モーラナイフはスウェーデンを代表するナイフブランド。
さまざまな種類のナイフを提供していてキャンパーの間でも人気のブランドです。
今回自分もモーラナイフを購入してみました。
私が、キャンプを始めようと思った時、比較的早い時期に入手したのがナイフです。
用途は、薪などを削るのと同時に調理にも使うため。
調理用とその他の用途でナイフを使い分けている方もいると思いますが、バイクで行くキャンプの場合「荷物をなるべく少なくする」ということが大きな命題となるため、私は兼用できる万能ナイフを選ぶことにしました。
シースナイフ
そこで私が選んだナイフは「シースナイフ」
シースナイフとは、シース(鞘)に刃をおさめるタイプのナイフを指します。
刃とハンドルが一体になっているため、包丁のように手軽に扱えるのが特徴。
キャンプで食材を切ったり、釣り場で魚をさばいたりできるのに加え、斧や鉈(なた)のかわりにちょっとした薪割りもできるのが魅力です。
ナイフ選びはもっぱらAmazon任せ。
ユーザーの評価を見ながらなるべくコスパが良さそうなものを選びました。
そして購入したのがこちら
APECTY シースナイフ
サイズ:約20cm・刃長:約9cm・刃厚:約3㎜
重量:・ナイフのみの重量:約90g (ステンレス製)
Amazon参考価格:¥2,075(税込・送料込)
ステンレス製は錆びないのが良いですね。
最初は刃がついていないのですが研いであげれば切れ味は良かったです。
刃の厚みがあるので、硬い野菜を切るときには多少切りづらい感じはありましたが、それでも問題なく万能に使えるので気に入っていました。
バトニングで・・・
バトニングとは、ナイフを使って太い薪を細く割る技術で、焚き火やブッシュクラフトに欠かせない方法です。
バトニングという言葉は、リレーで使われるバトンが由来となっています。
その名の通り、薪にナイフを当てて、棒で叩くことで太い薪を細くします。薪はすべて斧や鉈で割れるとは限りません。
バトニングは、斧や鉈では割ることが難しいような細い薪を割るときに使えます。
キャンプ中、薪をなるべく安全に扱うことができるおすすめな技術です。
私も購入したシースナイフを使って、焚火のたびにバトニングをして楽しんでいました。
ところが先日キャンプをした際に、やらかしました・・・。
広葉樹の薪がとても硬かったのですが、いつもどおりバトニングをしていました。
「おっ!硬いな・・・この薪」
いつもより力を入れてバトニングをしていたのですが、ついにナイフの刃が動かなくなってしまいました。
これは薪で叩いてもダメだなと思い、手斧の刃が付いていない背の部分で強くたたいたのです。
ナイフが曲がって刺さってしまったため、ナイフの柄のほうも叩きました。
無事に薪は真っ二つになったのですが、ナイフを見ると柄の部分がボロボロに割れています。
私のシースナイフは柄がプラスチックでできていたので、強く叩いた拍子に割れてしまったのです。
よく考えれば、割れるのは当たり前なんですが・・・。
柄が壊れたナイフは、柄の部分に何かを巻けば使えないことは無いのですが、それはそれとしてもう一本ナイフを購入することにしました。
モーラナイフ
シースナイフについて調べてみるとすぐに気になるナイフがありました。
それがモーラナイフです。
このモーラナイフ、お手頃な割に評判が良く、キャンパーにとっては定番のナイフのようです。
モーラナイフとは
スウェーデン中部のモーラ地方は昔から痩せた土地で農作物があまり取れなかったので、豊富にあった木材と鉄を利用して家具などが盛んに作られ、作業に必要な道具としてナイフも作られるようになりました。
1600年頃には切れ味の良いナイフが作られることで有名な地域となり、1891年にモーラ地方の郊外で後のモーラナイフの最初の工場となる会社が設立されました。
職人たちの手で伝統的に受け継がれてきた鋭い刃と握り易いグリップとを量産して組み合わせることで質の高いナイフを生み出すことに成功。
赤い樺材で作られた印象的なグリップのナイフは現在でもナイフと言えばスウェーデンの多くの人がこのクラッシックモーラナイフを想いうかべる程、シンボル的な存在になりました。
2005年には系列の2つの会社が合併してMora of Swedenとなり、創業125周年を迎える2016年にブランド名であるMoraknivを正式に社名といたしました。
その品質はスウェーデン国王からも高い評価を受け、スウェーデンを代表するメーカーのみに与えられる王室御用達の認定を受けています。
引用元:モーラナイフ公式サイト
日本では、モーラナイフジャパンという正規代理店があり、そこが販売をしているようです。
製品として性能が良く、お手頃な価格。
これは願っても無いナイフだと思いました。
