この記事では人気バイクの欠点をネット上から拾い上げてまとめています。
今回はヤマハMT-09をベースとしたヤマハのアドベンチャーバイクであるトレイサー9GTについてです。
トレーサー9GTの概要
当初はMT-09トレーサーという呼び名で登場したモデルは、トレーサー900(2018年-)、トレーサー9(2021年-)として発展していきました。
Sport Multi Tool Bikeが開発コンセプとなったMT-09トレーサーは、ネイキッドスタイルのMT-09をベースにしたアドベンチャーモデル。
当時のヤマハが取り組んでいた「基本プラットフォームを利用したバリエーション展開の拡大」方針に沿って開発されました。
そのため、乗り手とシンクロするかのようなライドフィールを目指したMT-09の性格はそのままに、アップライトなライディングポジションと、ハーフカウル&ウインドスクリーンが備えられていました。
また、MT-09がスーパーモタードの利点をネイキッドスタイルにクロスさせたシャシー特性を持つことから、トレーサーもそのキャラクターを受け継いでおり、単にツアラーとするには惜しい軽快なハンドリングが与えられてもいます。
2021年モデルでは、同年のMT-09にも採用された新エンジン(888cc)とフレームを採用。
6軸IMUを中心としたさまざまな電子制御技術も盛り込まれ、クルーズコントロールは標準装備になりました。
このモデルチェンジを機に、モデル名を「トレーサー9」に改め、日本市場へは、電子制御式サスペンションを搭載したトレーサー9GTのみが導入されました。
2022年のEICMA(ミラノショー)では、ミリ波レーダーと連携したACC(アダプティブクルーズコントロール)を搭載したブレーキを搭載したトレーサー9GT+(プラス)が発表されています。
基本スペック
タイプグレード名 | TRACER9 GT ABS |
---|---|
モデルチェンジ区分 | カラーチェンジ |
型式 | 8BL-RN70J |
発売年 | 2023 |
発売月 | 4 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 2175 |
全幅 (mm) | 885 |
全高 (mm) | 1430 |
ホイールベース (mm) | 1500 |
最低地上高(mm) | 135 |
シート高 (mm) | 820 |
シート幅補足 | 835mm |
車両重量 (kg) | 220 |
最小回転半径(m) | 3.1 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 30.5 |
測定基準(1) | 60km/h走行時 |
燃料消費率(2)(km/L) | 20.4 |
測定基準(2) | WMTCモード値 |
原動機型式 | N718E |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 3 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 888 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 78 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 62 |
圧縮比(:1) | 11.5 |
最高出力(kW) | 88 |
最高出力(PS) | 120 |
最高出力回転数(rpm) | 10000 |
最大トルク(N・m) | 93 |
最大トルク(kgf・m) | 9.5 |
最大トルク回転数(rpm) | 7000 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 18 |
燃料(種類) | ハイオクガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 549.0 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ必要本数・合計 | 3 |
搭載バッテリー・型式 | YTZ10S |
バッテリー容量 | 12V-8.6Ah 10HR |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 3.5 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 2.8 |
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | 3.2 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト |
1次減速比 | 1.680 |
2次減速比 | 2.812 |
変速比 | 1速 2.571/2速 1.947/3速 1.619/4速 1.380/5速 1.190/6速 1.037 |
動力伝達方式 | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 16 |
スプロケット歯数・後 | 45 |
チェーンサイズ | 525 |
標準チェーンリンク数 | 118 |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
キャスター角 | 25°00' |
トレール量 (mm) | 108 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
フロントホイールトラベル(mm) | 130 |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
