バイクに速さやコーナリング性能を求めるのはそろそろ卒業しようかなと思うこの頃。
これから自由になる時間も増えそうなのでどこまでも楽に走っていける「旅バイク」を考え始めています。
気になっているのは「スズキVストローム650XT」です。
現在の所有しているバイク
私が現在所有しているバイクは2台。
ヤマハMT-09 SP と ホンダADV160。
ADV160の方はキャンプツーリングやチョイノリに良さそうなので購入しました。
MT-09の加速感やコーナリングでの面白さはいまだに楽しいし高揚感があります。
SSと違ってポジションも楽だしロングツーリングも楽しめるのですが、軽さゆえ燃料タンクが小さいので200キロほど走ると給油を考えなければいけないのが玉に瑕。
シートはゲル入りのものに変更していますが、決して座り心地が良いとはいえません。
ツーリング向きのバイクに乗り換えようか・・・最近そんな考えが沸いてきました。
排気量に関してはさほど気にしていません。
それよりも今後体力が衰えてくる可能性を考えると車重は軽いほうが良い。
数日間の遠征やキャンプツーリングのことを考えると積載性も必要です。
そこで目に留まったのがスズキVストローム650XTです。
スズキVストロームシリーズ
スズキが販売するVストロームシリーズはアドベンチャーバイクに分類されます。
このシリーズはラインナップが豊富でメーカーが注力していることがわかります。
250CCクラスにはVストローム250とVストローム250SX
650CCクラスにVストローム650とVストローム650XT
800CCクラスにVストローム800とVストローム800DE
1050CCクラスにVストローム1050とVストローム1050DE
実に8機種がラインナップされています。
この中でなぜ650CCが気になるかというと、
一つは車重の軽さ。
現在乗っているヤマハMT-09は850CCですが車重は200kg未満です。
Vストローム650は実写を見てみるとかなり立派なサイズ。
MT-09より一回り大きい印象です。
重量は215KgですがVストローム800に比べればエンジンが小さいため重いというほどではありません。
もう一つはタンクの大きさと燃費。
ヤマハMT-09が14リットルなのに対してVストローム650は20リットルのタンク容量です。
しかも燃費はリッター当たり25Km程度は走りそうです。(ちなみにMT-09は良くて20Kmほど)
20リットルでリッター25Kmということは、単純計算で500Kmということになります。
なんと、私が住んでいる横浜から大阪まで無給油でいけることになるのです。
排気量については650CCあれば十分では無いでしょうか。
確かに馬力などはMT-09と比べれば明らかに劣りますが、普通の走りであれば高速道路や山道でついて行けないこと無いでしょう。
Vストローム650は見た目もだんだん気に入ってきた
スズキVストロームシリーズに共通しているのは「くちばし」状のデザイン。
はじめは違和感がありましたが、何度も見ているうちに慣れてカッコよく見えてきました。
シートも幅と厚みがあって明らかに楽そうです。
そのぶんヤマハMT-09よりもシート高が高くなりますが、気になればローダウンします。
ちなみに、Vストローム650とVストローム650XTの違いはというと
XTにはオフロード的は味付けがされているということ。
と言っても大幅に異なるわけではなくXTのみに与えらえているのは
・スポークホイール
・アンダーガード
・ナックルカバー などです。
基本スペックは
タイプグレード名 | V-Strom 650XT ABS |
---|---|
モデルチェンジ区分 | カラーチェンジ |
型式 | 8BL-C733M |
発売年 | 2024 |
発売月 | 2 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 2275 |
全幅 (mm) | 910 |
全高 (mm) | 1405 |
ホイールベース (mm) | 1560 |
最低地上高(mm) | 170 |
シート高 (mm) | 835 |
車両重量 (kg) | 215 |
最小回転半径(m) | 2.7 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 23.6 |
測定基準(1) | WMTCモード値 |
燃料消費率(2)(km/L) | 34.0 |
測定基準(2) | 60km/h走行時 |
原動機型式 | P515 |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 2 |
シリンダ配列 | V型(L型) |
シリンダバンク角(°) | 90 |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 645 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 81 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 62.6 |
圧縮比(:1) | 11.2 |
最高出力(kW) | 51 |
最高出力(PS) | 69 |
最高出力回転数(rpm) | 8800 |
最大トルク(N・m) | 61 |
最大トルク(kgf・m) | 6.2 |
最大トルク回転数(rpm) | 6300 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 20 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 472.0 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | MR8E-9 |
搭載バッテリー・型式 | FTX12-BS |
バッテリー容量 | 12V-10Ah(10HR) |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 3.0 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 2.4 |
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | 2.75 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 |
1次減速比 | 2.088 |
2次減速比 | 3.133 |
変速比 | 1速 2.461/2速 1.777/3速 1.380/4速 1.125/5速 0.961/6速 0.851 |
動力伝達方式 | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 15 |
