この記事では人気バイクの欠点をネット上から拾い上げてまとめています。
今回は、ヤマハMT-07をベースにしたネオレトロスポーツであるヤマハXSR700ついてまとめてみました。
ヤマハ XSR700の概要
XSR700は、MT-09に対するXSR900と同様、並列2気筒688ccDOHCエンジン搭載のMT-07をベースにしたネオレトロスポーツとして、2015年モデルで新登場しました。
2017年11月から、日本仕様の販売も開始され、購入後のドレスアップやカスタマイズを想定し、サイドカバーや前後のフェンダー、メーターなどを独立した構成にしたほか、フレームのリア部分までもボルトオン式となっていました。
2020年モデルでは、ポジションランプが追加された新しいヘッドライトが採用され、2022年モデルではLEDヘッドライトの採用や反転液晶メーターを採用、フロントブレーキのディスクは大径化されました。
基本スペック
| タイプグレード名 | XSR700 ABS |
|---|---|
| モデルチェンジ区分 | カラーチェンジ |
| 型式 | 8BL-RM41J |
| 発売年 | 2023 |
| 発売月 | 1 |
| 仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
| 全長 (mm) | 2075 |
| 全幅 (mm) | 820 |
| 全高 (mm) | 1130 |
| ホイールベース (mm) | 1405 |
| 最低地上高(mm) | 140 |
| シート高 (mm) | 835 |
| 車両重量 (kg) | 188 |
| 乗車定員(名) | 2 |
| 燃料消費率(1)(km/L) | 40.0 |
| 測定基準(1) | 国交省届出(60km/h走行時) |
| 燃料消費率(2)(km/L) | 24.6 |
| 測定基準(2) | WMTCモード値 |
| 原動機型式 | M419E |
| 原動機種類 | 4ストローク |
| 気筒数 | 2 |
| シリンダ配列 | 並列(直列) |
| 冷却方式 | 水冷 |
| 排気量 (cc) | 688 |
| カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
| 気筒あたりバルブ数 | 4 |
| 内径(シリンダーボア)(mm) | 80 |
| 行程(ピストンストローク)(mm) | 68.5 |
| 圧縮比(:1) | 11.5 |
| 最高出力(kW) | 54 |
| 最高出力(PS) | 73 |
| 最高出力回転数(rpm) | 8750 |
| 最大トルク(N・m) | 67 |
| 最大トルク(kgf・m) | 6.8 |
| 最大トルク回転数(rpm) | 6500 |
| 燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
| 燃料タンク容量 (L) | 13 |
| 燃料タンク・リザーブ容量 (L) | 2.7 |
| 燃料(種類) | レギュラーガソリン |
| 満タン時航続距離(概算・参考値) | 520.0 |
| エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
| 点火装置 | フルトランジスタ式 |
| 搭載バッテリー・型式 | YTZ10S |
| バッテリー容量 | 12V-8.6Ah 10HR |
| エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
| エンジンオイル容量※全容量 (L) | 3.0 |
| エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 2.3 |
| エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | 2.6 |
| 推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 |
| ドレンボルト呼び径(mm) | 14.0 |
| クラッチ形式 | 湿式・多板 |
| 変速機形式 | リターン式・6段変速 |
| 変速機・操作方式 | フットシフト |
| 1次減速比 | 1.925 |
| 2次減速比 | 2.687 |
| 変速比 | 1速 2.846/2速 2.125/3速 1.631/4速 1.300/5速 1.090/6速 0.964 |
| 動力伝達方式 | チェーン |
| スプロケット歯数・前 | 16 |
| スプロケット歯数・後 | 43 |
| チェーンサイズ | 525 |
| 標準チェーンリンク数 | 108 |
| フレーム型式 | ダイヤモンド |
| キャスター角 | 24°30′ |
| トレール量 (mm) | 90 |
| ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
| ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
| ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 |
| 懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
| フロントフォークタイプ | 正立フォーク |
| 懸架方式(後) | スイングアーム式 |
| ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
| タイヤ(前) | 120/70ZR18 |
| タイヤ(前)構造名 | ラジアル |
| タイヤ(前)荷重指数 | 59 |
