キャンプやブッシュクラフトで、ナイフや手斧の他に是非1本持っておきたい折り畳みのノコギリ。
私も必要性を実感して1本入手しました。
今回は、なぜ、ノコギリが必要なのか?どんなノコギリが良いのか?について解説します。
キャンプにはさまざまな楽しみ方がありますが、その醍醐味の一つは何と言っても「焚火」ではないでしょうか?
調理をするのももちろんですが、冬キャンプで暖を取ったり、焚火の炎をながめながらお酒を飲むのも最高です。
焚き火に欠かせないのが「薪」です。
ひとことで「薪」といっても様々な種類があります。
一般的にはキャンプ場などで束にして販売している「薪」を使う場合が多いと思いますが、それも「針葉樹」「広葉樹」など様々です。
太いものもあれば、細いものもありますし、木の硬さもいろいろ。
太い薪を細くする
太い薪に火を着けるのは大変です。
そのために薪を細く割ったり、削ったりするのですが
太い薪を縦に割って細くするには「手斧」「鉈(なた)」「ナイフ」などを使います。
私も、バイクに積むコンテナの中に「手斧」と「ナイフ」は必ず入れて持参します。
手斧をもっていると、俄然アウトドア感が出るのでおすすめ。
高いものでなくても良いので買っておいても良いかと思います。
こちらは、Lifinsky の薪割り手斧
全長:37cm
刃渡り:84mm
重量:800g
Amazon購入価格¥1,800(税込・送料込)
実は、斧ってちゃんとしたものを買おうと思うと結構高いのですよ。
この商品は安いわりにかなり使えるという評価でした。
太い薪は「手斧」を使って割るのですが、細めの薪を割るのに「手斧」は危険なので、ナイフを使って「バトニング」という方法で縦に割っていきます。
私のナイフはスウェーデンのモーラナイフ。
Companion Heavy Duty Burnt Orange(ステンレス)という商品ですが、使いやすい定番ナイフで、しかもリーズナブル。
こちらもおすすめです。
ブランド :モーラナイフ(Morakniv)
ハンドル材質: ラバー
ブレードの材質 :ステンレス鋼
ブレードの長さ :10.4 センチメートル
商品の重量 :104 グラム
刃厚:3.2mm
ブレードの形状 :ドロップポイント
ブレードのエッジ :フラット
Amazon購入価格:2860円(税・送料込)
薪を縦に割る場合は、この2つで事は足りるのですが、長い薪を短くするとなると別の道具が欲しくなります。
廃材の薪~オレンジ村にて
先日、オレンジ村に仲間と2人でソログルキャンにいったのです。
なんでも、オレンジ村では薪が無料で使い放題なんだとか。
販売している薪は、安くても1束500円ほどするので、無料で使い放題というのは助かります。
そして、実際にオレンジ村に行ってみると
長ーい廃材がたくさん置いてあって、ご自由にお使いくださいという感じ。
この長い廃材を短くするには手斧では無理・・・。
幸いなことに仲間が折り畳み式のノコギリを持っていたので、短くするのは仲間が、斧を使って縦に割っていくのは私と、役割分担をして薪を準備し、焚火を楽しむことができたのです。
ちなみに、このての廃材は木が柔らかいのですぐに火が付きますが、逆に長持ちしないため、多めの薪が必要になります。
なお、その後に行った山梨の「せせらぎ荘キャンプ場」も廃材が余っていれば無料で分けてもらえます。
そこでもやはりノコギリが必要でした。
この時に「自分もノコギリを買おう。」と決意したのです。
ノコギリ選び
キャンプで使うノコギリについてネットの情報を頼りに調べてみました。
いくつかの情報をみていると、「Silkyのゴムボーイ」という折り畳みノコギリが良さそうだということがわかりました。
Silkyとは
silkyとは兵庫県に本社がある「株式会社ユーエム工業」のブランド名です。
まずは日本の会社ということで安心できます。
以下、ホームページに出ているコンセプトを引用します。
シルキーは、鋸を通じて世界の人々に感動と喜びを届ける為に考え、歩み続けています。
人類が初めて道具を手にしたその日から文明の発達が始まりました。人類に計り知れない豊かさを与えた一つである鋸(のこぎり)は、生活の多くの場面に利用されてきました。
