キャンツーでは積載量が限られているのであまり大きなキャンプギアを持っていくのは難しい。
自宅のベッドのようにはいかないけど、それでも夜は心地よくグッスリ眠りたい。
そんな人のために今回は私が使っているキャンプのスリーピングギアをご紹介しましょう。
自動車でのキャンプならば荷物がたくさん積めるので、寝心地にこだわったギアも持っていくことが可能です。
中には、大きなテントの中に入るとまるで家のように様々なものが用意されているような強者もいます。
私のキャンプはバイクでいくツーリングキャンプ、いわゆるキャンツーです。
「バイクだから寝心地にこだわったギアを持っていくのは無理かな・・・。」
「キャンツー用の小さなテントでは・・・。」
と諦めるのは早すぎです。
とは言うものの、私もキャンツーを始めたときはそう思っていました。
なるべく軽量でコンパクトなものを選んで、ギアを揃えていました。
さらに、冬キャンプは荷物が多くなるから無理かもしれないとも考えていたくらいです。
当初のスリーピングギア
そんなわけで、当初はマットもコンパクトに収納できるという理由でエアマットを使っていました。
枕部分にポンプが内蔵されたこちらのエアマットです。
【WINDPOWER 足踏み式 エアーマット】
使用サイズ:198 × 65 × 8 cm
収納サイズ:26 × 12 cm
重量:750g
Amazon購入価格:3,380円
寝心地もマズマズで悪くは無かったのですが、膨らますのが面倒で、もし穴が空いたらという不安がありました。
エアマットの長所は、軽くてコンパクトに収納できること。
そして、寝心地もそこそこ良い事です。
一方で、穴が空いたら使えなくなる。
膨らますのに手間がかかるという欠点があります。
このころは、シュラフも春・夏・秋に対応できるものしか持っていませんでした。
冬キャンプの良さを知ってしまった
キャンプツーリングを重ねていくうちに「冬キャンプ」は楽しいのではないか?
と思うようになりました。
理由は
①虫がいない
②小さな子供連れのキャンプ客が少ない
③焚火が楽しそう
④お酒が温くならない
⑤食材が痛まない
など数え上げると沢山あります。
そしてついに冬用シュラフを購入し、最低気温0℃のキャンプに挑戦。
場所は「ふもとっぱら」でしたが、これが本当に最高だったのです。
そしてこのころから積載に関しても工夫をすればもう少し積めるということがわかりました。
そこで私は、スリーピングギアの見直しをはかったのです。
自分のテントのサイズを知る
当然ですが、キャンツー用のテントは大きくありませんので、そのテントに入るものでなければいけません。
私のテントは、ネイチャーハイクの Star-river 2 という2人用のダブルウォール、ドーム型テント。
2人用ですが、1人寝るとあとは荷物置き場しかありませんから実質1人用です。
とてもコンパクトに収納できて、設営が簡単なので気に入っています。
使用時サイズ:約210×(60+135+60)×110(h)cm
収納時サイズ:直径15×45cm
重量:約2.2kg
耐水圧:約3000mm(フロア/約4000mm)
Amazon 購入価格:¥19,900(税込・送料無料)
こちらのテントは縦210mm、横135mmの広さです。
なので、スリーピングギアは210mmの大きさのものまでということになります。
このテントの大きさを考えて「寝心地改善」のために私が揃えたギアがこちらです。
コット
キャンツーでコットは無理かと思っていましたが、積載の仕方を工夫すれば大丈夫。
ただし、コンパクトに畳めるものでなければいけません。
色々と見た中で「これだ!」と私が決めたのがこちらのコットです。
iclimb(アイクライム)軽量コンパクトコット Lサイズ
使用サイズ:長さ190cm、幅70cm、高さ20cm
重量:2.8kg 、耐荷重:150kg
収納サイズ:約18×44.2cm
このコットの良さは何といっても組み立てが簡単な事。
本当に力も要らず短時間で組み立てることができます。
このように大きさも十分で軋みなどもありません。
収納すると約18×44.2cmで重さは約3kgです。
なお、先に言っておきますがマットに比べ格段に寝心地が良いので、一度コットに寝るとマットには戻れなくなります。
ちなみに私のテントに入れるとこんな感じで、なんとか組み立ててから中に入れることができます。
この時は、まだ寒い時期だったので、コットの上に災害時用の銀毛布を敷いています。
コットでも下から冷気を感じることがあるのですが、この銀毛布一枚で解決できます。
