今回は、大概のバイクに応用可能なキャンツー時のキャンプギア搭載例について記事させて頂きます。
これからキャンツーを始めようと考えている方、キャンツーをしてみたものの荷物の搭載方法がしっくりこないという方の参考にしていただければと思います。
私は、キャンツーを始めて2年ほどになりますが、この2年の間に季節を問わず何度もキャンツーやソログルキャンツーに出かけました。
キャンツーを始めた当初から「荷物は増えるもの」と考え、ある程度余裕と拡張性がある搭載方法を検討し、今の積載方法に至っています。
しかも、私の積載方法であれば多くのバイクに適用することができますし、コスト面や作業面から考えても、多くの方が導入しやすい方法だと思います。
バイクへの搭載方法の考え方
私はバイクを1台しか所有していません。
その1台がYAMAHA MT-09 SP。
このバイクでキャンツーにも出かけるのですが、ライディングが楽しいバイクなので普段は極力軽い状態で乗りたいと考えています。
なので、重たいステーや荷台を付けるのはNG。
また、キャンプをする知人に聞くと、キャンプギアはどんどん増えてしまうそうなので、搭載方法に関しては、ある程度の余裕と拡張性が必要だと考えました。
そこで、私がキャンプ道具をバイクに搭載するときの方針は以下のとおりです。
①「バイクへの負担は軽く」
キャンプ道具を搭載しないときは、極力何も付いていない状態にしたい。
②「余裕と拡張性のある搭載方法」
キャンプギアが増えた時、または季節によるギアの増加に対応できること。
③「荷物が不安定にならないこと」
キャンツーでも高速道路やワインディングを走るので、荷物がしっかりと固定される必要があります。
これら以外にコストも問題もあるかと思います。
バイクのカスタムやキャンプギアの購入にもお金がかかるので、積載方法にはなるべくコストがかからない搭載方法を考えました。
積載するキャンプギアなど
積載方法の話をする前に、私がキャンプに行くときに持参するキャンプギア等について記載しておきます。
ちなみに、キャンツーを始めた頃に比べると、それなりにギアが増えてしまいました。
【基本ギア】
1.テント Naturehikeドーム型2人用
2.タープ(コラプエンテ・ヘキサタープ)&タープポール2本・鉄製ペグ15本
3.キャンプチェア
4.キャンプテーブル(小)
5.シュラフ(季節によって大きさが異なる)
6.インフレーター枕
7.コット(iclimb)※後で追加、一度使うとやめられない。
8.焚火台、焚火用風防、火吹き棒、焚火用トング
9.コンパクトバーナー
10.焼き網、鉄板
11.クッカー(ケットル鍋、メスティン大・小、まな板、食器など)
12.ピクニックシート、銀マット(薄手)
13.ランタン(充電式)、ヘッドライト
14.自作テーブルトップ
15.ナイフ、ハサミ、手斧 ※小型ノコギリの追加を検討中
16.小型ラジオ
17.折り畳み式クーラーバッグ、保冷剤(夏のみ)
これら以外にも様々な小物が必要ですよね。
サンダル、調味料、キッチンペーパー、ライター、充電用バッテリー、着替え類、カセットボンベ、洗面用具、虫対策用品などなど・・・。
快適にキャンプをしようと思うと小物も増えてしまいます。
私がこれらのものをどのように積載しているのか?