その発達の歴史は、気の遠くなるような年月を経てきたのです。
長い歴史の中でシルキーは、世界ではじめてハンドルにゴムを採用し鋸を通じて人に優しい、環境に優しい鋸作りと国内はもとより世界の人々に感動と喜びを届ける為に考え、歩み続けています。
思いは必ず実現する
その鋸作りの情熱は、翼を得て、世界の市場へと飛翔を始めました。確かな品質に保証された製品は、世界のプロに認められ、世界で真に独創的な鋸を作りつづける企業として発展し続けています。
引用元:株式会社ユーエム工業公式サイト
ハンドル部分にゴムを採用しているから「ゴムボーイ」というネーミングなのですね。
Silkyのゴムボーイは30年の歴史があり、多くのキャンパーに愛用されている折りたたみノコギリです。
刃の荒さには万能目、極細目、細目、荒目の4種類があります。
薪を切る場合には切り口を綺麗にする必要はないため、荒目か万能目がおすすめです。
刃渡りは210mm、240mm、270mm、300mmの4種類があります。
刃渡りが長いほど楽に薪を切ることができるので、とにかく楽に切りたいかたは300mm、収納性を重視する場合は210mmか240mmがおすすめです。
ゴムボーイはお客様に愛されて30年のロングラン商品です。
世界で初めて鋸にゴムグリップを採用し、新しい次元を提供しました。
また、未来目という当社オリジナルの特殊目立てを施しているため、縦・横・斜めのあらゆる方向からの切断に抜群の威力を発揮します。
鏡面研磨仕上げ(アサリなし刃)により、綺麗な切り口と強靭な刃先を実現しました。
折込タイプで携帯性が良く、ワンタッチ開閉が出来るため、不安定な場所でも便利にお使い頂けます。
引用元:株式会社ユーエム工業公式サイト
これなら信頼できそうだし、商品としての性能も良さそうです。
「よし!これだ」ということで、早速Amazonで「ゴムボーイ」を探してみました。
ユーエム工業(Silky) ゴムボーイ 万能目 210mm
探してみるとすぐに見つかりました。
こちらの商品はAmazonでもベストセラー商品になっていました。
ブランド :ユーエム工業(Silky)
折込時:240mm×60mm×20mm
使用時:445mm×60mm×20mm
刃渡り210mm 万能目
重量:230g
Amazon購入価格:2460円(税・送料込)
コンパクトに収納できるほうが良かったので、刃渡りは210mmを選択。
思ったよりもお値段が安く、すぐにポチりました。
ゴムボーイ到着
翌日には商品が到着しました。
こんな感じでプラスチックのケースに入っています。
ケースには、腰のベルトにかけられる工夫がされています。
折りたたんだ感じは想像していたサイズでした。
開いてみると、刃の長さがそこそこあって使いやすそう。
グリップの感じも握りやすく、開いた刃もストッパーでしっかりと固定され安心できます。
キャンプに持っていくにはちょうど良い大きさだと思います。
ケースに入れると厚みがあるので、キャンツーの時はケースから出してもって行こうかな?
取扱説明書もついていて、表示がすべてちゃんとした日本語で書いてあるので信頼できます。
なお、ゴムボーイは替え刃も売っているので、そういった面でも安心できます。
ポケットボーイ
ちなみにゴムボーイシリーズのなかに「ポケットボーイ」という商品もあります。
ポケットボーイはゴムボーイと同じSilkyの商品でボーイシリーズ最小の折りたたみノコギリです。
刃渡りは130mmと170mmの2種類があります。
とにかく収納性を重視する場合は130mm、収納性を重視しつつも切りやすさも欲しい場合は170mmとなります。
この商品はコンパクトで収納性が高いのですが、実際に薪を切るのに使った場合170mmでも使い勝手はあまりよくないと思います。
こちらの170mmを購入するなら、ゴムボーイの210mmを選択するべきかと思います。
ということで、「Silky ゴムボーイ210mm万能目」が私のキャンプギアに加わり、私のキャンプがまた一段とステージアップしました。
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