この記事では人気バイクの欠点をネット上から拾い上げてまとめています。
今回はヤマハの「ネオレトロ」スポーツバイクであるXSR900についてまとめてみました。
ヤマハ XSR900の概要
XSR900は、2016年4月に新発売された「ネオレトロ」スポーツモデルです。
ベースになっているのは、ライダーのスロットル操作に対しリニアな反応を示す「クロスプレーンコンセプト」をベースに開発された、水冷直列3気筒845ccのエンジンを搭載したMT-09。
その基本性能はそのままに「中身は先進、見た目はレトロ」というキャラクター設定が与えられていたのが、XSR900です。
ABS、トラクションコントロール、アシスト&スリッパークラッチを標準装備。
ベースモデルのMT-09が2021年モデルでフルモデルチェンジを受けると、XSR900も2021年11月に新型モデルを登場させました。
MT-09同様に、3気筒エンジンのピストンストローク延長によって排気量を888ccにまで拡大し、フレームも新型のアルミ製デルタボックスを採用。
クイックシフターはアップシフトだけでなくシフトダウンにも対応し、クルーズコントロールも搭載しています。
基本スペック
タイプグレード名 | XSR900 |
---|---|
モデルチェンジ区分 | マイナーチェンジ |
仕向け・仕様 | 海外向けモデル |
全長 (mm) | 2155 |
全幅 (mm) | 860 |
全高 (mm) | 1155 |
ホイールベース (mm) | 1495 |
最低地上高(mm) | 140 |
シート高 (mm) | 810 |
車両重量 (kg) | 193 |
乗車定員(名) | 2 |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 3 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 889 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 78 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 62.1 |
圧縮比(:1) | 11.5 |
最高出力(kW) | 87.5 |
最高出力(PS) | 119 |
最高出力回転数(rpm) | 10000 |
最大トルク(N・m) | 93 |
最大トルク(kgf・m) | 9.5 |
最大トルク回転数(rpm) | 7000 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 14 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 3.5 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト |
動力伝達方式 | チェーン |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
キャスター角 | 25°00' |
トレール量 (mm) | 108 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
フロントホイールトラベル(mm) | 130 |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
リアホイールトラベル(mm) | 137 |
タイヤ(前) | 120/70ZR17 |
タイヤ(前)構造名 | ラジアル |
タイヤ(前)荷重指数 | 58 |
タイヤ(前)速度記号 | (W) |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
タイヤ(後) | 180/55ZR17 |
タイヤ(後)構造名 | ラジアル |
タイヤ(後)荷重指数 | 73 |
タイヤ(後)速度記号 | (W) |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
テールライトタイプ | LED |
スピードメーター表示形式 | デジタル |
メーター表示:ギアポジション | 有 |
メーター表示:燃料計 | 有 |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
メーター表示:時計 | 有 |
メーター表示:ツイントリップ | 有 |
車両装備:ハザードランプ | 有 |
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
車両装備:走行モード切り替え | 有 |
車両装備:トラクションコントロール | 有 |
車両装備:スリッパークラッチ | 有 |
車両装備:シフトアシスト機構(クイックシフター) | 有 |
車両装備:緊急制動表示灯 | 有 |
ヤマハ XSR900の良いところ
ネット上の口コミでは
「何しろカッコ良い」
「燃費が良い。下道&高速平均で25km/Lほど。」
「胸のすく加速感はたまらん」
「街乗りでは十分すぎるエンジン出力。」
「なんせ速すぎ、この速さ公道で必要なのかって思ってしまいました。」
「カタログ上のスペックより少し速く感じる。それにパワーがとても扱い易くツーリングからスポーツ走行まで万能なバイクだと思う。」
「ヤマハ3気筒エンジンはとても燃費が良くて経済的」
「希少な3気筒・大型の割には軽量なのでまるで中型の様にヒラヒラと扱える。」
「色々装備がついてる割には安い。」
「エンジンは2気筒と4気筒のいいとこ取り、2気筒のトルクと4気筒の高回転は面白いです。」
「今時の高性能バイクは良く走り、良く曲がり、良く停まります。」
「大型バイクにしてはとにかく軽い193kg。安定性も高くとても乗り易い。」
「エンジンも良く回り、排気音も心地よく、長く付き合えれるバイク。」
「走りも見た目も値段も最高なバイクです。」
「アイドリング時のグルグルしたエンジン音に生き物感を感じる。とても気持ちいい。」
「アクセルを捻った時の圧倒的加速感と官能サウンド、ライディングポジションも相まって、映画のワンシーンの中でバイクを走らせている感覚になる。」
走りに関してはMT-09と同じCP3エンジンを搭載しているので折り紙付き。
見た目に惚れて購入したユーザーも多いようです。
ヤマハ XSR900の悪いところ
ネット上の口コミから欠点を拾い上げてみると
「シートが高いというよりアップライトを強制的に意識させるポジションがまったり走るにはまったく向いてない」
「足着きがイマイチ」
「シートが固い、ペラペラ感が半端ない。」
「ハンドルの切角がかなり少ないので最小旋回半径がかなり大きくUターンや、バイクを押しての取り回しがかなり面倒。」
「ETCを着けたらシート下の収納は皆無です。」
「タンク容量が14Lなのでツーリングではこまめに給油が必要」
「186cmの私でも足付はサスペンションを最弱にしてベタ足です。乗り手を選ぶかもしれません。」
「シートが硬くてタンデムシートは飾りです。」
「とにかく足付きが悪いので自分のような低身長短足で経験の浅い者には優しくない」
「55Kgの体重ではサスが硬いです。特にリヤが硬く新車納車時初期設定のまま60Kmほど走行した ら翌日腰痛が起きてしまいました。その後は前後サス、タイヤエア圧等の設定見直しで現状は何とか快適に走っております。」
「もう少しタンク容量があれば航続距離が伸びて良いのですが。」
MT-09もそうですがシートは硬く、コンフォートシートに替えている方も多いようです。
私は足付きが悪くなるのが嫌でゲル入りのローダウンシートに替えました。
まとめ
MT-09同様刺激的な走りが特徴のSRX900。
良く走り、良く曲がり、良く止まる、楽しいバイクです。
排気量と装備のわりにはお値段も良心的なので不満点はカスタムでカバーする前提で購入したほうが良いかもしれません。
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