私のキャンプはツーリングキャンプ。
最近は、もっぱらソロキャンです。
つい先日も、富士山の麓にある「ふもとっぱら」にソロ・キャンツーに出かけました。
その時は快晴でしたが、朝方の気温は0℃。
かなり冷え込んでいました。
それでも、新調した冬用シュラフ「NANGA別注 アルピニスト800」のお陰で、ぐっすりと快眠することができました。
その時に思ったのは「キャンプは冬がいい」ということです。
特にソロキャンプの場合は「冬に限る」と言っても過言ではないでしょう。
「キャンプは冬が良い」理由をご説明しましょう。
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虫がいない
暖かい季節のキャンプに「虫」はつきもの。
ランタンの光に集まってくる虫。
蚊やブヨなど人間の生き血を狙って襲ってくる虫。
特にブヨなどに刺されると数日痒みが収まらないこともあります。
料理や食事をしていても虫に悩まされることがしばしばあります。
また、テントに入る時、気を付けていても必ず1匹は中に入ってしまいます。
そのため「虫よけ」や「かゆみ止め」を必ず持っていく必要があります。
その点、冬はその手の虫に悩まされることがありません。
なんと素敵なことでしょう。
焚火の良さは冬にわかる
夏場にキャンプをすると日が暮れるのが遅いため明るいうちから焚火をすることになります。
特に、料理に焚火を使おうと思えば尚更です。
それに、熱いので焚火の良さが半減します。
その点冬は、日が暮れるのが早い。
日が短い時は16時過ぎから薄暗くなり、17時にはすっかり夜です。
焚火の炎が美しくゆらめくのを見ているだけでも癒されますが、何よりも焚火の暖かさがすごくありがたい。
焚火にあたって暖をとりながら呑むお酒は最高です。
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キャンプ場が空いていて騒がしくない
冬場は、家族連れやグループでのキャンパーが少なくなります。
ソロキャンで静かに過ごしたいときに、周りが騒がしくないのは実にありがたい。
私は、キャンプで夕食を終えたあとは、好きな音楽をイヤホンで聞きながら焚火にあたってお酒を飲むのが好きなのですが、周りで騒がれては興ざめです。
その点、比較的静かな冬のキャンプ場は持って来いのシチュエーションなのです。
クーラーボックスも氷もいらない
夏場は、食材が腐りやすいので肉などをクーラーボックスで冷蔵する必要があります。
また、ビールなどの飲み物も冷やしておかないとすぐに生ぬるくなってしまいます。
その点、冬場は食材を外に置いても大丈夫です。
ビールなどは、日が当たらない場所に置いておけば十分に冷えます。
ビールも良いのですが、焼酎やウイスキーのお湯割りを飲みながら体を温めるのは最高です。
また、赤ワインを温めてホットワインにしても美味しく頂くことができます。
鍋を使った暖か料理が最高
冬キャンは寒いので、鍋を使った暖かい料理を楽しむことができます。
先日は、ミネストローネを作りました。
作ったといっても、最近豊富な種類が売っている「鍋のツユ」のなかの「ミネストローネ」を買って具材を入れるだけです。
多めに作っておいて、メスティンで炊いたゴハンを残しておけば、
翌朝、ミネストローネに残ったゴハンを入れて火にかけるだけで美味しいトマトリゾットにありつくことができます。
そして、朝冷え切った屋外で飲むホットコーヒーがまた格別なのです。
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綺麗な星空を観ることができる
冬は夏に比べて乾燥しています。
空気中の水蒸気が少なく空気が澄んでいるので、晴れた日のキャンプ場では「満点の星空」を観ることができます。
特に、キャンプ客が少ない時には照明も少ないので、吸い込まれるような星空に息を飲むこともあります。
装備を工夫して寒さをしのぐ楽しさ
冬キャンプで最も大切なのが寒さ対策です。
シュラフも冬用のものを用意する必要があります。
荷物を大量に積載することができる自動車でのキャンプであれば、暖房器具まで用意することも可能ですが、バイクだとそういうわけにもいきません。
小さなテントで換気もせずに火器を使えば、一酸化炭素中毒や火災の心配もあります。
せいぜい湯たんぽを用意する位だと思っています。
なので、着衣も寒さに耐えられるものを用意する必要があります。
防寒の上着はもちろんですが、下半身も冷えるので「ダウンパンツ」などを用意したほうが良いでしょう。
また、寝るときも地面の冷気が伝わらないように、マットの下に薄い銀マットなどを敷いたりするような工夫も必要です。
私は、いま折り畳み式のコットの購入を検討しています。
地面から離れている分、地面の冷気が伝わりにくいからです。
夏場は必要無いような装備を購入したり、自分なりの工夫によって寒さ対策をすることもまた楽しみです。
そして、結果としてメチャクチャ寒い中でも快適に過ごせた充実感は「冬キャン」でしか味わうことができません。
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このように冬キャンプには良いことがたくさんあります。
逆に注意点もあります。
私が注意していることをいくつかあげてみましょう。
冬キャンの注意点
凍結・積雪するような場所にいかない
もちろん、雪山でキャンプを楽しまれる強者もいますが、バイクでのキャンプを前提にすると、道路が凍結していたり、積雪している場所に行くことは命取りになりかねません。
標高が高い場所や、雪が降りそうな場所には近寄らないほうが賢明です。
また、天気が悪い日も同様に路面が凍結したり、装備が濡れてなかなか乾かないことがあるので避けるべきです。
キャンプ場は、なるべく寒さが厳しくなさそうな標高が低い場所を選んだほうが良いでしょう。
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自分の装備の限界温度を知る
私のシュラフの快適温度下限はマイナス6℃です。
快適温度以外に、限界温度の表示があるシュラフもありますが、快適温度以下になると寒くて眠れたものではありません。
その場合には、インナーシュラフや衣服で調整したり、「湯たんぽ」などを追加する必要があります。
行先の最低温度予報をしっかり確認して、自分が持っている装備で眠ることができるかどうか見極める必要があります。
決して無理はしないでください。
薪の調達などの確認
冬場の焚火に薪は多めに用意したほうが良いでしょう。
夜だけではなく、朝も暖をとるために必ず焚火が欲しくなります。
キャンプ場で薪を購入できる場合は売店が閉まる前に多めに用意しておきましょう。
また、キャンプ場に薪の用意が無い場合、薪を売っている「道の駅」や「コンビニ」などがあるか確認しておくことが必要です。
シャワーだけなら使わないほうが良い
浴場があるキャンプ場や、近くに温泉施設がある場合、風呂に入ってゆっくり暖まるのは気持ちが良いものです。
しかし、シャワーしかない場合も多いと思います。
温水シャワーがあるキャンプ場でも、シャワー室は寒いと相場は決まっています。
シャワーを使うことで余計に体が冷えて風邪をひくこともあるので、1日くらいシャワーを我慢したほうが良いかも知れません。
冬は、夏と違って汗をかかないので問題ないはずです。
どうしても入りたいときは、キャンプ場の近くに「日帰り温泉」や「スーパー銭湯」などの入浴施設がないか確認しておくと良いかと思います。
焚火の匂いが衣服や体につくので、おすすめは撤収したあとで帰りに温泉につかってから帰るというプランです。
いかがでしょうか、冬キャンの良さをわかっていただけましたか?
冬キャン未体験の方は、しっかり装備を準備して是非「冬キャンプ」に挑戦してみて下さい。
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