スプロケット歯数・後 | 47 |
チェーンサイズ | 525 |
標準チェーンリンク数 | 118 |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
キャスター角 | 26°00' |
トレール量 (mm) | 110 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
タイヤ(前) | 110/80R19 |
タイヤ(前)構造名 | ラジアル |
タイヤ(前)荷重指数 | 59 |
タイヤ(前)速度記号 | V |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
タイヤ(後) | 150/70R17 |
タイヤ(後)構造名 | ラジアル |
タイヤ(後)荷重指数 | 69 |
タイヤ(後)速度記号 | V |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | MT |
ホイールリム幅(前) | 2.5 |
ホイールリム形状(後) | MT |
ホイールリム幅(後) | 4.0 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 2.25 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 2.90 |
ヘッドライト定格(Hi) | 60W |
ヘッドライトタイプ(Hi) | H9 |
ヘッドライト定格(Lo) | 55W |
ヘッドライトタイプ(Lo) | H7 |
テールライトタイプ | LED |
スピードメーター表示形式 | デジタル |
メーター表示:ギアポジション | 有 |
メーター表示:燃料計 | 有 |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
メーター表示:時計 | 有 |
メーター表示:ツイントリップ | 有 |
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
車両装備:トラクションコントロール | 有 |
車両装備:DCソケット | 有 |
車両装備:可変スクリーン | 有 |
車両装備:キャリア | 有 |
できればオートクルーズが欲しいところですが・・・。
走りもサイズも“ちょうどいい”オールマイティなミドルアドベンチャー
ここでVストロームの特徴をまとめておきましょう。
エンジンは645cc水冷4サイクルDOHC4バルブの90°Vツインで、最高出力は51kW(69PS)を発生。このパワーソースをアルミ製ツインスパーフレームに搭載している。ホイールサイズはフロント19、リア17インチで走破性と安定性を兼ね備えたサイズとなっており、フロントフォークは正立式、リアサスは伸び側ダンピングアジャスターと油圧式のプリロードアジャスターを備えたリンク式のモノショックを採用している。これらに加えて速度やスロットルポジション、クランク&ギアポジションなど多くのセンサーを持った先進のトラクションコントロールとABSを備えているため、悪条件下でも安定した走りを可能にしている。
このほか、容量20Lという大型のフューエルタンクや3段階に調節可能なウインドスクリーン、座面の大きなシート、12VのDCソケット、多機能な表示ができるメーターなどを備えており、快適なロングツーリングを支えるユーティリティは必要かつ十分だ。
引用元:バイクブロス
そして乗り心地に関しては
アップめで手前に引かれたハンドルはとてもリラックスしたポジションを生み出し、さらにシートの座り心地が非常にいい。お尻への当たりはソフトだが、きちんと反発力もあり、とても快適なのだ。これならロングツーリングも疲れずにこなせそうだ。
そして走行性能ですが
一般道のスタートダッシュでは、優しい加速感だが実は速い、という印象だ。
中略
何ら気負うことなく、気が付けば交通の流れをリードしている。
郊外のワインディングを走ってみたが、トルクフルなエンジンと軽めの車体のおかげで、走りはかなり軽快な印象だ。
寝かし込みも素直で特に意識せずコーナーリングが可能なのだ。ケースを外して空荷で走ってみると、サスペンションの粘りと路面への食いつきがいいのが実感でき、さらにヒラリヒラリとスポーツライクな走りも楽しむことができる。
河原のダートにも乗り入れてみたが、フラットダートならフルパニア状態でも不安なく走れるレベルだ。サスペンションがかなりしなやかだし、スポークホイールの恩恵もあるのだろう。水たまりの穴や、ちょっとした段差などもオフ車のようにスタンディングすれば軽くいなせるし、座ったままであってもラインを乱すことなく走れる。
引用元:バイクブロス
さらに高速走行では
これに乗れば片道500kmオーバーの高速道路は余裕の距離に化ける。
しかも、その距離が誰でもそれが当たり前になるんです。
それが1000ccオーバーのスーパーツーリングバイクなら当然でしょうけれど、Vストローム650はその名の通り排気量650cc。
ところが、ライダー側が感じる快適さはリッタークラス同然なんですね。
6速5500回転くらいでメーター読み120km/h。
速度が高まるほどに、Vストローム650が安定感を増していくんです。
エンジンが気持ちよく回る回転域、エアロダイナミクス、サスペンションとフレームの車体設計、徹底された低重心化。
設計したエンジニアの狙いがピタリと「ひとつに揃った」という感覚です。
120km/hという速度の中で、まったくブレず、路面の突き上げも感じないまま、矢のように真っ直ぐ突き進みます。
Web上の記事を抜粋してみましたが、読んでみると理想の「旅バイク」と思いませんか?
ガソリンはレギュラー、車体のお値段は100万円程と経済性も悪くありません。
電子制御はトルコンとABS程度しか付いていないので、そのあたりを考えるとVストローム800という選択肢もありますが・・・。
近いうちに是非試乗してみたいと思います。
あとは・・・お金の問題かw
参考:スズキ公式サイト
【関連記事】
OGKカブト エクシード2はどこが進化したのか ~ 新しくなったOGKのジェットヘルメット
SUZUKI V-ストローム SX が欲しい!★ 軽量アドベンチャーモデルがすごく良い!!
スズキ Vストローム1050DE発売開始 ~ 悪路走破性を高めた最新アドベンチャー
SUZUKI GSX-S1000GT は買いなのか? ~ SUZUKIの本気度が詰まったロングツアラー
Kawasaki Ninja 1000SX はコスパ最強!~ いろいろ使えるフルカウル・リッターバイクならコレ
HONDA ADV160はセカンドバイクに最適な1台 ☆ 2023年モデルを仮予約してきた
ヤマハ トレイサー9GT が凄すぎる ~ これは最高のバイクか?装備てんこ盛りの万能バイク