京電力福島第一原発がある双葉町とは隣接していて現在も多くの町民が福島県内外での避難生活を余儀なくされています。
請戸小学校が位置する請戸地区は、津波による死者が127名、行方不明者27人と多くの犠牲が出ました。
そのなかで、請戸小学校では教職員がすぐに82名の児童に対し避難を促し、避難場所に指定されている学校から約1.5キロメートル離れた大平山を目指しました。
結果として地震発生から40分後に訪れた津波から難を逃れることができたのです。
しかしながら校舎は甚大な被害を受けました。
教室の様子
体育館
給食室
津波直後の小学校周辺の様子
小学校以外の周辺の建物は跡形もなく流されてしまったことがわかります。
震災から10年以上がたってようやく震災の地を訪れたのですが、当時のTV中継の様子などからは分からない津波の怖さ、被害の凄まじさを感じることができました。
周辺の様子
周辺には請戸小学校以外にも津波の爪痕を感じられ場所がいくつもあります。
海沿いにあるマリンハウスは立ち入り禁止に。
海沿いには新たに防潮堤が建設されていますが、民家は一切ありません。
双葉駅周辺には被害を受けたあといまだ手つかずの民家などが点在していました。
東日本大震災の記憶は時がたつごとに薄れていきますが、南海トラフ地震など、自身の被害がいつ自分に降りかからないとも限りません。
東北ツーリングに行かれるなら震災遺構 浪江町立請戸小学校へ行ってみてください。
公式サイト:【公式】震災遺構・浪江町立請戸小学校
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