そして、コットを使ってみて気づいた、コットのメリットがあります。
それは、荷物をコットの下に仕舞えること。
収納ベッドのイメージですね。
iClimbのコットは比較的高さがあるので、使わないものをすべてコットの下に仕舞ってしまえば、マットを使っていたころに比べて驚くほどテント内がスッキリ片付くのです。
ちなみに友人も同じシュラフだったのですが、友人のテントはセンターポール。
センターポールの小型テントだと、ポールが使えてコットを置くことができません。
友人はやむを得ずコットの上にポールを立てていましたが寝返りが打てなかったそうです。
その後友人は、コットを使うためにパップテントに買い替えました。
シュラフ
私はシュラフを3つ持っていますが、ダウンのものは一つも有りません。
理由は、高価なのと(安物は作りが悪く匂いがしたりします)、手入れが面倒なこと。
化繊中綿なら丸洗いができてしまいます。
一方、化繊中綿シュラフの欠点は、ダウンに比べてガサばること。
ダウンは潰せばペッタンコになりますが、化繊中綿のものはそこまで潰れません。
しかし、すべてをリュックに入れて雪山登山をするわけではなく、バイクの積載量の範囲であれば多少ガサばっても良いのです。
なので私が高価なダウンではなく、安心できるブランドの化繊中綿シュラフを使っています。
Naturehike 封筒型軽量シュラフ
梱包サイズ:26.42 x 18.8 x 14.99 cm
重量:860g
こちらは、春・夏・秋に使います。
かなりコンパクトに収納でき、封筒型なのでシーンに応じた使い方ができて便利、しかも安い!
Sumolux インナーシュラフ
梱包サイズ:31 x 16 x 16 cm
重量:660g
Amazon参考価格:¥2,880(税込)
こちらは sumolux のインナーシュラフ。
フリース生地でできており、ファスナーを全開すれば毛布として使用できます。
Naturehikeのシュラフだけでは心もとない微妙な気温の時に使います。
NANGA 別注モデル アルピニスト800
あのNANGAが、関西最大のアウトドアショップである「オレンジ」とコラボで作っている化繊中綿シュラフです。
快適温度:0~-6℃
極限温度:
重さ:中綿800g
収納時サイズ:20×39cm
楽天価格:17,800円(税・送料込)
NANGAのシュラフにしては驚きの安さ!
0℃前後の気温でもグッスリ眠れるのは実証済みです。
それ以下になりそうなら「長時間利用できるホッカイロ」や「ダウンジャケット、ダウンパンツ」で対応します。
これら3つのシュラフで、真夏以外どのシーズンでも快適に眠れます。
真夏以外とは、そもそも真夏はシュラフが必要ありませんし、夜で暑い時期には私はキャンプをしないためです。
枕
最期に購入したのが枕です。
それまで上着などを丸めて枕替わりにしていたのですが、服が皴になるし、寝心地も良くない。
そこで、良い枕は無いかと探して購入したのがこちらです。
Naturehike インフレーターピロー
使用サイズ:270x460x95mm
収納サイズ:390x250x15mm
重量:250g
価格は1780円
内部はウレタン材が入っているため、バルブを緩めるだけで自然に膨らみます。
また、カバーに多少の穴が開いても、ウレタンのおかげで潰れてしまうことはありません。
表面の素材も肌触りが良く、とても寝やすく気に入っています。
ただのエアクッションに比べればガサ張りますが、使いごこちは数段上です。
これらのスリーピングギアのお陰で、私はテントの中で快適に眠りについて、朝までグッスリと眠ることができます。
一方で、気になるのはバイクへの積載ですよね。
バイクに積載するとこんな感じ
コットや冬用シュラフを積載するとどうなるか?
私の場合、こんな感じになります。
TANAXのサイドバッグ、コーナンのコンテナ、コンテナの上に、NANGAアルピニスト800と iClimbのコットを載せています。
コンテナはコーナンで売っている金属金具付のナイロン荷紐でガッチリと固定しています。
コンテナの上に積載するために使っているのが「防水ツーリングネット」。
通常のネットに比べてしっかりと荷物が固定でき、雨が降った時にも荷物が濡れるのをある程度防いでくれます。
これは、優れものなのでおすすめ、コンテナの上の荷物がグラつきません。
以上で、私の快眠キャンプギアのご紹介を終わります。
キャンプでも快適に眠りたいとお考えの方。
是非参考にしてみて下さい。
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