Companion Heavy Duty Burnt Orange(ステンレス)
そして数あるモーラナイフのなかで、私が選んだのはCompanion Heavy Duty Burnt Orange(ステンレス)という商品。
ブランド :モーラナイフ(Morakniv)
ハンドル材質: ラバー
ブレードの材質 :ステンレス鋼
ブレードの長さ :10.4 センチメートル
商品の重量 :104 グラム
刃厚:3.2mm
ブレードの形状 :ドロップポイント
ブレードのエッジ :フラット
Amazon購入価格:2860円(税・送料込)
ちなみに、Companionシリーズには、
①刃厚2.5mmのCompanion Stainless
②刃厚3.2mmのCompanion Heavy Duty Stainless
③カーボン素材で刃厚3.2mmの Companion Heavy Duty MG
という3種類があります。
バトニングに使うには刃厚3.2mmのほうが向いています。
また③のカーボン素材のものは手入れをしないと錆びてしまうため、私は②刃厚3.2mmのCompanion Heavy Duty Stainlessを選択しました。
ちなみにこの商品は3つの中で一番最近発売されたもののようで、ユーザーの「3.2mm刃厚でステンレスが欲しい」という声に応えたもののようです。
ちなみに、調理などに使うには、刃厚2.5mmのCompanion Stainlessが向いていると思います。
Companionシリーズは、汎用性の高いナイフで、ブッシュクラフトをする初心者にはとてもコストパフォーマンスが良いナイフです。
3000円でお釣りがくる価格設定というのはありがたい。
ちなみにAmazonのコメントでは
モーラの集大成かな
Amazonで購入
やっと出ましたね。
ずーっとHDのステンレス出ないかなぁと思ってたけど、なんかひっそりと発売されてましたな。
クラフトも料理もある程度はこなせるので、キャンプに一本だけってなるならこれでいいかも。
他のモーラと同じく箱出しのマイクロベベルはダメなので、ストロップなりで付けなおした方がいいです。
コンパニオンは炭素綱のものも同じなんですがティップに進むにつれてエッジアングルがかなり鈍角になります。
ベリーラインやティップを多用してクラフトする方はベベルをガッツリ研いで改造した方が良いかもです。
価格的にも好みの形に作り直しやすいのはHDの良いところですね。
僕は当分このまま使います。
鋼材は価格からして定番の12C27Nかな?
何にしても良いところも悪いところも従来のHDと同じなので、今更文句付けるところも無く星5つです。引用元:Amazonカスタマーレビュー
届きました
Amazonでポチると翌日には商品が届きました。
透明のケースは中がしっかり見えるようになっています。
右端にはスウェーデンの国旗のしたにMade in Swedenの文字。
そしてStainless Steelとあります
同系色ケースも同梱されていて、こちらにもモーラナイフという記載がされています。
開封すると
刃の部分にもMORAKNIVと刻印がされていてカッコいいですね。
ケースに収めたときにカチッという感じの収まりではありませんが、ナイフをケースにぐっとさすことでナイフがケースにしっかりと収まります。
はじめオレンジ色はどうかと思いましたが、薄暗いキャンプで良く目立つので見当たらなくなる心配がないのが良いと思います。
キャンプで夜焚き火をしているときによく「あれっ!どこに置いたかな???」ということが少ないかと。
実際に使ってみた
実際に使う前に砥石で研いで切れ味をよくしておきました。
砥石は「カイ印のコンビ砥石セット」。
荒砥石・中途石がセットになっていて台座もついているのでとても簡単に使うことができます。
わりと綺麗に研ぐことができました。
そしてこれをキャンプ場で使用したのです。
刃の厚みと長さがある程度あるので、バトニングはすごくしやすかったです。
調理のほうも問題なく使えて、研いでいたので切れ味も良いく、使いやすいナイフでした。
ニンジンなど、少し硬い根菜類は刃の厚みがあるので少し使いづらいかも知れませんが、研いでおけば、さほど問題ないでしょう。
気になる方は、刃の厚みが少し薄いモーラナイフをもう1本持っているとよいでしょう。
私は、これ1本で十分ですが。
アウトドア定番ナイフのモーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティー ステンレス。
万能なナイフが一本欲しいという方にはコスパが良くておすすめのナイフです。
コンパクトバーナー用ヒーターアタッチメント ~ 焚火無しで暖を取る方法
100均セリアのミニトングがキャンプで重宝する ~ なんならカトラリーは必要ない?
