この記事では人気バイクの欠点をネット上から拾い上げてまとめています。
今回はネオレトロブームのなかでとっても売れているカワサキ Z900RSについてです。
カワサキ Z900RSの概要
あたかもZ1(900スーパー4)を復刻させたかのようなレトロスポーツネイキッドとして、2017年12月から発売が開始されたカワサキ Z900RS。
は、2010年代半ばごろからの、欧州を中心としたレトロスポーツ人気の高まりを受けて、海外専用モデルであったZ900をベースに開発されました。
1970年代のZ1は空冷4気筒でしたが、2017年のZ900RSは水冷エンジンを搭載。
しかしながら空冷エンジンをイメージさせる放熱フインをシリンダーヘッド部分にそなえています。
そのほか、見た目こそレトロそのものながら、LEDヘッドライトや、ABS、トラクションコントロールを備え、ETC車載キットも標準装備しています。
また、2022年モデルとして、上位グレードのZ900RS SEが登場。
2022年2月には、Zシリーズの50周年を記念する特別仕様車「50thアニバーサリー」が設定されました。
基本スペック
タイプグレード名 | Z900RS |
---|---|
モデルチェンジ区分 | カラーチェンジ |
型式 | 8BL-ZR900K |
発売年 | 2024 |
発売月 | 12 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 2100 |
全幅 (mm) | 865 |
全高 (mm) | 1150 |
ホイールベース (mm) | 1470 |
最低地上高(mm) | 130 |
シート高 (mm) | 800 |
車両重量 (kg) | 215 |
最小回転半径(m) | 2.9 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 28.5 |
測定基準(1) | 国交省届出(60km/h走行時) |
燃料消費率(2)(km/L) | 18.8 |
測定基準(2) | WMTCモード値 |
原動機型式 | ZR900BE |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 4 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 948 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 73.4 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 56 |
圧縮比(:1) | 10.8 |
最高出力(kW) | 82 |
最高出力(PS) | 111 |
最高出力回転数(rpm) | 8500 |
最大トルク(N・m) | 98 |
最大トルク(kgf・m) | 10 |
最大トルク回転数(rpm) | 6500 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 17 |
燃料(種類) | ハイオクガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 484.5 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | CR9EIA-9 |
点火プラグ必要本数・合計 | 4 |
搭載バッテリー・型式 | YTX9-BS |
バッテリー容量 | 12V-8Ah |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 4.2 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 3.3 |
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | 3.8 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 |
ドレンボルト呼び径(mm) | 12.0 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト |
1次減速比 | 1.627 |
2次減速比 | 2.800 |
変速比 | 1速 2.916/2速 2.058/3速 1.650/4速 1.409/5速 1.222/6速 0.966 |
動力伝達方式 | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 15 |
スプロケット歯数・後 | 42 |
チェーンサイズ | 525 |
標準チェーンリンク数 | 114 |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
キャスター角 | 25.0° |
トレール量 (mm) | 98 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
フロントフォーク径(φ) | 41 |
フロントホイールトラベル(mm) | 120 |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
リアホイールトラベル(mm) | 140 |
タイヤ(前) | 120/70ZR17 |
タイヤ(前)構造名 | ラジアル |
タイヤ(前)荷重指数 | 58 |
タイヤ(前)速度記号 | (W) |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
タイヤ(後) | 180/55ZR17 |
タイヤ(後)構造名 | ラジアル |
タイヤ(後)荷重指数 | 73 |
タイヤ(後)速度記号 | (W) |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | MT |
