この記事では人気バイクの欠点をネット上から拾い上げてまとめています。
今回は、ホンダから販売されているスポーツツアラーバイクからホンダ NT1100ついてまとめてみました。
ホンダ NT1100の概要
NT1100は、2021年10月に欧州市場向けに発表され、日本では2022年3月に発売されたスポーツツアラーです。
CRF1100Lアフリカツインなどに用いられていた、排気量1,082ccの並列2気筒OHC4バルブエンジンを、やはりアフリカツイン用をベースにしたフレームに搭載。
フロントマスクのイメージは、X-ADV(2021年~)に似たLEDヘッドライトユニットを中心にしたもので、フロントスクリーン(上下調整可能)の横には、ウインドディフレクターも設置されています。
直立する乗車姿勢などから、一見するとクロスオーバー系モデルにも見えますが、前後キャスト式のホイールは17インチサイズで、前/後サスペンションのトラベル量(150ミリ)からも、173ミリの最低地上高からも、オンロードツアラーであることは明確です。
トランスミッションは、6速マニュアルと、6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の2種があり、日本市場へはDCT車のみが導入されています。
クラッチレバーのないDCT車は、大型二輪AT限定免許で運転することが可能。
メーターは、同時代のアフリカツインと同じ、6.5インチのカラー液晶タッチパネルで、グリップヒーター、クルーズコントロールを標準装備し、日本向けモデルにはETC車載器が搭載されています。
基本スペック
タイプグレード名 | NT1100 |
---|---|
モデルチェンジ区分 | マイナーチェンジ |
型式 | 8BL-SC90 |
発売年 | 2025 |
発売月 | 1 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 2240 |
全幅 (mm) | 860 |
全高 (mm) | 1340 |
ホイールベース (mm) | 1535 |
最低地上高(mm) | 175 |
シート高 (mm) | 820 |
車両重量 (kg) | 249 |
最小回転半径(m) | 2.8 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 30.5 |
測定基準(1) | 60km/h走行時 |
燃料消費率(2)(km/L) | 20.4 |
測定基準(2) | WMTCモード値 |
原動機型式 | SC88E |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 2 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 1082 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 92 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 81.5 |
圧縮比(:1) | 10.5 |
最高出力(kW) | 75 |
最高出力(PS) | 102 |
最高出力回転数(rpm) | 7500 |
最大トルク(N・m) | 111 |
最大トルク(kgf・m) | 11.3 |
最大トルク回転数(rpm) | 5500 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料供給装置形式 | PGM-FI |
燃料タンク容量 (L) | 20 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 610.0 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | 電子式・6段自動変速 |
変速機・操作方式 | 自動変速+ハンドスイッチ |
1次減速比 | 1.863 |
2次減速比 | 2.500 |
変速比 | 1速 2.562/2速 1.761/3速 1.375/4速 1.133/5速 0.972/6速 0.882 |
動力伝達方式 | チェーン |
フレーム型式 | セミダブルクレードル |
キャスター角 | 26°30´ |
トレール量 (mm) | 108 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
タイヤ(前) | 120/70ZR17 |
タイヤ(前)構造名 | ラジアル |
タイヤ(前)荷重指数 | 58 |
タイヤ(前)速度記号 | (W) |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
タイヤ(後) | 180/55ZR17 |
タイヤ(後)構造名 | ラジアル |
タイヤ(後)荷重指数 | 73 |
タイヤ(後)速度記号 | (W) |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | MT |
