つい先日HONDA ADV160を予約したにもかかわらず、他のバイクのこともついつい見てしまう私。
最近ではアドベンチャーモデルが気になっています。
アドベンチャーバイクと言えば、同じくHONDAのアフリカツイン1100に代表されるように、大排気量に大きな車体で悠々と駆け抜ける姿が目に浮かびますが、今回気になっているのは、SUZUKI VストロームSX。
いたいどんなバイクなのか
早速ご紹介しましょう。
SUZUKI VストロームSXってどんなバイク?
VストロームSXは、インド市場において2022年4月に発表されたアドベンチャーモデル。
搭載されたエンジンは、排気量249ccの油冷単気筒SOHC4バルブユニットで、ジクサー250/SFに搭載されたものと同系統なのです。
2017年からラインナップされているVストローム250(並列2気筒エンジン)とは異なり、フロント19インチ/リア17インチのホイールを採用(チューブレスタイヤ)、「くちばし」をイメージさせるフロントマスクは、シリーズ共通ながら、異形ヘッドライト(LED式)が採用され、丸一眼だったVストローム250との違いをみせています。
あくまでもインド市場での数値ながら、装備重量は167kg。これは日本向けのVストローム250よりも21kg軽いものです。
こちらがVストロームSX
そして、こちらが日本で現行販売されているVストローム250。
ヘッドライトの形が異なり、VストロームSXのほうがより直線的でスパルタンなイメージになっています。
VストロームSXは2022年中に日本で発売か?
バイク関連の記事によると、なんでもこのVストロームSXが今年中に日本で発売される可能性が高いようです。
先にも書いた通り、Vストローム SXは、ジクサー250をベースに数々の専用パーツでアドベンチャーモデルに仕上げたモデル。
スズキのアドベンチャーモデル旗艦であるVストローム1050を彷彿とさせるスタイルに、軽量&コンパクトな新世代の油冷250cc単気筒を搭載します。
現行モデルで水冷2気筒を積むVストローム250よりナント22kgも軽くなっています。
さらに、ホイールが前後17インチ→前19&後17インチとなることで、より本格的な万能モデルとなっています。
そして注目すべき点は、スズキ独自の油冷システム「Suzuki Oil Cooling System(SOCS)」を採用したエンジン。
これは燃焼室周りにエンジンオイルを高速で循環させて冷却するシステムで、水冷ユニットよりメカニズムがシンプルとなるため軽量コンパクト化を実現できるものです。
スズキの油冷エンジンは、2020年のジクサー250で久々に復活しましたが、往年の油冷ファンには注目の的となっています。
最高出力は26.5psと水冷エンジン並み。
24psを発生する現行Vストローム250の水冷2気筒よりハイパワーとなっています。
SUZUKI VストロームSXは装備も充実?
デザインでは、丸みを帯びたVストローム250や同650と異なり、直線的でシャープな印象。
そして装備面でもなかなかの充実ぶり。
電制系では、セルボタンを一押しするだけで始動できるスズキイージースタートシステムのほか、スマホ連動機能の「スズキライドコネクト」を搭載。
ブルートゥース接続により電話着信や、矢印を表示できる簡易式のナビがメーター上に表示可能となっています。
もし日本にも導入されれば、国産250ccで唯一の装備となるほか、メーター左横にはUSB充電ソケットも備えています。
ライバルが少ない?
国内モデルではヤマハ セロー250が2020年に生産終了し、カワサキのヴェルシスX250ツアラーも今年10月発売の2023モデルでファイナルとなることが発表されたばかです。
そこにトレール性能が高い万能クロスオーバーであるVストロームSXがデビューすることになるので人気の車種となる可能性は高いでしょう。
気になるお値段のほうは?
インド現地での価格は日本円換算で約37万4000円。
ちなみに、ジクサー250はインドで約31万7700円相当、日本仕様は44万8800円なので、価格差は約1.41倍となっています。
これをVストローム SXに当てはめると、50万を少し超えることになりますが、果たして実際の販売価格はおいくらになるのか?
50万円~55万円程度になるというのが大方の見方のようです。
ちなみに、Vストローム250 ABSのお値段は、613,800円(消費税抜き558,000円)です。
もう一つ気になる足付き性
前輪がインチアップしていることもあって、気になるのは足付き性ですね。
Vストローム250 ABSのシート高は800mmでそれほど足付きは悪くないのですが、インド仕様のVストローム SXのシート高は835mmとなります。
脚の短い私にとっては少し辛いところかも・・・。
でも、ローダウンやローシートという方法があるので、後で何とかなりそうな高さです。
それに、車体がスリムで軽いので、それほど心配しなくても良いかもしれません。
SUZUKI Vストローム250はどうなるのか?
2気筒を搭載する現行Vストローム250の去就に関しては、正式発表がなく、生産終了の噂が流れていいますが、最新の情報ではモデルチェンジによって排ガス規制に適合して販売が継続される可能性が高いようです。
つまり、同じ250ccのVストローム250とVストローム SXが並行して販売されることになりそうなのです。
消費者としては選択肢が増えて嬉しい事ですね。
Vストローム SX Vストローム250 諸元比較
Vストローム SX | Vストローム250 | |
全長×全高×全幅 mm | 2180×880×1355 | 2150×880×1295 |
軸間距離 | 1440 | 1425 |
車重 | 167 | 189 |
エンジン形式 | 油冷単気筒 | 水冷並列2気筒 |
弁方式 | SOHC4バルブ | SOHC2バルブ |
最高出力 | 26.5ps/9300rpm | 24ps/8000rpm |
最大トルク | 2.26kg-m/7300rpm | 2.2kg-m/6500rpm |
燃料タンク容量 | 12 | 17 |
タイヤ(F・R) | 100/90-19・140/70-17 | 100/80-17・140/70-17 |
Vストローム SXの詳しい諸元はこちら
カラーは3色
車体カラーはチャンピオンイエローの他、グラススパークルブラックとパールブレイズレッドが用意される見込み。
万能バイクと言えるほど、使い勝手が良く、そして軽く、しかも経済性にすぐれた1台であることは間違いありません。
私もとても気になる一台です。
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