ホイールリム幅(前) | 3.5 |
ホイールリム形状(後) | MT |
ホイールリム幅(後) | 5.5 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 2.50 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 2.90 |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
テールライトタイプ | LED |
スピードメーター表示形式 | アナログ |
メーター表示:ギアポジション | 有 |
メーター表示:燃料計 | 有 |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
メーター表示:時計 | 有 |
メーター表示:ツイントリップ | 有 |
車両装備:ハザードランプ | 有 |
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
車両装備:トラクションコントロール | 有 |
車両装備:スリッパークラッチ | 有 |
車両装備:ETC | 有 |
カワサキ Z900RSの良いところ
ネット上の口コミでは
「加速は、どの速度帯からでも2000回転以上でしたら気持ちよくスピードが上がっていきます。」
「ブレーキタッチに応じた制動力で、コントロールがしやすく安心できます。」
「スタイルが落ち着いていてリターンオヤジには最高です。」
「走りもきびきびとしていてとにかく乗りやすいです。」
「マフラーの音もノーマルでもいい音してます。」
「排気音が最高」
「ハンドリングが良い」
「メンテが非常にしやすい」
「取り回しが軽い」
「適度なパワー感があり、乗っている限りパワー不足を感じることもなく、人気車ゆえアフターパーツも豊富であり自分色にとても染めやすく、カスタムが楽しい。」
「サスペンションがしなやかで、とても気持ちよくスムーズに曲がっていく。」
「燃費は20Km/L以上走り、タンク容量も17Lと十分で航続距離もあるので良い。」
「ネオクラシック系バイクは時間が経過しても古臭い感じがしないのが良いと思う。」
「アフターパーツの多さ、足つき、軽快さは〇」
「乗車姿勢はアップライドでハンドル幅広な分操作感は軽め。車体も思った方向にスッと向いてくれて、すごく乗りやすい。」
「クラッチはアシストが付いているせいか軽いけど、シフトの感触は良くて操作感が高い。」
「低回転は思ったより粘ってくれてトルクもあって乗りやすいです。」
「クラッチ軽いし加速が良い!セルフステアが忍千に比べて優しくて走り易い~。」
「昔ながらのバイクらしい見た目が好きなので満足。」
「見た目は懐古的だが、中身は現代のバイク。電子デバイス・ETC標準装備など満足できる。」
「決してZ900のデチューンではなく、圧縮比を下げ実用域で最適化されたエンジンはとても使いやすい。」
「中低速トルクが素晴らしく良く粘る。」
「何といっても『カッコイイ。』これに尽きます。」
「サスが良好で意外に良く曲がる。」
「ゆっくり走っても楽しめる。」
「走りはゼファー1100の方が安定していた気がするがハンドリングは、俄然コイツ」
「昨今のバイクみたいにテールが変にぶった斬られて無いのでタンデムしやすい。」
「びっくりするほど取り回しが楽。」
見た目の良さをたたえるコメントが多い中で、取り回しのしやすさ、乗りやすさをあげるユーザーも多いようです。
カワサキ Z900RSの悪いところ
ネット上の口コミから欠点を拾い上げてみると
「低速域でもたつく感じがしてワインディング時などにえ?と感じることあり。」
「冬季は、オートチョークで2,000rpmくらいまで回転が上がる。ご近所が気になって暖気できない。」
「シートが硬すぎて長時間走行すると尻痛に悩まされる。」
「インジェクションのドンツキがひどくスロットル操作にはかなり神経を使う。」
「人気車なのでそこら中に走っていて希少性が皆無なのは少し不満。」
「シリンダヘッドやポンプ類からのノイズが少し大きめ。」
「1速がローギアードすぎるのでZ900と同じにしてほしかった。」
「スロットル開け始めのドンツキ」
「燃費は4気筒なので覚悟してましたが想像以上に悪い気がします」
「純正ステップ位置が悪い」
「ハンドル位置と長さ」
「ノーマルハンドルが幅広すぎる・・・」
「アクセルオフからアクセルオンでのどんつきがきつい。」
「サスペンションが今一つ。」
「停車時に足がステップに当たること。」
「他社と比較してミッションのスムーズ性に欠ける(5速から6速にシフトアップする際のショック)」
「カスタムを考えた時、4~500万円かけてフルカスタムされた車両がとても多いため、たまに切なくなってしまいます。」
「5速と6速の間に違和感」
「住宅地ではかなりの騒音になるくらいの地鳴りが響くので神経を使う。」
「ドライブモードくらいあっていいと思うし、クイックシフターのOPも欲しい。」
「ドン付きがすごいので発進時のアクセルワークを間違えると危ないです。」
「純正シートがとても硬いので低反発素材等が入ったシートに変えることお勧めします。」
「始動時のアイドリングの音がかなり大きいので、朝イチのツーリング時はかなり近所迷惑です。」
「純正リアサスはしなやかさがなくてツーリングで2時間走るとお尻が痛くなります。」
多かったのは低回転時のどんつき、それと乗り心地に関してサスペンションやシートの固さを問題にしているユーザーがかなりいるようです。
まとめ
旧車っぽい見た目がカッコイイカワサキ Z900RS。
それゆえかカスタムの沼にはまっている人も多いようです。
見た目に反して軽快なハンドリングや旋回性をもっているようですが、発売当初よりかなり高額になっているのが気になりますね。
まあ見た目が好きで乗るバイクだから仕方がないのかもしれませんが・・・。
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