| タイヤ(前)速度記号 | (W) |
| タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
| タイヤ(後) | 180/55ZR17 |
| タイヤ(後)構造名 | ラジアル |
| タイヤ(後)荷重指数 | 73 |
| タイヤ(後)速度記号 | (W) |
| タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
| ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
| テールライトタイプ | LED |
| スピードメーター表示形式 | デジタル |
| メーター表示:ギアポジション | 有 |
| メーター表示:燃料計 | 有 |
| メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
| メーター表示:時計 | 有 |
| メーター表示:ツイントリップ | 有 |
| 車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
ヤマハ XSR700の良いところ
ネット上の口コミでは
「車体の軽さと観た目。」
「日常の脚として、泊まり掛けツーリングにも、気負うことなく乗れる。」
「十分な動力性能を持ちつつ燃費も良くて、街乗り中心だと20km/L少々だが遠出した時は30km/L前後に伸びる。」
「エンジンが一緒のMTとちがってマイルドなエンジン設定のようですが、ワインディングのコーナーでもスイスイ走ってくれるので自分には充分です。」
「姿勢が起きているのと、車体が軽量でハンドリングも軽量なのでタイトなカーブのある山道のアップダウンでも楽だと思います。」
「車体が軽いのが最高。必要十分な走りです。」
「YAMAHAのデザインは素晴らしい。ネオレトロな感じがGood!!!」
「シートが高いので、身長が低めの方や女性はブーツ等で要対策。」
「燃費はリッター30kmをちょっと上回る。満タンで300~350kmは余裕。」
「夏、エンジンが4気筒車より熱くない」
「燃費、取り回し、質感、見た目と大変満足のいく車体ですが、一番のポイントはカスタムしやすく、自分だけの一台に仕上げられるところです。」
「車重が軽いので、取り回しが楽。あと二気筒なので夏にエンジンが周りが四気筒ほどは熱くない。」
「めちゃくちゃ軽く、取り回しが400ccレベル」
「軽さを活かした走りが可能で下道では無敵クラス」
「とにかくヒラヒラ出来て、峠ではかなり速く走れます」
「姿見の造形や美しさはさすがYAMAHAって感じです。」
見た目もネオレトロでかっこよく、走りもなかなか良いようです。
ヤマハ XSR700の悪いところ
ネット上の口コミから欠点を拾い上げてみると
「ミラー固定が甘く、ねじ切る勢いで締めても動く! 手持ちの物に変えました。」
「シートが高いので足つきが悪かったため、ローダウンキットで調整しています。」
「人気ない車種なので、アクセサリーやカスタムパーツが少ない、EU品となると高いのが残念です。」
「シート下にETC取り付けてもらいましたが、車載工具が外されて納車されましたw積載性はゼロですね。」
「荷物が積めない。足付き悪い。排気音がイマイチ。」
「高速道路はそこまで得意ではない。ネイキッドなので風はマトモに食らうし、加速もリッター車と比べてしまうと超余裕という感じではないです。ただ高速しんどいという訳でもないです。」
「高級感が無い。所有欲が満たされない。」
「マスの集中化にあたり、シリンダーヘッドは車体の内側に潜り込んでます。スパークプラグの交換は大変でした。」
「シート高は言わずもがな高いです。」
「ガソリンタンクの容量がもう少しだけ欲しかった‥かな」
「90年代にシート高が高いオフ車に乗ってたので大丈夫だろうと思ってましたが、大型でシート高835mmと高く車重もオフ車よりはさすがに重いので、身長170の平均体重でつま先指腹部分はちゃんと接地しますがやはり最低でも20mmくらいのローダウンシートでないと路面状況によっては不安か・・・。」
「ウインカースイッチ、ホーンボタンが小さく、特にホーンボタンは遠い位置にあるのでとっさの時に押しずらい」
「5速のギア比が小さ過ぎる。(4速と5速の間が空き過ぎ)」
「フロントフォークの質が悪い。コーナー中に段差の衝撃を吸収しきれずにハンドルを取られる場合が多々あり、結構怖い思いをします。」
「フレームが弱い。緩やかな段差やコーナー中にポヨンポヨンします。」
「シートのクッションはソフトですが座面が小さいので、1時間程度でお尻が痛み始めます」
「メーターLEDが白文字で夜間走行は眩しい。調光機能で暗くしても眩しく感じる」
「さすがに高速道路の巡行はあまり楽しくない。」
「一番ネガなところは車高の高さでした。自分にとってバイクを操作するうえで重要となるのが腰の位置なのですが、コーナリングでは重心が高すぎて腰が入らず不安定。欧米人の体格に合わせた設計なのでしょう。これはワイズギアの20ミリメートルのローダウンシートに換装することで解決しました。これでポジションはベストマッチとなりました。」
兄弟車のMT-09と比べてもシート高が高いことに苦労している人が多いようです。
排気音は並列2気筒なのでしかたないですね。
まとめ
MT-07と同様、そこそこの動力性能を備えているヤマハ XSR700。
ネオレトロな雰囲気が好きならおすすめできます。
動力性能がそこそこと書いていますが、高速走行などで物足りないようならMT-09やホンダのCB1000Rあたりにしたほうが良いかもしれません。
シートは高いので乗り手を選ぶバイクです。
購入前には試乗することをおすすめします。
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