安くて強くて軽いカッコイイ!ペグはコレ ~ VOFORESTステンレスペグ
HenlyBegins(デイトナ)の防水シートバッグ ~ ロングツーリングやキャンプで大活躍
ソロキャンプにホットサンドメーカーは必須!?~ 分離型を買って使ってみたところ
ニチネン缶入り固形燃料がすごく良い!~ 点火・消化も簡単なキャンプの簡単コンロ
コンパクトバーナーにピッタリのキッチンテーブル ~ キャンプでコンパクトバーナーをフル活用
ダイソーで使えるキャンプギアを発見!~ ニチネン缶入り固形燃料用の風防兼五徳はこれで決まり
キャンプで便利なハンギングラック ~ これがあれば焚火・テーブル周りがスッキリ
2種類のモーラナイフでキャンプは完璧 ~ 調理からバトニングまでお手の物のアウトドアナイフ
NANGOGEARステンレス製 焚き火台 ~ 4台目にして理想の焚き火台に出会えた
OneTigris COMETA ~ 軽量で広くて設営簡単、そして格好いいテント!
超薄型ランタン(虫よけ機能付) ★ キャンツーにピッタリのLEDランタンはコレ!
冬キャンプツーリングのおすすめ睡眠装備 ~ 快適・軽量・コンパクトそして割安
キャンプ関連記事まとめ ~ おすすめキャンプ場、おすすめキャンプギア、キャンプ飯、キャンプレポートなど
村の鍛冶屋 ステンレス キャンプカトラリー 3本セット ~ これカッコ良し!
UCO(ユーコ)フラットパックポータブル グリル&ファイヤーピット ~ 人気の焚火台を買ってみた
UCO(ユーコ)フラットパックの簡単加工 ~ 30分で使い勝手を格段に向上させる方法
D.B.J タープ延長ベルトはタープ設営の強い味方 ~ コイツがあれば小川張りは簡単にできる!!
トレファクスポーツを知らないと損 ~ アウトドア好きならたまに覗くべき
ソロキャンで重宝する固形燃料 ~ その使い方とオススメの固形燃料ストーブ
おすすめ!キャンプのペグ打ちハンマー ~ キャプテンスタッグのソリッドハンマー
iClimbのミニローテーブル ~ 使い勝手の良い軽量ソロキャン用テーブルならコレ!
ソロキャン、キャンツー向き「お手頃価格のキャンプ場」192選 ~ なんと無料で使えるキャンプ場も!
キャンプで是非持っていきたいノコギリ ~ 折り畳みのノコギリが1本あるととても便利!
新キャンプギア実装レポート ~ 大型メスティン、鉄板、枕、など
バーベキュー用鉄板の塗装が剥がれる ~ 決して不良品ではなく当たり前のことです
キャンプのクッカーなど ~ 積載が限られたキャンツーのクッカーと焚火装備
ソロキャンのギア追加 ~ ソロキャンプのお供にFM/AMラジオを買ってみた
焚火に一発着火 ~ これはすごい!簡単に着火できる究極のキャンプギア
焚火の必需品「風防」を買ってみた ~ 「キャンプグリーブ」のアルミ風防はおすすめ!
このコットもしかして最高かも ~ iclimb(アイクライム)軽量コンパクトコット
キャンプ用品の掘り出し物特集 ~ おすすめキャンプギアを公開
NANGAなのにお手頃価格の冬用シュラフ ★ NANGA 別注 アルピニスト800 レビュー