山梨県のグルメと言えば誰もがご存じの「ほうとう」。
山梨県内には観光地を中心として多くの「ほうとう店」が営業しています。
「ほうとう」自体、割とシンプルな食べ物なので、どこのお店に入っても大差ない?と思い勝ち。
でも、やはり人気の「ほうとう店」には、人気になる理由がありました。
今回は山梨県で人気のほうとう店「小作」をご紹介します。
「ほうとう」とはどんな食べ物?
甲州ほうとうは、数多くの野菜類、カボチャ、じゃが芋、里芋、白菜、ねぎ、ごぼう、にんじん、しいたけ等の植物繊維が豊富に含まれています。
禅僧の手により中国から日本にもたらされた「饂飩(はくたく・はうたう)」が語源と言われ、武田信玄が野戦食として用いたことから甲州地方に広く根付いたと言われています。
「ほうとう」はいわば、山梨の誇りともいえる郷土料理であり、その味の中に甲州の長い歴史が息づいています。
ちなみに自分の実家がある「群馬県」には「おっ切り込み」という煮込みうどんがあって、これがかなり「ほうとう」に似ているのです。
違いと言えば、「ほうとう」にはカボチャが入るのに対して「おっ切り込み」は根菜類が中心になること、それに「おっ切り込み」は、味噌仕立てもありますが、醤油ベースもあるのに対して「ほうとう」はすべて味噌仕立てということでしょうか。
いずれにしても「おっ切り込み」を食べて育った私は「ほうとう」はかなり懐かしい感じがする食べ物なのです。
〈おっきりこみ〉
甲州ほうとう「小作」
小作という「ほうとう店」について引用も含め少し説明しましょう。
甲州名物と言えば、信玄公にぶどうにほうとう
美味しいほうとうは、やっぱ小作ずら!
ほうとうの味には、甲州の長い歴史が息づいています。
霊峰富士のもとではぐくまれた山梨の郷土料理ほうとう。
素朴な自然食の中に戦国を偲ばせてくれます。
甲州ほうとう小作は、山梨県を中心に9店舗を展開している郷土料理レストランです。
地元・山梨県の皆さまに愛される伝統の「ほうとう」や、人気のB級グルメ「鳥モツ煮」、「馬刺し」や「煮貝」など山梨ならではの味覚を取り揃えております。是非皆さまでご来店ください。
引用元:「小作」公式サイト
秘訣その1:こだわりの麺
小作のほうとう麺は、もちもちとした麺の食感を出す為に試行錯誤を重ね、粉の配合をほうとうに最適な割合で製麺されたオリジナルのほうとう麺です。
この秘伝の割合を代々受け継ぎ、創業以来40年間、変わらぬ味をご提供しています。
添加物や保存料は使用しておりませんので、ご家族皆さまで安心してお召し上がりいただけます。
太麺でも固すぎず、煮込んでも柔らかくなりすぎない、小作自慢の麺の食感をお楽しみください。
お客様からの強いご要望にお応えし、小作のほうとう麺がオンラインショップでもご購入いただけるようになりました!
お店と同じものなので日持ちがしませんが、新鮮で添加物のない麺にこだわり提供しています。
秘訣その2:秘伝のダシと味噌
味の基本をつくるのは、野菜をベースにした秘伝のダシ。
そこに自社オリジナルの小作味噌を加えると、40年間変わらぬ自慢のほうとう汁の完成です。
小作味噌は、ほうとうをおいしくいただくために考案されました。
ほうとうの素朴な味わいと力強さを引き立たせる名わき役です。
小作味噌はオンラインショップでもご購入いただけます。
ほうとうにはもちろん、お味噌汁や雑炊に使っていただいても大変美味です。
秘訣その3:ひとつひとつ鉄鍋で調理
小作ではご注文を頂戴してから、ひとつひとつ鉄鍋を火にかけてほうとうを調理し、お客様にご提供しているので、いつでも出来たてあつあつのほうとうが、お客様のお手元に運ばれます。
いつどの店舗へご来店いただいても変わらぬ小作のほうとうをお召し上がりいただけるよう、心がけ、こだわっております。
以上、引用元:小作公式サイトより
甲州ほうとう「小作」初入店
私はいままで、幾度となく「ほうとう」を食べていますが、実は「小作」に行ったのは今回初めて。
前を通りかかったことはありますが、大体混んでいるので避けて他のお店に行っていたのです。
それも「おっ切り込み」という家庭料理を食べて育った私は、「ほうとう」にしても家庭料理レベルだからどこのお店も大きな差は無いだろうと思っていたのです。
ところが今回は平日月曜日であったのと、「ほうとう」を食べたことが無い友人と一緒だったので、入店待ちを覚悟で「小作」へ行ってみることにしたのです。
その日は、朝方までの雨が止み、天候が急激に回復。
富士山を眺めがてら「富士五湖巡り」を楽しみ、最後に訪れたのが山中湖でした。
時間も13:00頃で、ランチのピークも過ぎたことだろうと「小作 山中湖店」に行きました。
行ってみると駐車場は、ほとんど満車状態。
それでも何とか空き区画を見つけて駐車し、店内に入ってウェイティングリストに名前を書いたのですが、思いのほか入店待ちが少なく、3組待ちでした。
「小作」の店舗は比較的席数が多いので、10分と待たず入店することができました。
2名だったので外がを眺めることができる3名掛けの半個室に案内されました。
そして、メニューのなかから「ちゃんこほうとう 1,800円」「豚肉ほうとう 1,500円」を注文しました。
「小作」のほうとうを実食
10分程で料理が運ばれてきました。
「ほうとう」はいずれも熱々でモクモクと湯気が立ち上っています。
コチラが私が注文した「豚肉ほうとう」
具材は、カボチャ、にんじん、干しシイタケ、ジャガイモ、里芋、山菜、白菜、そして豚肉。
特徴は、具材の多くがかなり大き目にカットされていることです。
シイタケは干すと旨味が凝縮されてとても美味しいのですが、それも肉厚のものが1個まるまる入っています。
豚肉や野菜は火の通り下限が丁度良いのに感心しました。
山菜はシャキシャキしていてこれも○。
出汁も味噌とダシと具材の旨味が凝縮され、まろやかな中にも深みがある美味しい出汁です。
そして、何より気に入ったのが「ほうとうの麺」
平べったくて少し厚みのある麺は、コシがあってツルッとしていて食べ応えがあります。
茹で加減が絶妙で、とても美味しい麺です。
そして、具材が多いこともあって1人前を食べるとかなり満腹になります。
そこも気に入ったところ。
そして、こちらが「ちゃんこほうとう」
海老などが入って豪華、とても美味しそうでした。
また、こちらの「ゆず七味」を途中で入れて味変しながら食べるのもおすすめ。
ゆずの香り豊かな七味唐辛子で、ほうとうにはもちろん、いろいろなお食事の味を引き立てます。
さらに、「炒めにんにく 七味入り」というのもあって、こちらは、にんにく入りの七味唐辛子。
私は試しませんでしたが、一緒に行った友人は、「これもなかなか美味い!」と言っていました。
「小作」のほうとうがとっても気に入ったので、これからほうとうを食べるときは「小作」にしか行かなくなりそう。
それぐらい美味しく、おすすめのほうとうでした。
やはり人気店に行くべきですね。
おすすめです!!
【甲州ほうとう 小作 山中湖店】(全9店舗)
住所:南都留郡山中湖村山中234【地図】
営業時間: 11:00~20:00
定休日:定休日なし *休業の際はHPにてお知らせします。
電話:0555-62-5391
参考:小作公式サイト
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