リアホイールトラベル(mm) | 137 |
タイヤ(前) | 120/70ZR17 |
タイヤ(前)構造名 | ラジアル |
タイヤ(前)荷重指数 | 58 |
タイヤ(前)速度記号 | (W) |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
タイヤ(後) | 180/55ZR17 |
タイヤ(後)構造名 | ラジアル |
タイヤ(後)荷重指数 | 73 |
タイヤ(後)速度記号 | (W) |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 2.50 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 2.90 |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
テールライトタイプ | LED |
スピードメーター表示形式 | デジタル |
メーター表示:ギアポジション | 有 |
メーター表示:燃料計 | 有 |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
メーター表示:時計 | 有 |
メーター表示:ツイントリップ | 有 |
車両装備:ハザードランプ | 有 |
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
車両装備:走行モード切り替え | 有 |
車両装備:トラクションコントロール | 有 |
車両装備:スリッパークラッチ | 有 |
車両装備:シフトアシスト機構(クイックシフター) | 有 |
車両装備:サスペンション電子制御機構 | 有 |
車両装備:グリップヒーター | 有 |
車両装備:可変スクリーン | 有 |
ヤマハ トレーサー9GTの良いところ
ネット上の口コミでは
「このデカさで220キロの車重。軽い部類に入ると思います。」
「お尻にジャストフィットしてお尻が痛くない」
「前後17インチのお陰でワインディングも楽しくキビキビ走れる。」
「夜間、スイッチ類が点灯するのでわかりやすい。」
「アダプティブクルーズコントロールが高速道の長距離ツーリングはもちろん、一般道でも使えて楽です」
「車両重量が223キロとは感じない軽さ、どこからでもどこまでも加速するパワーと荒々しく雄たけびみたいなエンジン音。」
「追従クルコンが良い」
「サイレンサーが腹下に収まってるのでパニアの収納量多い」
「アドベンチャーとしてはコンパクト軽量な車体、クイックなコーナリング」
「長距離ツーリングが快適です。」
「クルーズコントロールやトラクションコントロール、グリップヒーターなど約150万円とは思えないくらい標準装備が豪華」
「コーナーでのハンドリングが軽い」
「燃費は下道オンリーで平均27km/L、高速走行で平均23km/L前後で一回の給油で400kmぐらい」
「見た感じ完全なツアラーなんですが、峠を軽快に走る事も可能な出来の良さ。」
「防風性能はピカイチ。クルコンも相まって500km超のロングツーリングでも疲れ知らず。」
「アダプティブクルーズコントロールが優秀」
「ツアラー系にしてはヒラヒラと軽く動くハンドリング」
「どの回転域からでもトルクフル」
「風防効果が高く、サスも良いのでスピード感がバグります。」
「アクセルのオンオフ時にガクつく事のない滑らかなエンジンと変速ショックのないクイックシフター、6軸IMUで細かく制御される電子制御サス(実感は出来ないですが)のおかげでワインディングを走るのがとても気持ちよく楽しいです。」
「防風性あるシールド・6軸IMU・カヤバの電サス・脊髄にくる加速、満足です」
「電子制御がテンコ盛りなのに価格がお手頃で、非常にコストパフォーマンスが高い。」
「N718E 型エンジンはスムーズでとてもパワフル。高速走行時に於いても、振動が少なく防風効果もバツグンで、クルーズコントロールを使用すると、その楽ちん度合いは天国です。」
「羊の皮を被った狼とはこういうことねの代表例的性能を持っています。」
電子制御満載のわりにリーズナブルな価格設定なので満足感は高いようです。
走りに関してはMT-09と同じCP3エンジンなのでかなり運動性能は高いようです。
最高速度に関してはMT-09と同様の時速250キロを超えたあたりだと思います。
ヤマハ トレイサー9GTの悪いところ
ネット上の口コミから欠点を拾い上げてみると
「発進時トルクが薄いと感じる。何回かエンストした。」
「左のくるぶし辺りが熱い」
「シート高さに比べて、足つきが悪い(シート幅が広いから)」
「ハンドル切れ角度が少なくて、切り返しが多くなる。」
「ハンドルのキレ角が少なく狭い所苦手かな」
「足付きは+2センチメートル位で考えた方が良いかと。」
「発進時のトルクはもうちょいあるといいなって感じです。」
「欠点らしい欠点がないところが欠点、出来が良すぎて飽きる可能性あり」
「ライダー用シートの座面は広くて良いがクッションが固すぎる。」
「低速トルクが細い。」
「発進トルクが薄いのはリコールでかなり解消しました。」
「フロントブレーキの効きが良くない。」
低速トルクの不足、オリジナルシートの固さをあげるコメントが多かったようです。
またシート幅が広いための足付きの悪さを指摘する声も多いようです。
まとめ
この価格にしては電子制御満載でコストパフォーマンスに優れるヤマハ トレイサー9GT。
アドベンチャー系(ツアラー系)の中では元気な走りが魅力です。
ただしカタログ記載値よりも足付きが良くないようなので購入を検討される場合には試乗してからの方が良いようです。
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