積載方法
私がMT-09にキャンプ道具を積載するのに使用しているのは2つ。
①ホームセンター・コーナンのコンテナ
サイズ:605 × 383 × 326mm
内容量:45L
②タナックス・マルチフィットサイドバッグL
サイズ:516 x 422 x 316 mm
内容量:38~56L(両側・可変)
価格:15,410円(税込)
MT-09は荷物を固定するような場所がないので、ハリケーンのタンデムグリップを取り付けました。
なお、コンテナはタンデムシート上に固定するため、シートに傷がつくのを防止するために、コンテナの底にはゴム板を貼っています。
また、バッグの巻き込み防止のため、YAMAHA純正のサイドバッグサポートを取り付けました。
SPの場合、オーリンズのサブタンクが干渉するので取り付けには、ボルト穴を削るなど多少の加工が必要でした。
③ハリケーン (HURRICANE) タンデムグリップ
価格:8,254円(税込)
④YAMAHA(ヤマハ) ソフトサイドバッグステー
価格:15,000円ほど
YAMAHA純正のサイドバッグにしなかったのは、単純に容量が小さかったためです。
純正バッグには、ステーを通すポケットがありますが、社外品のバッグにはありませんが、バッグ付属の固定器具を使えば問題なく固定することができます。
バッグ保護のため、ステーの金属棒部分には、口径が合う黒いゴムホースを被せています。
サポートを取り付けるとこんな感じになります。
なお、このサポートは、この棒の部分だけ簡単に取り外せる造りになっているので、サイドバッグを使わないときは、棒の部分は取り外しています。
実際にバイクに搭載したのがこちらの画像。
コンテナは、コーナンで購入したナイロン製の荷紐で固定しています。
この荷紐は、バックル部分が金属製で、簡単にかなりガッチリ固定できるのでおすすめです。
ホムセンのコンテナは最強
私はキャンプの積載のメインはホムセンのコンテナが最強だと思っています。
その理由は
①雨や汚れに強い
②意外と丈夫(丈夫なものを選ぶこと)
③キャンプ専用にすれば、キャンプ用具を入れたまま室内に置いておける
④痛んだら躊躇なく買い替えられる
⑤キャンプでテーブル代わりに使える(自分は不燃の薄い板を丁度良いサイズに切ってテーブルトップとして使っています。)
食材は?
ちなみに、キャンプのときには調味料とコメ以外の食材は持参しません。
バイクでは食材まで持参するのはなかなか厳しいです。
キャンプ場について、設営が終わったのちに空っぽのコンテナを積んで買い物に出かけるというのが習慣になっています。
荷物が増えたので・・・
始めのころは、このような積載でキャンプに行っていたのですが、のちに冬用シュラフ、コット、クーラーボックス(ソフトタイプ)など、装備が増えてきました。
サイドバッグにあまり詰めすぎて重量が重くなるのは不安があります(サポートが破損する恐れなど)。
実は、メインの搭載をコンテナにした理由のもう一つはまさにそこ。
コンテナはタンデムシートにしっかりと固定されていて、丈夫は平らです。
ここに更に積載できるのです。
コンテナの上にさらに積載するために私が選んだのはこちら。
①ツーリングネット 防水ストレッチ生地 バイク用ネット(400×500mm)
Amazon購入価格 1,690円(税・送料込)
こちらのゴムっぽいツーリングネットは、通常のネットと違って生地全体に収縮性があって、しかも弾性が通常のネットより強いので荷物がずれにくい。
しかも、多少の雨なら荷物が濡れるのを防いでくれる優れものです。
実際に積載するとこんな感じになります。
サイドバッグはかなり余裕があるので、多少ギアが増えてもまだいけそうです。
現状の積載可能量
今現在、キャンツー時における私のバイクの積載量をあらためてまとめると。
①コンテナ・・・・45リットル
②サイドバッグ・・56リットル(最大)
③コンテナ上・・・30リットル程度
更に荷紐で固定したりすればもう少しイケる可能性はありますが、スッキリ収まるという観点でいうとこの合計値。
131リットル
の積載量が確保できているということになります。
これだけの積載を確保すれば、十分にキャンプが楽しめるかと思います。
是非、参考にしてくださいね。
服装の工夫
一つ付け加えると、特に冬場は衣服が荷物になりがちです。
私は、衣服を減らすための工夫として、キャンプの際にはライダーズジャケットやライダーズパンツを着用しません。
キャンプ用のパーカーやアウトドア用のパンツを履いて出かけます。
「安全性の問題は?」と思いますよね。
そのために、胸部、肘、膝の3か所を保護するプロテクターを購入し、着用しています。
プロテクターがあれば、バイク乗車時の服装が自由になるので、こちらもおすすめです。
胸・肘・膝 プロテクターのすすめ ☆ バイク死亡事故原因の第1位は胸部損傷
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