今回、仕事で三鷹にいく機会があり、前から行きたいと思っていた「中華そば みたか」さんに行ってきました。
実はこのお店、本にもなっているという伝説のラーメン店「江ぐち」の流れを汲み、「江ぐち」が惜しまれつつ閉店した同じ年の2010年5月にオープンしたのだとか。
「中華そば みたか」はJR中央線「三鷹駅」南口にあります。
三鷹駅は、南口にバスロータリーがあり、ビルや商業施設が立ち並んでいます。
一方で、北口は駅前こそビルがありますが、すぐに住宅街になっていきます。
南口を出て、地上に降りて真ん中の中央通りを少し歩くと桜通りとの交差点にあたります。
その手前左角にあるビルの地下1階に「中華そば みたか」があります。
この日、私が伺った時間は13:00頃。
昼時は混んでいると予想して、少し時間をずらしオフピークを狙いました。
中央通りから、少し薄暗い階段を下りていくと、階段の途中から入店街の列が・・。
5人ほどの列で、回転が早いと聞いていたので、とりあえず並んで待つことに。
入店
15分ほどで入ることができました。
「いらっしゃいませ!」と心地よい声で迎えられ。
愛層が良い女性に案内されカウンター席につきました。
「中華そば みたか」は、コの字状のカウンター席10席ほどのお店です。
席からは、厨房内の様子がよく見えて食欲をそそります。
メニューは壁に貼ってあります。
メニューは麺類のみでご飯ものはありません。
厨房スペースが決して広くないからなのかもしれませんが、注文するときに迷わなくて済むので、むしろ良いかもしれません。
もう一つありがたいのは値段。
昨今では、こだわりのラーメンを出すお店のお値段が限りなく一杯1,000円の世界に突入しているなかで、
ラーメン一杯550円は非常に良心的。
ラーメンは庶民の食べ物なので、これが正解!
と、うなずいてしまいます。
トッピングも、もやし、竹の子(メンマ)、卵は50円となっています。
カウンターの他の来店客を見渡してみると
ランチを食べに来たサラリーマン風の人たちに混ざって、メンマやワンタンをツマミに昼ビールを飲んでいる地元の常連さんらしい初老の男性がポツポツといます。
そういうところからも、地元で長く愛されているお店であることがわかります。
五目ワンタンメン
この日私が注文したのは「五目ワンタンメン 850円」。
ネットと評判を見ていると「五目そば」と「ワンタンメン」の評判がよさそうだったので、
それならば両方一緒に楽しめる「五目ワンタンメン」にしたのです。
注文を通して、厨房のなかで大将ともう一人の男性がラーメンやワンタンを作るのを眺めながら待ちます。
オープンキッチンは一人でも厨房を眺めて暇をつぶせるのが良いですね。
お世辞にも広いとは言えない厨房なのですが、そのなかでリズムよくサイドステップを踏みながら、手際よく料理をしている大将の姿がとても印象的。
楽しそうですらあります。
そして10分ほどで注文した「五目ワンタンメン」が出てきました。
具材はタップリのワンタンのほかに
①ゆで卵 ②もやし ③ハム ④メンマ ⑤ピーマン ⑥なると ⑦チャーシュー ⑧刻みネギ
まずスープを一口。
野菜と鶏ガラがベースと思われる透き通ったスープは、角がなくまろやかでどこか懐かしいオーソドックスなものですが、味が濃すぎることもなく、はっきり言ってこれぞラーメンといった旨さ。
「これこれ!」と安心すらしてしまいます。
化学調味料無添加とか最近よく聞きますが、ここはしっかり入っています。
っていうか「ラーメンに化学調味料入れて何が悪いの?インスタントラーメンには必ず入っているしw」
と思ってしまいますが・・。
しかし、細切りにしたピーマンのトッピングは珍しい。
中華料理にはよくピーマンは使われるし、横浜の「サンマーメン」にも入っていますが、普通のラーメンではあまり見かけません。
野菜好きの私にとってはむしろウェルカムですし、もやしとのバランスと歯ごたえが良いです。
卵は半熟煮卵ではなく、しっかり固ゆでのゆで卵です。
これは好みがわかれるかな?
そして、ワンタンを一口。
見ると中に茶色いものがポツっと入っています。
申し訳程度に具が入っているのですが、わたしはワンタンの皮が目当てなのでどちらでもよいです。
そのワンタンの茹で具合が絶妙。
熱々のワンタンがチュルンと口に入ってきて、危うく火傷しそうになりますが、まさに私が求めるワンタンメンのワンタンです。
しかも、数えませんでしたが、かなりの枚数が入っています。
チャーシューは、豚バラを使ったもので、薄めに切った比較的小さいサイズのもの。
味は薄くついている程度ですが、豚の角煮をスライスした大きさと見た目です。
美味しいのですが、私はたくさんはいらないかも。
豚の脂身が苦手な人は、チャーシューが多いときついかもしれません。
そして私が気に入ったのは麺
日本そばを思わせる色(全粒粉をつかっているのか?)の少しだけ太目の角があるストレート麺なのですが。
少し硬めの茹で加減でコシが強い。
スープが濃いわけではないので、普通に考えるとこの麺にスープが負けそうですが、決してそんなことはないのです。
おそらくこの麺は、茹でてそのまま食べても美味しいのでしょう。
日本そばでは「水そば」というのがあって、美味しい蕎麦を水にくぐらせて蕎麦本来の味を楽しむというのがありますが、ここの麺は「水ラーメン」でもいけるかもw
ワンタンがたくさん入っていて熱々だったので、普通の量でも十分にお腹いっぱいになりました。
しかも、ザ・ラーメンという感じの美味しいラーメンをいただいて大満足。
会計をしてもらい(席まで来てくれます)。
「ありがとうございました!」という愛層の良い声に送られ、大満足で店をあとにしました。
これは、あとを引きずる味、また来たくなるでしょうね。
ということで、三鷹の「中華そば みたか」は評判通りの名店でした。
【中華そば みたか 概要】
住所:東京都三鷹市下連雀3-27-9 ニューエミネンス B1F
電話:0422-71-6787
営業時間:11:00~14:00、17:00~20:30
年末年始、2019年12月30日~2020年1月6日休業です。
定休日:毎週月曜日、第1・第3日曜日
野菜不足はこれで解消!
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