ホイールリム幅(前) | 3.5 |
ホイールリム形状(後) | MT |
ホイールリム幅(後) | 5.5 |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
テールライトタイプ | LED |
スピードメーター表示形式 | デジタル |
メーター表示:ギアポジション | 有 |
メーター表示:燃料計 | 有 |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
メーター表示:時計 | 有 |
メーター表示:ツイントリップ | 有 |
車両装備:ハザードランプ | 有 |
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
車両装備:パーキングブレーキ | 有 |
車両装備:走行モード切り替え | 有 |
車両装備:トラクションコントロール | 有 |
車両装備:サスペンション電子制御機構 | 有 |
車両装備:グリップヒーター | 有 |
車両装備:ETC | 有 |
車両装備:Bluetooth | 有 |
車両装備:USBポート | 有 |
車両装備:可変スクリーン | 有 |
車両装備:キャリア | 有 |
車両装備:センタースタンド | 有 |
車両装備:緊急制動表示灯 | 有 |
ホンダ NT1100の良いところ
ネット上の口コミでは
「見た目では重量級バイクを思わせるが以外に足着きがよく不安が少ない。」
「素直なハンドリングで峠道も軽快にこなします。長距離ツーリングはDCTと完全な風防効果で疲れ知らずです。」
「取り回し重たいが走り出すととても楽。コーナーもよく曲がります」
「レギュラーガソリンで燃費もよい」
「DCTは秀逸安心」
「あまり見ないバイクなので希少」
「まったり走れるしひねればそれなりに加速する」
「Goldwingに近い防風性+Goldwingには無い軽快性の融合」
「派手色では無い、高級自動車を思わせる落ち着いた知的なデザイン&カラー。」
「ラフな運転でも東京~新潟間を余裕でこなす航続距離400kmと、DCT&クルコン&Apple Carplay標準の王道装備。」
「17inタイヤ+トルク型ENG+楽々DCTで、その辺の峠のSS乗りくらいなら楽々追従可能。アフリカ譲りの車体と長めのサスで、ちょっとした林道だって可能。」
「フルパニアは脅威の120L。後部シートを使えば更なる積載も。」
「60台後半になる自分のバイクとして求めるものは、快適性・上質な車体の造り込み・上質な乗り味ですが、これらに照らし合わせて、ほぼ不満点がありません。」
「NT1100が自分にとっての【あがりバイク】となる事は間違いないかも。」
「DCTでオートマチックとクルーズコントロールで楽チン走行・フルパニアで積載量満載でロングツーリングもお任せ」
「高速は最強説あり」
「ライディングポジションは、極自然なものだと思います。」
「燃費が結構いいです(法定速度+アルファのツーリングでは確実に20km/l以上「除 渋滞時」)。」
「空力はばっちり」
といった感じで、ツーリングバイクとしては不満の無い装備と走りに満足度は高いようです。
ホンダ NT1100の悪いところ
ネット上の口コミから欠点を拾い上げてみると
「DCTの特性上、低速の砂利道でのUターンは半クラが使えないので気を使います。リアブレーキで速度調整することが重要になります」
「ローダウンしたのでセンスタ重くて上がらない」
「取り回しは重たい」
「Dモードが燃費優先すぎる。スポーツ走行したいと少しでも感じたら迷わずS1モードへ。」
「重量級バイクである事は承知の上ですが、やはり押し引きする時は慎重を要します。」
「身長が168センチなので、シート高820ミリは、つま先立ちの足つき性に問題あり。」
「リアタイヤとリアフェンダー間の空間がガラ空きで掃除はしやすいですが、標準でインナーフェンダーがあると泥跳ね汚れが軽減できると思います。」
「重心が高くて安定感が少ない」
「渋滞は最悪」
「細かい仕上げの品質はちょっと残念」
「左側だけタンデムステップが水平でない」
「エンジン熱に対してはちょっと覚悟が要ります。」
「渋滞時には、エンジン熱をダイレクトで味わえられます。」
「結構、お尻が痛くなります。」
「DCTしかない点。やっぱり、私は、MTのモデルが乗りたい。」
やはり「取り回しの重さ」「重心の高さ」を不満と思っているユーザーが多いようでした。
まとめ
ホンダが発信する最新スポーツツアラーであるNT1100。
電子装備満載でDTC仕様は「旅バイク」として「あがりバイク」としての完成度が高いようです。
ただ、この手のバイクの特徴として「デカい」「重い」という部分はもう少し何とかならないものか・・・。
「旅バイク」としては良いかもしれませんが「女性」や「年寄り」には重さがネックになるかもしれません。
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